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沙野風結子 高緒拾
ふばば
ネタバレ
私の、沙野風結子先生に対するイメージは、シリアスで陵辱とか執着、ドエロくキツい展開で…というもの。 そこからすると本作はすごく読みやすいです。 と言っても、実の親からの暴力、親の自殺、施設入り、里親の闇、など、それなりにシリアス「すぎる」舞台は用意されています。 このような生い立ちは確かに主人公・啓人の暗い過去ではあるし、現在の弁護士としての強引なやり方の根底に巣食ってはいるけれど。 本作…
沙野風結子 笠井あゆみ
よしぴす
これ表紙がすごくて、通販で購入しました。 題名もね、すごい中身を想像されてしまいそうですよね。 たしかにエロも丁寧に描写されております。 ですが、内容的にはとても深い愛の話です。 そして、人間のエゴが作り出す生命に対する責任の重さ。 作り出された生命に宿る心を無視してはならないとか、 何かちょっと難しいこと考えちゃいました。 それはさておき、お互い記憶を失くしても何度でも…
M+M
本編の後日談です。あとがきで書かれていた、章介のピアスについて。 恵多は章介のジャケットのポケットから出てきたピアスを見つめ、嫉妬心を鎮めようとしていると、その部屋に章介が入ってきます。最初はピアスを恵多の持ち物だと勘違いして、問い詰める章介でしたが、という話でした。 本編では泣く場面が好きだったのですが、こちらのSSでも必死になって涙ぐむ章介が可愛かったです。恵多の記憶が戻るまでは本…
原作が沙野風結子先生というだけあって、主役二人だけでなくその友人も含めた4人の過去や現在の思いがもれなく書かれています。友人同士なんだけど、その情を利用しているとか。 誠実そうなのに嘘だらけの主人公が、自分から語ることがなかった吾形の一途な思いを知るにつれ変わっていく様が胸にグッときました。 そんな本編の後に、番外編漫画「引っ越しと丼とご挨拶」で友人二人の今後を思わせ、ショートストーリ…
あーちゃん2016
今年初めて応募してGETしました。A4サイズのカラー用紙(小説は黄緑で両面、コミックは薄黄色で片面)で折り無し、16枚びしっとラッピングされて送付されてくるものですから、迫力!そして全編楽しい、ニマニマ、幸せ!!以下、本編読んでいないものもあって、頼りない内容で申し訳ないですが。 小説の1,2とコミックの2が大好きでした!すいません、以下長いです。 1:「DEADLOCK」副題「How t…
雲絶間姫
本来ならプライベート中のプライベート、二人だけの秘め事であるはずのセックスシーンに第三者が介入する、というのは、さほど稀なことではありません。少なくとも沙野作品においては。 「狂犬と野獣」シリーズの靫真通クンなんて衆人環視プレイがしまいには快感になっちゃって「お前は本当に見られながらが好きだな」なんて言われてたし、「神の囲い人」じゃ「婚姻の証人」の大義名分の下にお友達カプ2組も参戦して堂…
沙野風結子 小山田あみ
chikichikibonbon
途中で思いっ切りネタバレしています。ご注意下さい! ーあの時キスしたの、覚えてる?ー 小山田あみさんの表紙イラストが素晴らしく美しい この作品には、スルメみたいなところがありました。 初読み時には分からなかった・気づけなかった文章表現や描写の意味が 重みを持って心を打ってきたのは、再読している最中でした。 沙野さんらしさのある細やかで意味深な描写の数々に ハッとさせられ、…
chikakumaco
ロマンティックなタイトルに魅かれて。 その月は、冷たいのだろうか。昼間に見上げた白い月なのか。輪郭が甘い朧なものなのか。 タイトルの意味はラスト周辺に明かされる。それは私の想像していた様な「白い月」でない事を知る。 父が事故死した時期周辺の記憶を失くした恵多は、時々発作に悩まされながら、何か「大切な」記憶を思い出そうとしている。 そして父亡き後、弱った自分の世話をしながら側にいてくれる…
先生&表紙買い。ほんわり甘いのかと思ったら違った・・ドキドキどうなる話でした。最後までドキドキ苦しくてちょっと重いなと思ってしまったので萌にしました。本編230P弱+あとがき。 平日の朝、洗面台で二人歯磨きなど身支度をするシーンから始まります。デザイン事務所勤務の叔父は寝起きはゆるいクマ状態ですが、ぱりっと身支度を整えるとイケメン。色んな女の残り香をまとってきますが、必ず帰宅し、甥っ子である…
沙野風結子 和鐵屋匠
冒頭、登場人物たちのの高校時代から始まります。 クライミング部の副部長・3年の中井蒼一と、蒼一の弟で1年の中井昇(しょう)、そして昇のクラスに転校してきた陸豪士(くが たけし)。 医者になるか迷っていた蒼一が、陸のボルダリング姿を見て、すっぱりとクライミングをやめて医学部に進む決心をする… それから10年が経ち、蒼一は外科医となり、昇は天才アルピニストとしてヒマラヤの山々を無酸素で登攀してい…