沙野風結子さんのレビュー一覧

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

〝敵対する者同士〟の葛藤が最高すぎる

ストーリーの面白さと、キャラクターやシチュエーション、心理描写に萌えすぎて一気読み!

まず、【100年前の魔女狩りにより、家族や同胞を失った孤独な魔女(♂)と、魔女狩りを命じた国王の子孫】と言う、本来なら敵対関係にある2人が「国を滅ぼす」利害の一致で共闘関係となる設定に滾ります!

最後の魔女・シオンは、魔女達から託された魔法具を身に着けてるのですが、首輪・乳首ピアス・臍ピアス・コックリ…

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人喰い鬼は色に狂う 小説

沙野風結子  葛西リカコ 

平安時代シリアスBL~~~~!!!

沙野風結子先生,初読みです。
社長とか王族とか上流階級系好きなので,純和風上流階級ということで読んでみました。化け物・陰陽術アリというファンタジー要素がちょっと不安でしたが、ぜーんぜん大丈夫でしたね、むしろめちゃくちゃよかった!!!!


物の怪が蔓延る平安時代の都で,陰陽師として働く受け様・桔晶とその部下(幼馴染で同い年)の攻め様・征景のお話です。
物の怪がただの化け物ならまだやりやす…

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君がいなきゃ涙さえ出ない 小説

沙野風結子  小山田あみ 

初恋の人の封じた記憶を辿る物語

構内に小さな社がある大学医学部が舞台。
挿絵は小山田先生で、魅惑的。

サークルの飲み会の帰り、志磨は店を出て自宅に帰る
自宅扉に寄りかかる、泥酔した十李が居た。志磨は仕方なく自宅に引きずり入れて介抱する。
翌朝起きると、十李は先に起きて卵粥を作り、志磨に具す
・・昨夜の泥酔は何だったの?といった奇妙な冒頭。

十李は、志磨に近づくのが目的だった。
展開は、サスペンス調。
十李…

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少年悪魔公爵と愉快な仲間達 小説

沙野風結子 

あの仲間達が再び!

愉快な仲間達との楽しいお話でした。

本編の1年後、ラルゴ視点で。
相変わらず二人はラブラブなようで。事後の様子から始まります。

魔界も少しずつ落ち着いたかと思ったら、なんと突然夜中にもんのすごい火柱が上がり。しかもリフの家が燃えてしまい。

魔王に報告し4人で真相究明することに。
リフとバッソも仲睦まじく、リフはバッソの家に泊めてもらうことにするも、今度はバッソの家が火柱で燃え…

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神の飼育―真白き神の恋― 小説

沙野風結子  座裏屋蘭丸 

大変萌えを感じるストーリーでした!

沙野先生は「処女執事」のみ既読で、とても好きな作品です。本作は座裏屋先生の挿絵もあって気になっていた作品。ようやく読みました。
前知識少なめの方が楽しめると思います。ネタバレレビューは読後読まれるのをおすすめします。なるべくネタバレ控えめでレビューします。

あらすじの通り、触手もののファンタジーです。三連作の一作目です(一冊で完結しています)。
受け視点と攻め視点が頻繁に入れ替わるので、…

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少年悪魔公爵、淫魔に憑かれる 小説

沙野風結子  奈良千春 

恋愛より冒険重視

 現代風に言うと、チャラ男×少し抜けた真面目くん、みたいな感じ。
 ラルゴ(攻め)に対して適当にあしらったり、お前がどうなろうが全く興味ないですって態度なアルト(受け)。

 勇者魔王系ファンタジー読みたいけど、男女の恋愛ラノベには興味ねえ! って人にオススメ。
 ラルゴとアルトの恋愛よりも、魔王を小さくした犯人を探すほうがメイン。冒険重視のように感じた。

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少年悪魔公爵、淫魔に憑かれる 小説

沙野風結子  奈良千春 

ポンコツパーティの重厚なストーリー

沙野風結子先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ファンタジー 5
コミカル 3
ツンデレ 3
エロ 3
シリアス 1
な感じだと思います。

一途な淫魔×ツンツン悪魔公爵のカプです。受けのアルトは四大悪魔の1人で、魔王ナーハハルの従弟にあたる公爵です。だけど、2千余年は生きているのに、未だ少年の様な体格で、悪魔よりも天使と…

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八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

始めから違和感を覚えた

体液が必要&イラストが美しいということで、期待値大で読み進めていたのですが…

敵であるはずの魔女の紡ぐ言葉を、すんなりと信じる王子に違和感を覚えてしまいました。それは魔女も然りです。

また王子の魔女への扱いも違和感。
自分の身を守るのではなく、むしろ魔女のみ守るのか、と。

その最初の違和感を引きずったまま、距離を縮めていく二人を読み続けていくのは難しかったです。

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獣はかくしてまぐわう 小説

沙野風結子  小山田あみ 

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痛みを伴う恋愛物語、面白かった。

読んで思いだしたけど、
・・六本木に治外法権の裏カジノを作ろうとして失敗した人が、昔居たけど、
この小説にも、似た話が登場していた。
治外法権だからって言っても、
その建物から一歩出たら、日本国の法で取り締まりが可能だから、
その建物にずっといるなら天国だけど、そうはいかないので
主催者は逮捕されて終りました。


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獣はかくして交わる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

怖い世界観

続編の「獣はかくしてまぐわう 」と二冊セットで電子版を購入。
小山田先生のイラストが、作品のムードと合っている。綺麗で怖い。

家出した青少年の拉致と人身売買
半グレと反社や、不法滞在のベトナム人
・・今湾岸に近い都市で実際にそれに近い事が起きているので怖いな、と思いながら読了。

BLだから、そんなに深く情報収集せず、妄想と推測を下地にして書かれていると思うけど、 
こういう闇事…

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