沙野風結子さんのレビュー一覧

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

良い意味で裏切られました 笑

表紙とタイトルから、黒髪の日本人が外国人のエロエロ大魔王の執事にされていやらしいことをされる小説だと思って購入しました。こんなどうしようもない私をお許しください.... エロエロスイッチを入れて読み進めたものの、まさかの内容の濃さに良い意味で裏切られました。

アンドロイド系のSFは、決まって自分の存在意義について模索するという場面があります。この小説も例外ではありません。ただ、独創…

9

獣の妻乞い 小説

沙野風結子  実相寺紫子 

ファンタジー好きだしモフ好きだけど

なぜか萌えず。なぜだ・・・
ほったらかしにしている受けさんの父親にムカ ってしたとかいう
すげー常識的なところにひっぱられたのかな。
舞台が日本だし、近未来だし
だからファンタジーといっても 
そんなに世界観に引き込まれなかったのかも。
最後のところも、そんなん二人とも抹殺でしょ と思うわけ。
で都合よく助かったりしてしまって、うーん そこが致命的かも。
もうちょっと別の理由があっ…

2

つる草の封淫 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

よく分からなかった

時代劇も忍者モノも、もちろん沙野風結子さんの作品もいくつか読んできましたが、ここまで「分からない…」と思ったのは初めてでした。萌えポイントが分からないとかそういう意味ではなく、シンプルに起承転結がよく分からなかった。私がアホだからか。

彬匡はなんであんなに最初から不敬で不遜なマッド野郎だったのでしょうか。そしてクライマックス以降は憑物が落ちたようにまともになって、呆気に取られました。や、理由…

2

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

制約からの解放


日本人の母を持つレンは東洋の血が流れているということで周囲の人間や継母からぞんざいに扱われ育ちますが、14歳のある日盗賊に誘拐されカインと出会います。
これまで継母の強い信仰心のもと厳しい制約の中で育ってきたレンがカインからの優しいキスで初めての”欲情”を経験した時のうぶな反応には可愛くて笑ってしまいました。

その後、父と同じ貿易商となったレンは12年後にカインとの再会を果たしますが、…

9

タンデム ~狂犬と野獣~ 小説

沙野風結子  小山田あみ 

雄と雄のぶつかり合い

公安の靫がに接触してきた族あがりのヤクザ峯上。
敵対する相手かと思いきや、靫が捜査しているカルト教団の闇をあばくとういう共通の目的で協力関係を結びます。

二人ともSっ気たっぷりで男くさくてカッコいいです。
お互い強気で普段は斜に構えた接し方なのに、峯上の愛撫に落ちた時の靫は色気があってエロすぎです。
そして心の中に響くラスボスのエンジン音がエロさを増幅させてます(笑)

1巻はカル…

2

秘恋は咎に濡れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

万年筆プレイ

従兄である彰良への忠誠心を刷り込まれてきた主人公・椋一が、彰良の政敵である四堂の強引さに振り回され、その優しさに救われるうち、やがて惹かれていくお話です。政治家同士の駆け引きに巻き込まれる椋一がひたすら気の毒でした…。

それにしても彰良の愛情表現が分かりにくい!そりゃあ愛想を尽かされるよ、と。彼のようにキレ者の男(しかも敏腕政治家)が不器用を通り越して幼稚な執着心を振りかざすのを見ると心配に…

1

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

二転三転するストーリー展開に引き込まれます

作家買いです。タイトルの『閨盗賊』というタイトルといい、小山田さんの描かれた麗しい表紙といい、ちょっと淫靡なかほりが漂い、読む前からテンションが上がりました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

沙野作品なので一筋縄ではいかないストーリーなんだろうなとは思っていましたが、そう来たか!というストーリー展開でした。伏線があちこちに巻かれていて、それを回収しつつ二転三転するストーリー展開は…

22

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

幼い頃の2人が可愛くて萌え萌えです

そうきたか!と唸らされる一捻りあるストーリーでした。
とにかく一番萌えたのは、幼少期の2人で、盗賊団の息子なのに受けを甘やかしてあげる攻めに非常に萌えました。。
受けのあかぎれの手を蜂蜜のオイルで優しく塗り込めてあげるなんて。。
可愛すぎました!!
大人になってからは、いわゆる誤解が重なったすれ違いものでしたが、いきなり受けを疑うのではなく、もーちょい信じてあげても良かったのになーと。

7

閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

こじらせ愛に萌える英国モノ

英国ビクトリア朝末期を背景とした物語。
英国の作曲家ヘンリー・チャールズ・ラン(1817-1894)が「昨年亡くなった」という記述があるので、1895年の話と思われます。

主人公は准男爵の息子・レン(受け)。
彼は12年前、14歳のころ盗賊団に誘拐されたことがあり、そのとき優しくしてくれた棟梁の息子・カイル(攻め)に淡い恋心を抱いていました。
12年後、父のあとを継いで貿易商となったレ…

17

神の囲い人 小説

沙野風結子  梨とりこ 

沙野さんの6P

6Pもの、と思って読むと、ところがどっこい重厚歴史ファンタジー、ってなるかもです。

実に読み応えある1冊でした。3カップルのお話がオムニバス的に続きます。それぞれが切なくしかし雰囲気満点でよい。手抜き無しの中編集で、手放しで★5つです。

3カップルの恋がせつなハッピーなのに加え、エロエロなのが素晴らしいですね。

タイトルからして、ですが、やはりメインは最初のカップルでしょうね。最…

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