佐藤ラカンさんのレビュー一覧

狼は花と散る 小説

佐藤ラカン  山田ユギ 

楽しいったらない

心に飢えた狼を飼っている。
そんな、ボクシングにかける男のお話。
かなり古い作品なんだけど、実に昭和臭くて、読んでいて非常に楽しい。
主人公の手塚明良は、引退して既に10年以上も経っている元ボクサーで、年齢こそ30過ぎているけど、年齢だけじゃオヤジと呼べない。
引退しても、ボクシングから離れきれずにストイックにトレーニングを続けていて、あるトラウマから心の一部は封印されて、そのまま止まった…

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長靴をはいた黒猫 小説

佐藤ラカン  山田ユギ 

イラストの相乗効果

ユギさんのイラストがとってもいい感じです。

黒猫の醸し出す色っぽさにクラクラです。
表紙のギャルソン姿(ソムリエ服?)のイラストからしてやばいですよね。
オールバックにした黒髪と流し目の競演です。(なんのこっちゃ)
なかのモノクロイラストも良いんですよ~。

私はイラストで読書欲をそそられるひとなので読もうと思う本に
好きな漫画家さんやレーターさんのイラストが付いてると一気にテン…

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狼は花と散る 小説

佐藤ラカン  山田ユギ 

餓えた狼たち

 年下攻め、おやじ受け、ボクシングネタということで、私の好きなジャンルでしたので、お取り寄せしてみました。
 攻めはなんと15才です!!受けは32才。おやじとしては弱冠、年齢が若めかなと思うけど、年齢差が倍以上あるのでよし。

 元ボクサーで、今は弱小ジムトレーナーをしている明良は、己の中にある狼に似た闘争心と同じ属性の耀司に出会う。女のところを渡り歩いてその日暮らしの耀司。一度は、耀司から…

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長靴をはいた黒猫 小説

佐藤ラカン  山田ユギ 

この本のページが『黒猫亭』へのドア

うわーvうわーv素晴らしいっvvv
また1冊、素敵な本にめぐり合えました。

アンティークな洋館を改装してつくられた
フレンチレストラン『黒猫亭』
そこには黒く艶やかな身体をくねらせ
まるでダンスをするように給仕する黒猫がいる。
踊る黒猫の名前は、花崗朋雪。

若干27歳のオーナー兼ギャルソンの花崗
花崗には長澤という50歳手前パトロンで恋人がいる。

物語は『黒猫亭』のシ…

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