沙野風結子さんのレビュー一覧

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

少年と燕

タイトルのカップリング、王子×魔女はもちろんメインですから、敵対関係が結託して心や体の距離が近づく感じなんかめちゃくちゃ萌えるんですが、終盤の少年と燕にひっそりと萌えてしまいました…。マルコとアメデオ、ナウシカとテトが原風景なのかも(そして古い)。

今回も先が読めないストーリー展開、かつ、それほど不穏さを感じさせない安心仕様で一気読みでした。タイトルつきのチャプター分けも親切設計です。

9

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

復讐か、愛か

作家買いです。

表紙もタイトルもTLだなぁ…と遠巻き気分で購入。
正直知らない作家さんだったら買わなかったと思う。
(初見で手に取るにはお値段もソコソコですもんね;)

あ、でも、個人的な感覚ですが
挿絵は顔つき(骨格?)が想像より男性で良かったです。
(その辺りはさすがCielさん!)

ストーリーは、、、
沙野さんにしてはド王道をガシガシと踏んでます…!
甘々好きには…

12

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

お値段も高いが、満足度も高い。

作家買い。
さらにCielさんが挿絵を描かれているということであらすじも確認せずに早々に予約していました。予約していましたけれども。

お値段、なんと1200円+税。ちょっとお高いよね…。
が、このお値段に見合った分厚さ。自立します。そして分厚さを裏切らないストーリー展開をみせる1冊でした。沙野さん作品はファンタジーものが多いイメージがありますが、今作品もファンタジーものです。


15

輝血様と巫女 小説

沙野風結子  高階佑 

まぁエロいこと

シチュエーション萌、というのがふさわしい。
古い習わし、子供の頃からの憧れ?のお兄さん、巫女のおしるし、春画教本!、儀式…
もう、ポイント押さえまくり。

エロさはね、、、自力で剝いとけってとこなんか、ビビりました。思わずそんなの出来るの?とGoogle先生に聞いてしまった。(BLはファンタジー!)
練習風景もエロいし、あとがきにあった抜くとこも確かに。。。

本筋よりもやはりエロシ…

1

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

周辺キャラに萌え

作家買いです。
発売日からだいぶ前倒して書店に並んでましたね。

厄災をもたらす”八十禍の王子”と呼ばれるヴィエント王国の第二王子のリカルドが、百年前の魔女狩りで生き残った”最後の魔女”を目覚めさせ、ともに王国を滅ぼそうともちかける。最後の魔女・シオンは、仲間たちの無念を晴らそうと王子の提案に同意して…というファンファンファンタジーでした。エロがなければ万人が読めるおとぎ話だなと思いました。…

6

青の淫影 小説

沙野風結子  天城れの 

異母兄弟

BLとしてはハピエン。

このお話、仄暗くてすごく好きだったんですけど、意外とラブラブしてんなこの兄弟…というのが再読後の印象。

兄の柊士はヤンデレです。弟の由羽が誘い系で、快楽に弱い。まだ高校生になったばかりなうえに、生育環境が複雑なので愛情表現や求め方がわからないといったところ。

柊士は思春期をイギリスで過ごし、大学進学とともに日本へ帰国。父親名義の高級マンションで、再会するこ…

0

天使の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

堕ちる

いやぁ、、、スピン元であんまりそそられなかったキャラが、スピンオフで炸裂するっていう…。結果、スピン元よりもテンション爆上がりになってしまうパターンには何か法則があるんでしょうか?

挿絵ご担当の笠井先生は攻めと受けをキッチリ描き分けるタイプのイラストレーター様なので、表紙を見た時に今回は式見がアッチになることはわかっていました。

今作も作者様独特の、危うくて狂気じみていて夢現な世界観に…

2

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

オチ

これはオチに技アリ!ですね。数多ある兄弟ものの、さらにマイ読了ヒストリーの中では初めて読んだタイプかも。

要斗が總一郎と同居し始めてから式見が水を差しにやってくるあたりまではフンフフーン的なノリで、要斗痛々しいな〜と読み進めていたんです。ところが、二人がそれぞれの在り方に答えを出そうと心を決める辺りから、それまでに描かれてきた葛藤のうねりがどどーん!とビッグウェーブとなって迫ってくるではない…

1

少年しのび花嫁御寮 小説

沙野風結子  奈良千春 

少年✕しのび✕花嫁=王道エンタメBL

タイトル通り、少年モノ✕花嫁Bモノかつ忍者モノで最後まで面白く読めました。
萌え的には王道なカップリングで目新しさはないものの、俺様系攻めと健気受けがお好きな方にはドンピシャだと思われます。

おおまかなストーリーは、特殊能力を持った受けがその能力を狙われ、敵対勢力のリーダーの花嫁に…というドラマチックなお話。
カラダをモノにされるとその力も転写される、ということで、精通すら未経験なウブで…

1

なれの果ての、その先に 小説

沙野風結子  小山田あみ 

「ん」の字というパワーワード

まずは読ませる文章でとても面白かった…。感情以外での感情表現も巧みで、官僚や経済は全然興味無いしよく分からない人でも、話の流れは陳腐ではないのにとても分かりやすかった。
オナクラという言葉が出てきて「なーんだ本番なしか」と客のように思ったけど(笑)シチュと言葉でもってめちゃめちゃエロい…筋肉や体液の静かな動きだとか、初恋や同姓との慣れない行為や羞恥がエチチでした。「鋳抜かれ」って初めて見た字面で…

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