佐々木久美子さんのレビュー一覧

月暈 コミック

佐々木久美子 

片腕でも楽勝です、経験値の差です。

時代物で、過去に過ちを犯した黒重・吾妻がひょんな事から再会し、気まずい雰囲気の中、また昔の様な関係を、それ以上の関係を取り戻していくお話。切なく重めの話ではありますが、誤解…の様なものが解けた後は互いに互いを、そして自分を許す事で丸くおさまりました。
過去の過ちを完全に消し去る事何なんてどうしたって出来ないけど、互いに向き合って前に進む事で、少なからずとも光は見えてくるものなのだと。脇役の辰巳が…

0

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

最高!

最高でした。
超おもしろかった。
オススメです。

ウーン執事モノか…こういう、設定萌えに頼ったような話はどうなんだろう…別に私、執事萌えはないし…と微妙に不安に思い、『でも榎田尤利さんだし、はずすことはないだろう』と読んだんですが、期待をはるかに超える面白さでした。
というわけで宗旨がえします。執事萌え!

主人公は執事見習い(攻め)です。無口な体育会系。
引き合わされた美貌の旦那さま(受け)に…

3

鈴の音がきこえる コミック

佐々木久美子 

猫耳というもの。

佐々木久美子さん初のコミックス。
元・猫だった十三が、自分を救ってくれた霧島淳と再会し、今度こそ一緒に暮らすと言うお話。お話には、霧島淳の爺様が飼っていた犬(女の子)やその主になる人も混ざってきます。
賑やかで暖かく、ほんのりファンタジーでもある一作。
同時収録されている「トラブル・リトル・トラベラー」はBL作品ではない佐々木さんのデビュー作ですが、此方もファンタジーで面白い話となっています…

2

二響螺旋―愛と熱情のアリア― 小説

池戸裕子  佐々木久美子 

天才についていくのは、大変なんです。。

天才ソプラニスタが恋人に一方的に別れを告げられ5年。その彼が日本に恩師の退官公演のために恋人のピアニストを伴ってかえってくるところから話が始まります。
別れを告げられ、自殺未遂にまで追いつめられたほど愛していた男が帰ってくると知り、主人公は復讐のため相手のピアニストを奪おうと画策します。
捨てられたという憎しみと岸本を忘れられない悲しみが、からみあい、なんだか豪華な二時間スペシャルドラマをみて…

2

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

シリーズ四作目

漫画家シリーズの四作目です。
ついに人外モノが登場しました。
漫画オタクで、漫画のためなら何でもできちゃう藍は、人気漫画家の黒田瑞祥の担当になります。
その黒田瑞祥は実は吸血鬼である、という設定。
黒田瑞祥は暇つぶしに漫画を書いている。担当をいじめるのも暇つぶし。
暇つぶしで黒田にいじめられる藍は、何されようがメゲナイ。漫画のためならたとえ火の中でも水の中でも、コスプレでもセックスでも。
ただし藍…

1

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

ツンデレご主人様

営業の面接に行ったはずなのに、なぜか秘書(執事見習い)業務に就くことになり、
おまけに、ご主人様は毒舌で神経質で潔癖症という変わり者だった―。

ご主人様(乙矢)が、それはもう強烈なキャラクターで、
歴代の秘書たちが次々とリタイヤしていったのも、
当たり前だろうな~という感じです。
だって、初対面の開口一番が、「私に触れたら殺す。」って凄すぎる(笑)
それでも、物語が進み、彼の真実の…

8

ドアをノックするのは誰? 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

面白いが期待外れ。

うーん…大変面白いキャラクター設定だと思うんですが、イマイチ心にガツンと響きませんでした。詰まらなくは決して無いですが。


粗筋として、遊び人の甲田は、興味本位で美貌のサラリーマン・頼久に交際を申し込んだところ、あっさりOK。
トントン拍子に同居生活が始まり、尽くしまくってくれる妻の鑑のような頼久に甲田はメロメロ。今までの遊び人だった自分を清算し、頼久一筋になる程入れ込む訳ですが、そんなある日…

6

チャイナ・ローズ 小説

水原とほる  佐々木久美子 

アウトロー

いやもうなんか、水原さん遊んでますね?って感じでした。
物語としての整合性にこだわるなら、矛盾は色々あります。伏線が生かしきれてなかったりもするし。

でもオモロイ。

これはもう、趣味の問題だと思います。
一匹オオカミのダメ男、堕ちるばかりの依存関係、刹那的にしか生きられない人間のバカバカしい生きざま、愛する男からのキス一つで骨抜きになってしまうクールなヤクザ、などなど、私にとっての萌え要素満載…

1

ウミノツキ 小説

いつき朔夜  佐々木久美子 

心が浄化されるようなお話でした

受けがタイ人というのを、私はこの本で初めて読んだのですが。
BLではなかなか変わった設定ではないでしょうか?
タイ人であるアレンのピー信仰(タイ族による精霊信仰)が
物語に大きく関わり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

アレンの中に息づく古来の神。
その信仰のために、彼はある悩みを抱えることになるのですが。
風俗習慣の違う日本人の海士が、アレンの全てを優しく力強く包んでくれます。…

0

残酷な逢瀬 小説

いおかいつき  佐々木久美子 

良くもなく悪くもなく

羽鳥千陽(ナンバー1ホスト)×大場真人(会社員 妻が社長の娘)

ある晩大場は見た事もない男にむりやり抱かれてしまいます。男の正体は大場の妻がひいきにしているホスト・羽鳥で、自分に関心を示さない夫がゲイなのか確かめてほしいという依頼から発生した出来事でした。その後も二人の体の関係は続き、最初は脅されて嫌々従っていた大場もそのうち羽鳥と会うのが楽しみになり、羽鳥も大場を特別な存在として扱い始めま…

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