沙野風結子さんのレビュー一覧

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

萌えという点で

「沙野さんのお話には評価を高くつけすぎるんじゃないか?今作こそは控えめにしよう」って思っていたんですよ。「ファンタジーはそれほど得意じゃないしね」って。
でも結局、途中で異様に盛り上がってしまった……闘っていたわけじゃないんですけど、敗北感が凄い。

何にそんなに盛り上がっちゃうかと言えば「ダメよダメダメ」なんじゃないかと思うんですね。沙野さんはそういう状況を作り出すのがとても上手い。
そ…

13

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

いやぁ流石でした

実は「なれの果ての、その先に」を積んでるんですが、タイトルとあらすじに惹かれてこちらを先に読んでしまいました。

いやぁ流石でした。「最後までどうなるの?」ってページを捲る手が止まりませんでした。
でも四六判って立派なだけに握力が必要だし、ノンストップで読んでると腕が痺れてきて辛いんです。


リカルドもシオンも真面目で他者を思いやる事が出来る人物で、とてもお似合いだと思いました。

8

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

憎しみから咲く愛

沙野風結子 先生作品の安定感への圧倒的安心感は今作も健在
今作は眠りの森の美女をモチーフにした魔法ファンタジー


国を滅ぼすと言われている最後の魔女(男)シオンを目覚めさせたのは八十禍王子と呼ばれる呪われた国の呪われた第二王子リカルドだった。
シオンを目覚めさせた時リカルドは問う。
「ともに国を奪うか、ともに国を滅ぼすか。選べ」と。

片や憎しみに目覚め、片や傲慢な視線で下ろし見…

4

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

少年と燕

タイトルのカップリング、王子×魔女はもちろんメインですから、敵対関係が結託して心や体の距離が近づく感じなんかめちゃくちゃ萌えるんですが、終盤の少年と燕にひっそりと萌えてしまいました…。マルコとアメデオ、ナウシカとテトが原風景なのかも(そして古い)。

今回も先が読めないストーリー展開、かつ、それほど不穏さを感じさせない安心仕様で一気読みでした。タイトルつきのチャプター分けも親切設計です。

9

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

復讐か、愛か

作家買いです。

表紙もタイトルもTLだなぁ…と遠巻き気分で購入。
正直知らない作家さんだったら買わなかったと思う。
(初見で手に取るにはお値段もソコソコですもんね;)

あ、でも、個人的な感覚ですが
挿絵は顔つき(骨格?)が想像より男性で良かったです。
(その辺りはさすがCielさん!)

ストーリーは、、、
沙野さんにしてはド王道をガシガシと踏んでます…!
甘々好きには…

12

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

お値段も高いが、満足度も高い。

作家買い。
さらにCielさんが挿絵を描かれているということであらすじも確認せずに早々に予約していました。予約していましたけれども。

お値段、なんと1200円+税。ちょっとお高いよね…。
が、このお値段に見合った分厚さ。自立します。そして分厚さを裏切らないストーリー展開をみせる1冊でした。沙野さん作品はファンタジーものが多いイメージがありますが、今作品もファンタジーものです。


15

輝血様と巫女 小説

沙野風結子  高階佑 

まぁエロいこと

シチュエーション萌、というのがふさわしい。
古い習わし、子供の頃からの憧れ?のお兄さん、巫女のおしるし、春画教本!、儀式…
もう、ポイント押さえまくり。

エロさはね、、、自力で剝いとけってとこなんか、ビビりました。思わずそんなの出来るの?とGoogle先生に聞いてしまった。(BLはファンタジー!)
練習風景もエロいし、あとがきにあった抜くとこも確かに。。。

本筋よりもやはりエロシ…

1

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

周辺キャラに萌え

作家買いです。
発売日からだいぶ前倒して書店に並んでましたね。

厄災をもたらす”八十禍の王子”と呼ばれるヴィエント王国の第二王子のリカルドが、百年前の魔女狩りで生き残った”最後の魔女”を目覚めさせ、ともに王国を滅ぼそうともちかける。最後の魔女・シオンは、仲間たちの無念を晴らそうと王子の提案に同意して…というファンファンファンタジーでした。エロがなければ万人が読めるおとぎ話だなと思いました。…

6

青の淫影 小説

沙野風結子  天城れの 

異母兄弟

BLとしてはハピエン。

このお話、仄暗くてすごく好きだったんですけど、意外とラブラブしてんなこの兄弟…というのが再読後の印象。

兄の柊士はヤンデレです。弟の由羽が誘い系で、快楽に弱い。まだ高校生になったばかりなうえに、生育環境が複雑なので愛情表現や求め方がわからないといったところ。

柊士は思春期をイギリスで過ごし、大学進学とともに日本へ帰国。父親名義の高級マンションで、再会するこ…

0

天使の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

堕ちる

いやぁ、、、スピン元であんまりそそられなかったキャラが、スピンオフで炸裂するっていう…。結果、スピン元よりもテンション爆上がりになってしまうパターンには何か法則があるんでしょうか?

挿絵ご担当の笠井先生は攻めと受けをキッチリ描き分けるタイプのイラストレーター様なので、表紙を見た時に今回は式見がアッチになることはわかっていました。

今作も作者様独特の、危うくて狂気じみていて夢現な世界観に…

2
PAGE TOP