total review:285206today:36
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
45/86(合計:859件)
沙野風結子 水名瀬雅良
ぴんか
ネタバレ
終始胸が痛い。 始まりから辛い。 別に兄弟ものがどうということではないのですが、 病んでるなぁと思いつつ読破。 弟の愛の重さも、 それを拒みつつも受け入れてしまう兄も、病んでる。 けれど、それが作られてしまった土台を、丁寧に描写されて、 ついつい読んでるこちらもそれに感染させられていく。 海理はきっと、上司の尚深と結ばれた方が幸せだった気がするけれど、 それでは翼…
沙野風結子 葛西リカコ
カラフル
平安時代の陰陽師ものですが、非常に文章が美しく、物語も練りこまれ、驚きもある珠玉の作品でした。人外(鬼)の話も艶要素(BL)もお話の中に流れるように組みこまれて、一片の綻びもなく美しくまとまっています。 ヒトガタ(人形)を活かしたストーリー構成も絶妙で、新鮮に感じました。幼馴染同志の15年越しで到達した遅い春にもジーンときました。長年お互い秘密を抱えていて、素直になれなかった二人の…
沙野風結子 Ciel
みちみち
前作の『神の飼育』がめちゃくちゃドはまりだったので期待過多だったのもあるのですが、ゲス好きの私にはメインカプがちょっとピュア過ぎて今一つのめり込めませんでした。 さらには『神制度』の維持のため今回の舞台となるガラでは最高の女郎を神にしつらえるのですが、その神を作り上げていく課程はなかなかエロくて読み応えがあるものの、そもそもこの神様がいることで何の役にたっているのかが私にはよくわかりませんで…
あーちゃん2016
触手三部作と聞いているものの2作目。 緩やかな約束をしてくれる終わり方で、大変嬉しかった前作でしたが、当作は快楽主義を誇る商業国ガラ。そこの神様のお話でしたが、神様といっても人間たちの都合によって作り上げられた普通の人間の神でした。神と名の付く限り、どうしても何らかの力を・・・と思い、特に当作の神って何のためにいるの?と強く理不尽さを感じてしまって、萌が減っちゃいました。触手がもともと苦手なこと…
雀影
毎年恒例の既刊本を対象としたフェア小冊子。 このタイプ「B」は、英田サキ「DEADLOCK」番外編、神奈木智「守護者がめざめる逢魔が時」番外編、沙野風結子「人喰い鬼は色に狂う」番外編の詰め合わせ。 「人喰い鬼~」以外は、長くシリーズの続いている作品なので、このバースデイ小冊子ではほぼレギュラーメンバー。 特に「DEADLOCK」の番外編は、近刊の冒頭に出てきた、ディックとユウトのジーンズの洗…
fandesu
前作『神の飼育―真白き神の恋―』が日本を思わせる軍人の国であったのに対して、今作はアラブ・ペルシア方面っぽい商売の国。 「あああっ!だからイラストレーターさんが変わるのかっ!」と気づいたのは、読み始めて「前の本より読みやすいような気がする」と思ったから。 前作を読み返して確かめた訳ではないけれど、文章(特にリズム)も変えているような気がしたんですよ。 つまり、三国(前作の輝土、この本で書かれ…
ぴれーね
大変申し訳ない事に、当初は超エロエロを期待して読みました。 で、超エロエロなんですよ。まさに期待通り。 なのですが、実は予想もつかない方向に展開してゆくストーリーの方に心を奪われ、もう夢中で読み進めてしまいました。 二転三転するストーリーも最高な上に、この二人の純愛にめちゃくちゃ感動するのです。 内容ですが、「神の飼育―真白き神の恋―」のシリーズ作になります。 が、今作での舞…
ポッチ
作家買い。 作家買いですが、Cielさんの描かれた表紙が麗しい…!が、しかし、ドドーンとエロスも漂ってますのでリアル書店で買うのはちょっと勇気がいるかも(私はリアル書店で買いましたけども☆)。 沙野作品の『神の飼育―真白き神の恋―』のスピンオフ。『神の飼育~』は輝土国が舞台でしたが、今作品は神を擁する輝土・ノイエ・ガラの三か国の一つ、ガラが舞台。 神を擁する、という部分は同じです…
沙野風結子 笠井あゆみ
新名
初読み作家さんです。 地雷、受けが不憫、エロい。この3つのワードが頭をよぎりました。とにかく受けが攻め以外の人とするという描写が苦手で。受けが可哀想で、読んでて辛くなります。しかし、引き込まれるのは事実で、地雷だけど、次はどのような展開になるのか気になって、めくるページが止まりませんでした。何回も何回も読んで、ようやく今書いてます。 とても引き込まれる作者さまだと思います。題材も政治のことで、…
タイトルと表紙に惹かれて購入しました。 沙野先生の作品は今回で4冊目で、受けが攻め以外の人に凌辱?される描写が多い印象でした。私は受けが攻め以外の人とするというのがすごく嫌で、沙野先生が書かれる作品はそういうのが多い印象でした。4作品中4作品そういう描写が出てくるということは、沙野先生はそういう描写が好きなんですかね。そういう経緯で、沙野先生の作品を敬遠していましたが、今まで読んだ3作品どれも好…