沙野風結子さんのレビュー一覧

蝶宮殿の伽人 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

なかなかの主人公

めずらしく、最初から好きな人と結ばれるのではなく好きな人のために訪れた国で好きな人のために引き受けた仕事で出会った獣ような男に同情からいつしか愛へ〜のお話しです。

正直、出てくるメインキャラはどれも好きになれなかったー!
翻訳の仕事をフリーでこなしながら大学時代に淡い想いをだいていた相手ナイルスと四年間会うことはなくともメールや電話で連絡を取り合うことだけで満足していた望はナイルスから仕事…

0

はなだま人魚 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

思うところは多々あります。

正直、重い話だなと思いながら読んでいました。
人間の欲のために、弱い立場である人魚を利用して家畜以下の扱い。
このあたりで、手が止まってしまいましたが、大丈夫。
主人公、弟かつ人魚の八尋がこの状況を打開するべく、命と体を懸けて頑張るのです。
兄の正梧の葛藤など、こちらの心が救われる場面もありますので、
ずっと重いはわけではないです。

たぶん、好き嫌い分かれると思います。
凌辱とい…

4

天獄の雨 小説

沙野風結子  ひたき 

結構重い。気楽には読めないかな…。

読み応えのある話でした。
気楽に読める内容ではないし、特に忍の生い立ちと父親との関係は苦しいものがあったけれど…読後感は悪くなかった。
忍が死から生に目を向けられるようになって本当に良かった。
真実を知った時のお兄さんの衝撃は相当なものだったとは思うけれども…関係が断ち切られることなく続いているようでホッとした(●´ω`●)
でもお兄さん…父親から今際の際に「忍を頼む」って言われて…

3

秘恋は咎に濡れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

四堂さんに私はどこまでも付いていきます

政治界が舞台。
主人公(政策秘書)の所属する党と敵対する党、さらにその中間の党の三角関係(?)
での間の確執。一波乱さってまた一波乱・・・

自分の主である彰良を盲目的に慕っている主人公の真船。
その真船を駒としか見ていない彰良。
この2人の想いの差に少なからずショックでした。
そんな時、四堂さんが割って入ってきて、最終的に真船も私も四堂さんに惚れてしまいました(笑)

純粋に四…

3

蜘蛛の褥 小説

沙野風結子  奈良千春 

サノさんの

3pということで読んでみました。しかし全体的にシリアスなムードが支配しているので、ハッピーな3pなどではなく、エロスなシーンも男同士のぶつかり合いというかんじで、楽しんでよむということはできなかったんですが、このお話ならそれもありなのではないかと思えるほど完成度が高く、ストーリーがしっかりしていて読ませられる作品だと思いました。
なので、エロスは思いのほか楽しめなかったんですが、このような作品は…

0

アカサギ 詐欺師と甘い鉄枷 小説

沙野風結子  小山田あみ 

肝心のプレイが

読了まで時間がかかりました。ページ数は少ないのですが、
受けの結婚詐欺師と、攻めの元検事の弁護士との攻防が
序盤、少々長くかんじて。
最近疲れてたわたしは読むのがめんどうに;
 作者のせいじゃないです…。
ただ、攻めが離婚歴あり、同居してない子供がいる設定なのですが
ゴツイってくらいなカオ、体格のおっさんで。あまり自分の好みじゃなかった…。
オッサンには受けて欲し…いやいや。

6

アカサギ 詐欺師と甘い鉄枷 小説

沙野風結子  小山田あみ 

過去のトラウマ

弁護士と結婚詐欺師(相手は勿論男性)のお話です。

別にお金が欲しいからじゃない…
父親を信じて裏切られて…
自分と同じような境遇にいる子供の為にその親を懲らしめる。
槇が結婚詐欺師になった理由が自分の過去にあるようです。

そんな親から結婚詐欺だと訴えられ、現れた弁護士・恩田。
実は彼も離婚しており、子供もいる。
そんな彼を次のターゲットに選んだものの自分の思うようにはいってく…

10

アカサギ 詐欺師と甘い鉄枷 小説

沙野風結子  小山田あみ 

憎めない受け詐欺師

結婚詐欺師と元検事の弁護士との駆け引きラブでエロは多目だけどそれだけじゃ無いって
感じさせてくれる意外にシリアスで詐欺師の生い立ちに切ないものも感じました。

出会いは弁護士の恩田が部下が助けを求めた懸案を引き継いだことで始まります。
相談に来たクライアントが結婚詐欺に合ったと駆け込んでくるが、結婚まで考えた
相手が男で未だに未練があるクライアントに示談を進め、その詐欺師と対決します。

11

アカサギ 詐欺師と甘い鉄枷 小説

沙野風結子  小山田あみ 

貞操帯プレイは愛の証?

男専門のアカサギ(結婚詐欺師)と
冷徹なオヤジ弁護士が対決する
バイオレンス系エロラブストーリーかと思えば
ハートフルなホームドラマ的要素もあり、
しかしやはり最後はややマニアックに
貞操帯プレイで終わるという
感動とエロが程よくブレンドされた一冊でした。


男相手に結婚(養子縁組)詐欺を働く槇(受)。
ある日、カモの一人が弁護士事務所に示談を依頼したことで、弁護士の奏源(攻…

14

はなだま人魚 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

「おにぃ」がツボ

こちらは人魚で、兄×弟の近親相姦モノ。しっかり作り込まれているのでファンタジーが苦手な私でも、楽しく読み終えました。ただ異種姦はやっぱり抵抗があるかな~事におよんでいる場面でもイマイチ入り込めない××××私の頭の中にはタケコノしか生えてなかった(笑)・・・・が、「おにぃ」のセリフに萌えていたのでモチベーションは保ったままで読了しました」。

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