佐々木久美子さんのレビュー一覧

禁忌 小説

愁堂れな  佐々木久美子 

愛しているのに・・・

小説家を志しながら、小説家の三ツ村の弟子として、日々過ごしていた芳(かおる)。
三ツ村が芳の作品を盗作したにも関わらずいわれなき中傷を受ける。

学生時代の親友・園池格(いたる)に誘われるまま、軽井沢の別荘へ!
格のおかげで、ゆっくりと以前のように笑えるようになる。

嵐のような雨が降った日、刀で切られた男(西邑慶)を別荘で匿う。
相手はヤクザだったが、どこかで知り合った気が芳にはし…

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椿の下で 小説

火崎勇  佐々木久美子 

勝男がんばれ!

こうゆうのが、年の差物って言うのかな、
「幼なじみ」で「弟のよう」
そんな呪いの言葉に、敢然と立ち向かう、年下の光美と、
駄々をこねる子どものように逃げ続ける、年上の克巳。
ありがちな設定ではある。
王道パターンの一つだ。
メインストーリーである、この二人のお話は、正直言って、克巳のせいで、痛いばっかり。つらいばっかり。
最後はちゃんとハッピーエンドになるけどね、

この作品、メ…

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情熱の終着点 小説

仙道はるか  佐々木久美子 

みんなイイ人

病気の妹を抱え家を出奔し、苦労している男がヤクザに拾われる。
なんか、男臭い?ヤクザの世界?
そんなものを期待していたのですが、蓋をあけると悪い人というのは過去の人だけで、みんなイイ人。
ヤクザの世界もバックにありながらも、あくまでも主軸は幼馴染の再会と初恋の成就。
それが中心であったので、実になまぬるく、あまあまなつくりになっていました。
ちょっとガッカリだったかな~。

諏訪は有…

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花の檻 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

とにかく切ない!!!!

日本の芸能文化の「能」を舞台にしていて
 自分のしらない知識というか言葉が出てきて勉強になった感じです。

左近(受)の一途でもどこか普通の人とは違う愛の現れ方で
その事をまだ知らない橘平(攻)との心のすれ違い

とても泣けます!!
 私は一回呼んでで4回泣きましたww 

2

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

なんも言えねぇ。。。

なんというか。。。

 水斗(受)の不器用というか切ない嘘が胸に刺さった感じ
 それを徐々に分かっていく樋口(攻)とても細かい所に
 気を配った作品で。。。

一番のポイントは。。。
 
 樋口(攻)に水斗(受)が長山教授との行為をみられて。。。
  自殺をはかろうとしたって所が切なくて(涙)

あと!!!
 キーワードとなる「あなたの指に解剖されたい」ってのが
    …

5

優しい檻 小説

椎崎夕  佐々木久美子 

丁寧でしっとりしたいいお話なのですが、

攻めがセックスをしてくることについて「何故こんなことをするのだろう?」とぐるぐる悩む受けなのですが、「かつて自分に真摯に愛の告白をしてきた攻めがまだ自分を好きである可能性」についてだけは絶対に考えようとしないのが不自然に思えました。
あれだけ執着されてたら、普通はまずその可能性について考えると思うんだけどな。
優しくされても、情熱的なセックスをされても、逃げ出したのに追いかけてこられても、いつまで…

3

手折らん、いざ気高き華を 小説

愁堂れな  佐々木久美子 

偶然、でもきっと運命。

「禁忌」に登場した園池格のスピンオフ作品です。
それぞれ独立したお話なのでこれ1冊でも読めます。
これを読んでから、園池の過去に何があったのか「禁忌」を読んでみるのもアリかも。

長い長い片想いに失恋で幕を閉じた園池格。
それからの彼はどこか投げやりなふうにも見えて。
そんな彼が友人に誘われて行った軽井沢で偶然再会したのは中学時代の2才年下の同窓生・桜井京一。
桜井はなにやらワケあり…

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禁忌 小説

愁堂れな  佐々木久美子 

言葉遣いに萌えましたv

以前、書店で見つけて読んでみたいなとは思ったものの旅先で荷物が多かったために諦めたのです。
ろくにタイトルも覚えてないほどだったのですが、もう一度出会うことができたので読んでみました。

東京でのある事件をきっかけに傷ついた心を癒すために友人の別荘を借りることになった中条芳。
雨の夜、その別荘に刀傷を負った男・西邑が現れて。
何故かどうしても放っておくことができない芳は世話を焼き始めるの…

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神の孵る日 小説

深月ハルカ  佐々木久美子 

神様に一目惚れしてしまう攻め

深月ハルカさん、初読みでした。

とある事故によって、まだ目覚める年月が経っていないのに目覚めることになってしまった水神・珀晶。その原因を作ってしまった、熊系強面顔の学者・鏑矢敦。
胞から出てきた珀晶にとまどいながらも、動悸の治まらない鏑矢。
恋の花がいきなり咲いちゃいました(*^_^*)
最初は幼い姿なので、自制心もばっちりでしたが、眠りから覚める度にどんどん成長していく珀晶に迫られて…

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神の孵る日 小説

深月ハルカ  佐々木久美子 

素敵な御伽噺・・

素敵なお話でした。御伽噺です。

子供の状態で孵ってしまった、水神と大学准教授のお話です。
敦が珀晶の成長を見守って側で生活するお話なんですが、神様ですから、成長も早い・・

とっても無邪気で可愛らしくって読んでいて微笑ましかったです。

でも、神様ですから、神の力も目覚めてくる・・そうする事で人から恐れられる事を恐れる珀晶です。

結構早い段階で彼らはくっつくんですが…

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