佐々木久美子さんのレビュー一覧

神の孵る日 小説

深月ハルカ  佐々木久美子 

心洗われるようです。

とても素敵な和風ファンタジーでした。ホントに可愛いお話です。

敦(攻)は、研究一筋の無骨な(熊系と言われている)大学准教授です。調査のために訪れた山で、同行した院生が不注意から神様が眠るという祠を壊してしまい、千年の眠りの途中の神様を起こしてしまいます。

まだまだ眠りが必要なのに、途中で目覚めさせられた『神様』珀晶(受)は、幼い子どもの姿をしていました。神様とはいえ、一人前ではない珀晶…

4

記者と番犬 小説

  佐々木久美子 

大型ワンコの見本のような

大型ワンコの見本のような年下攻めくんでした。

主役ふたりは幼馴染みなんですが、いつの間にか縁遠くなっていて、久しぶりに再会したら記者(受け)とカメラマン(攻め)の関係になっていて。
攻めの愛情は最初の最初からだだ漏れです。尻尾をちぎれんばかりに振ってるのが目に見えるようで。
受けはそれにまったく気づいてなくて、さばさばとした付き合いをはじめるんだけど、それが攻めにとったら挑発行為のようでさ。
耐…

2

正しい恋の悩み方 小説

渡海奈穂  佐々木久美子 

横暴だけどまっすぐ!

 自称“竹を割ったような性格”のカズイと一途な尾崎は、高校からの腐れ縁の友人同士。
 一時期、連絡を取らないこともあったけれども、他の同級生と一緒lに、定期的に飲み会を開く仲であった。
 その帰り道、いつものとおり、カズイの家よりも通勤に便利な尾崎の家に泊まろうとしたところ、寝込みを襲われ、キスをされてしまう。カズイは疑問に思いながらも、眠気に負けてそのまま眠りに付くが、翌日、カズイが目覚める…

2

40男と美貌の幹部 2 小説

海野幸  佐々木久美子 

仕事しすぎです!

『40男と美貌の幹部』の続編です。

私は別に『お仕事BL』が特別好きとか読みたいわけじゃないんですよ。絶対ダメというわけではないですが、ありあまるほどの仕事描写をストーリーの中に無理なく(それこそ、ラブを押しのけてでも)組み込む説得力がなければ、『私はBL(ラブストーリー)が読みたいんだよ!』とハラ立ってしまうこともあるくらいです。そういう点では、読ませてしまう海野さんは上手いなぁと思います…

1

ディール 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

愛を知らない男にとっての『愛』

水壬さんでいちばん好きな作品です。

延清(攻)×律(受)。律はともかく延清は、本来の私の好みとはもうまったく違うはずのキャラクターなんですが、なぜだかとっても好きです。というよりも、あくまでも『延清×律』のCPが好きと言った方が正しいですね。延清単体ではあんまり考えたくないですから、正直なところ。

私にとって、これは決して『痛い作品』ではありません。もちろん、『痛さ』がないわけではない…

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40男と美貌の幹部 小説

海野幸  佐々木久美子 

お仕事BL。

実は、読む前は『40男』宗一郎さんが受だと思ったんですが、逆なんですね。『40男』攻に、『美貌の上司(30代)』受。
個人的に年下攻は苦手な方なんで(すべてダメっていうほどはありませんが)、そのほうが嬉しかったです。まぁ、他の方も言われてるように、宗一郎さんが『40男』にしてはかなり若く感じるんですが、私はオヤジ趣味はないので、かえってよかったですね。だから『40男』=オヤジを期待したら、ちょっ…

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ヤクザな神さま 小説

李丘那岐  佐々木久美子 

確かに守り神だ、ウンウン、、

ひょっとして、思いっきりファンタジーで神様が降臨してくるだろうか?李丘さんにしては珍しいかも?なんて、全く予備知識を持たずに読んだ本。
結末を持って、この題名になるほど!と思います。
ちょっぴり甘酸っぱい青春時代が、ある出来事によって心に黒い染みを残し、それによってすれ違ってしまった二人の10年後の再会。
ある意味、主人公の脱皮の物語でもあったようです。

神社の次男に生まれた主人公・史…

2

ダミー 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

愛し方も愛され方も。

エスコートシリーズセカンドシーズンの2作目。
今回登場はSPの国沢祥吾×エスコート調査室室長の高科環。

大学の同期だった2人は、大学時代あることがきっかけで親しくなる。
環の置かれている立場を知っても尚、離れていかなかった祥吾。
そんな祥吾にいつしか恋をするようになっていた環。
けれど、環には素直に距離を縮めるようなことはできなくて。
留学直前、環は酔った勢いのようにけしかけて…。…

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ヤクザな神さま 小説

李丘那岐  佐々木久美子 

初恋が実るとき

高校時代の同級生同士で、10年後の再会で再び始まるラブストーリーです。
受け様と攻め様は高校時代にバイクが好きだったことから仲良くなったんですが
その頃から攻め様は女癖が悪くてあちこち手を付けてる、それが原因でトラブルに・・・
攻め様と関係のあった女性から突然相談され、子供までいると言われ動揺する受け様
その女性がきっかけで、受け様は攻め様に対する思いを自覚してしまうのです。
それと同時…

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ダミー 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

穴蔵から出てきた環さん、捕まってしまいました。

『エスコート』シリーズの中でも結構上位に入るくらい好きなカプでした。

逃げていた受けの環さんを、攻めの祥吾さんが11年かけてようやく捕まえて思いを遂げるというお話です。

といっても二人とも34歳、仕事も充実しているいい大人。

大学時代、一匹狼的な環さんの唯一の友人、祥吾さん。
なのでお互いの恋愛、日常生活なんかも知っています。
しかし環さんは祥吾さんを好きになり案の定、思いは…

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