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56/58(合計:578件)
佐々木久美子
弥七
小説のイラストとして大好きな作家さんでしたが、漫画も好みでした。 時代物です。絵的に攻めがカッコよくて好きでしたが、お話もなかなか切ない! 5年前に何があったのか。黒重(攻め)の片腕がないのはなぜなのか。読み進めるうちにわかってくるのですが、まぁその過去が切ないこと。 一度読み終わったあとに、もう一度読むとまた物語が違ったように見えて、楽しめました。 この方の時代物、も…
愁堂れな 佐々木久美子
雀影
時代設定が大正 場所は、軽井沢の別荘 主人公は、かつて小説家を志して文豪・三ツ村の内弟子兼お稚児として十余年を過ごしてきた芳 三ツ村に盗作され、失意の日々を過ごしていた芳は、学生時代からの友人、華族の園池に誘われ、静養のため軽井沢の別荘に来たのだが もう、設定だけで、お嘆美な、官能男色小説の匂いがぷんぷん。 もう、言葉遣いが、半端なくエロい 愁堂先生なのでそれなりにエロはたっぷりで…
鳩村衣杏 佐々木久美子
藤棚
遊び人の大学助教授が、美貌のサラリーマンに交際を申し込む場面から始まった物語。 男が男に交際申し込みという特殊な状況でありながら、 どこか淡々?飄々??とした二人の会話に軽い笑いを誘われました。 自分の告白をアッサリと受け入れ、尽くしまくる頼久に、メロメロになってしまう甲田。 天然で天使と悪魔の顔を使い分ける頼久は最強でした…… そして物語を読み進めて行くうちに、 頼久に振り回され…
椎崎夕 佐々木久美子
つかさ
お互い好きなのに、その気持ちを伝えられない関係。 呼び合う名前さえ、昔と同じ呼び方もできない。 素直にすべてを話してしまえば誤解も解けるのに…。 伝えられない気持ちが長年にわたって蓄積され、とっても切ないです。 ケガをして、成り行きで常盤の家に滞在する事になった樹。 結果として監禁なのですが、離したくない、側に置いていたい、という常盤の気持ちがありありと伝わってきます。 最初は辛く当た…
あらすじを読んだ時、監禁調教ものかと思いましたが。 淡々と、二人だけの世界が展開される静かな物語でした。 樹を容姿から所作。日常生活全てに関して、 徹底的な管理下に置いた高名な彫刻家・山辺。 愛人関係と思われているが実は……… そんな山辺と樹の歪な関係にゾッとしつつ、 二人はとても寂しい人だったんだと切なくなります。 擦れ違い・誤解の末に、樹の身体を奪い、自分の工房に留める常…
松幸かほ 佐々木久美子
ネタバレ
会話のテンポとか、ノリがよく、ちょっとひねりも効いていて、読んでいて楽しかった。 まず、 主人公の瑞樹の性格が良い、そして、竜崎もイイ性格してる 瑞樹は、高校が一緒だった青山が、やくざになっても、普通に友達付き合い(っていうか、瑞樹が完全に青山を牛耳っちゃってる)ヤクザの事務所だろうが、臆せず平気で パンを届けにいったりする。 そこをたまたま、若頭・竜崎に見初められてしまう。 …
いおかいつき 佐々木久美子
タイトルと、粗筋じゃ全く気が付かなかったけど、 この本、前にも読んだことあった。 この手の小説のタイトルって、なんとなく似たようなのが多いから、表紙に惹かれて、ついうっかりまた手にとっちゃったりするんだなぁ 過去の経験の所為で、人生の全てを諦めて、何事もやり過ごすように生きていた真人と、何事も、努力無くできてしまうが故に人生に退屈していた、ナンバーワンホストの羽鳥とが、関係を続ける内…
海野幸 佐々木久美子
うえお
城宗一郎(40歳 部下 篠宮に引き抜かれた)×篠宮辰樹(33歳 上司 幹部候補生) 幹部候補生である年下の上司・篠宮に引き抜かれ部署を移ることになった宗一郎は、突然の事に戸惑いますが、篠宮からの挑発にも触発され次第に頭角を現していきます。そんな中、いつも喰えない態度で宗一郎に接してきた篠宮が、実は仕事に関して常にプレッシャーを感じており、成果を出すために無理をしていたことから体調を崩してしま…
井上ハルヲ(オハル) 佐々木久美子
柘植冬悟(組織犯罪対策課 刑事 キャリアだったが事件の責任を取らされ所轄勤務に)×早瀬馨(麻薬取締官 ゲイ) 初読みの作家さんでしたが、カップリングが刑事×麻取で、薬物が絡むシリアスそうな展開のあらすじに興味を惹かれ手にとりました(佐々木久美子さんのイラストも雰囲気がありましたし)。読み始めてすぐ(冒頭~柘植が早瀬と出会うまでの間)、何となくどこに焦点を当てて読めばいいのか分かりづらい感じが…
mimu
訪問販売専門の化粧品会社に十数年勤めた宗一郎は、ある日突然本社購買部から支社への転勤を命ぜられる。 「幹部候補生」と言われる、言わば公務員の“キャリア”のような立場の上司から請われてのこと。 自分より七つも年下の美貌の上司は、40の朴訥な男には理解できない妙な色気と華やかさを持ちつかみ所がなく、宗一郎は初対面から翻弄させられる。 しかし、そんな美貌の上司も「幹部候補生」と言えば聴こえはい…