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沙野風結子 実相寺紫子
マキヲ
BL小説を乱読しているとたまに出会う獣姦モノです。結構がっつりヤッてるので地雷な方は要注意かと…。そういえばコミックでは獣姦モノってそんなに無い気がするなぁ。やはりビジュアル的にタブー感が強いからかしら。 舞台は、死刑制度が廃止された近未来の日本。政府が秘密裏に世に放った猟獣という存在――凶悪犯罪者を抹殺するために造られた生命体である飛月と、彼と出会い、これまで気づかなかった孤独を自覚して急…
さぼ
電子書籍版を購入。 文庫版かなとおもったのですが、発行年月日と表紙の文字の配置でこちらと判断して、記載します。 表題作の「獣の隠り」、研究者の甲斐と高位種(ニュータイプ)の朋の話の「獣の伽人」、表題作の2年後の月貴と睦月を描いたSS「獣の魔法」、その少し後の月貴と睦月を描いたSS「獣のおとぎ話」が収録されていました。 あとがき、挿絵なしです。 収録のラインナップ的には、文庫版と同じだと思わ…
沙野風結子 奈良千春
ふばば
ネタバレ
「蛇淫の血」の続編。 二分八の盃を交わして、切っても切れない絆を結んだ角能と凪斗。甘い日々を過ごしていたけれど、4代目組長ともなると次々と対立する熾津組や若く実績もない凪斗を疎ましく思う身内から刺客が送り込まれ、祖母は撃ち殺され(!)角能や八十島SSのメンバーが負傷する。 双頭の蛇を背負う妖艶な「岐柳凪斗」ではない、心優しい元々の「円城凪斗」はそんな現状を受け止めきれず、ついに「円城凪斗」を心…
大人しい画学生が、目を背け続けてきた忌まわしい極道の世界に巻き込まれ、ついにその身の内の血を覚醒させる、という物語。 同時に、信じ心酔していた人の裏切りと死を目の当たりにし、人間不信と共に「組織にも人にも固執しない」と死んだように生きていた攻め、角能の、恋と再生の物語でもある。 ノンケの2人がなぜセ○クスすることになるのか、酷い男だと思っていた角能に凪斗が惹かれていくさま、沙野風結子先生の筆力…
沙野風結子 小山田あみ
東雲月虹
“恋敵は、淫らなもう一人の自分”の帯に隠されていますが、 取ると受けのおヒップが…!! “孵す”というタイトルどおり、卵の殻が割れているのも素敵です。 さすが小山田さん!と痺れました。 祖父と父のように医者になる為、 努力を惜しまなかった兄が自ら命を絶ってしまい、 苦悩を知りながら静観視していた事を悔い 兄の代わりに医者になる道を選んだ宰(つかさ)。 医学部に進み、鳥羽という遊…
M+M
小説11編、コミック19編が収録されていますが、ページ数としては半々といった感じです。本編を読んでいなくても、二人の雰囲気がそれなりに楽しめます。 コミックは1作品だけ1ページですが、あとは2ページか4ページで4コマ作品もありました。 小説のあらすじを少しだけ紹介します。以下、敬称略です。 凪良ゆう「蟹の宿」 「お菓子の家~un petit nid~」番外編。阿木の目線で進む、…
沙野風結子 笠井あゆみ
もこ
世間で評価されてる理由が分かった気がする。 単純に執事が辱められる卑猥なお話だと 思っててスイマセン・゜・(つД`)・゜・ アホの子で申し訳ない。 存外深いお話でした。 読み進めて最終的に「なるほど」と思える作品ってそーはないんだ。 お話の主人公は執事(受)。 従順に主人に使え、主人を尊敬し、唯一の主人に仕えることを誇りとする。 ところが突然現れた美しい男はその主人の屋敷を奪い地…
muccu
弁護士の篠束は天人と呼ばれる特殊能力を使って弁護人や証人者から重要な証言を導きだします。 一方、検事の西賀は自分達が導きだせなかった重要な証言をとってくる篠束に疑問を抱きます。 篠束の正体を暴きたい西賀と、西賀の視野に入りコントロールしたいのに出来ない篠束。 お互いへの単純な関心から、徐々に肉体的関心に発展し溺れ行く様子がエロかったです。 篠束のTバックには笑えました。絵もしっかりTバ…
沙野風結子 梨とりこ
ガイゼル帝国に制圧されていくラカン神国ーーその混沌の数ヶ月間を3組のカップルの視点から描いています。オムニバスであり、一つの物語でもある、なんとも不思議で爽快な作品でした。お話も然ることながらアイディアが素晴らしいと思います。 そして、色々なキーワードに「重くて暗いお話なのでは…」と躊躇している皆さんにお伝えしたい!重い・暗い場面も一部確かにありますが、それだけではないので、安心して萌えるつ…
沙野風結子 乃一ミクロ
過去編は★4、現代編は★2、中間をとって評価は「萌」です。 雨音が聞こえてきそうなしっとりとした雰囲気の中で二人の過去の確執を予感させる導入部から、二人が幼馴染としては少し歪な関係ながらもすぐ傍で過ごしてきた七年間の月日が淡々と描かれていて、惹き込まれました。舟視点で物語が進むため能登の心情は言動からしか窺い知れないのですが、それがまた切なく、不器用な舟がもどかしいほどでした。 それが…