砂原糖子さんのレビュー一覧

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

自己中で傲慢な脚本家(ノンケ) × 恋に臆病なホテルバンケットマネージャ(ゲイ)

脚本家の新山(攻め)がやなヤツなんですよ。
恋人にも友人にもしたくないタイプ。
人の気持ちを思いやるとか人の心の痛みなどに考えたこともない自分大好き人間。
自分の快楽や都合ために他人を利用したり傷つけても平気な傲慢な男です。

受けの多和田はその全く逆のタイプ。
優しくて傷つきやすい繊細な人。
そしてそのため他者の気持ちを思いやり過ぎて、臆病で引いてしまうことで深い付き合いができない…

7

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

高校生同士の喧嘩上等カップル

訳あって、ホームレスが集まる河川敷の小屋に住んでいる高校生の三丈(受け)。腕っぷしの強い彼は、悪友の多真上(攻め)とふたり、ホームレスたちの用心棒のようなことをしている。ある日、キャバクラのバイトは時給がいいことを知り、ふたりして女装で面接に臨んだところ、180センチ台後半の多真上は門前払いだったが、中性的な美貌の三丈は採用される。しかし、贔屓の客までついて、花束やプレゼントを貢がれるようになった…

7

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

ヤンキーの面白すぎる生態

訳あって河川敷の小屋に住む高校生・三丈(受け)と、中学からの悪友・多真上(攻め)は、喧嘩では負けなしのヤンキー二人組。
いつも一緒につるんでいた二人だが、三丈が女装しキャバクラでバイトを始めて以来、多真上の様子がおかしくなり…。

いくら稼げるからと言って、なぜよりによってキャバ嬢になろうと思ったのか?とか、ツッコんだら負け。
底抜けにバカで単純でやりたい放題のヤンキー二人が面白すぎ&愛し…

13

恋じゃないみたい ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

翻弄される年下くん

愛しの雪野先輩は、いろいろツッコミ所満載なギャップの玉手箱みたいな人で、料理は出来でも掃除は苦手。
実家のお下がりでもらってきたオーブンレンジで、二人で仲良く作ったグラタンを、さあこれから焼こうという段になって、取扱説明書を捨ててしまったからオーブン機能の使い方がよく判らないって…!
それでも、優のうろ覚えの記憶をたどって、なんとか完成させたグラタンでいちゃいちゃしながらの夕食タイム。
いろ…

1

恋愛できない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

大好きな作品

レビューのために再読。
『恋愛できない仕事なんです』とその後の二人を描いた『キスさえできない仕事なんです』が収録されています。

今まで読んだ砂原作品の中で一番好きかも。
よくあるバディものなのですが、なんかこの作品は特別好き。
どこが他の作品と違うのかな。

うーん。
二人の距離感が好きなのかも。
イチャイチャしたいけどできない感じ?

そうか、それだ。

受けの本名の…

4

ロマンスの演じかた 小説

砂原糖子  麻々原絵里依 

こじらせ系

砂原糖子さんの2015年の作品!男子高校生モノ!と思って読むと期待外れになるかもしれません。私は残念ながらそう感じました。2003年の作品に加筆修正されたもの+後日談にあたる書き下ろしと知って少々納得しましたが、評価は「中立」です。

受の有佐は、鈍感ワンコな惣一へのアプローチを間違ってしまったがために十数年にわたって恋心を拗らせてしまっています。遠回しにあれこれ細工するものの全く気づかない惣…

2

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

まさにタイトルどおり

走馬灯か!ナルホドナ(*・∀・)な一冊。
お話自体がまるで走馬灯を見ているかのような作品でしたね。
現在から過去。それから今に至るまでの流れ。
そして現在に戻る。
艶が見た走馬灯を読まされているかのような作品でした。

小さいころに出会った永見とのお話。
一人だった自分と一人だった永見。
お互いを埋めあうように一緒にいて、
好きだと告白されたのもうれしかった。
でも唯一間違った…

2

夜明けには好きと言って 小説

砂原糖子  金ひかる 

少しちぐはぐ…。

もう少し整形の下りがうまくいかなかったかなぁと思いました。
もともと自分の顔を醜いと思っていた一葉ですが、整形して別人のようになったはじめの設定から、後半、雰囲気は変わったけどわからないほどではないという設定になってしまったのは残念。
また、黒石の寡黙だけど抜きん出た接客でNo. 1なのは良いとして、そんなキャラの黒石が一葉に振られて雨の中泣いたりするのはマンガチックではあるけど、どうもチグハ…

0

恋煩い 小説

砂原糖子  志水ゆき 

攻×攻の攻防

「言ノ葉」シリーズの作家さん。くらいの認識で、
BLアワードにノミネートされているので読んでみました。

「ちるちる」さんのあらすじもろくに読まずに読み始めたのですが、
お話に引き込まれました。
中盤まで、受様が攻めるものとばかり思ってました。
いやぁ、受様本人もそう思ってたみたいですが。
攻様は意外にもに押しが強いです。おそるべし天然。

「さくら荘」というアパートにまつわる話…

7

恋煩い 小説

砂原糖子  志水ゆき 

理想のツンデレ

砂原糖子先生と志水ゆき先生という、素敵なコンビの一冊。
なんとなく、真面目なお話かと思って読み始めたら。
とっても楽しいお話でした♪
口は悪いがやり手のイケメン社長と。
真面目で寡黙なアパートの年下大家さん。
体格は同等なんですが、中身がかなり凸凹な二人のお話です。


このお話は。
『恋煩い』は、槻島(イケメン社長)視点。
『恋模様』は、前半が永沼(アパート大家)視点、後半は…

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