佐々木久美子さんのレビュー一覧

ふんわりフラワー 小説

早瀬亮  佐々木久美子 

幸せを感じるお話

フラワーアーティストとバルーンアーティストの出会い。
扱うものは違えど、人々を癒し愉しませるモノを作り出すというアーティストな部分は共通項。
このお話の良いところは、こうした仕事のお話を軸にそれぞれの想いがあり、その気持の成長していく過程で仕事に絡んだ突飛でない日常的なトラブルがそれを促進する要素となり主人公のキャラクターもあり親近感を覚えること。
また仕事に誠実で、各々がまず自分で努力をし…

2

エデンの虜囚 小説

しまだ真己  佐々木久美子 

「神」と「しゅみじゃない」に分かれるのも納得

二人でどこまでも堕ちてゆく、ドロッドロな作品が好きな方にはお薦め。
執筆当時「ちょっと澱んだ精神状態」だったと作家さんが仰るだけあります。

でも、
・二人の愛のため周囲が不幸になる(二人も幸福とは言えないかも)
・社会倫理的に色々逸脱
・昼ドラばりの急展開
このへんが、読む人を選ぶんだろうなーと思います。

私は、ダークだったりドロドロだったりは好きなんですが
展開がちょっと…

2

ダミー 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

再会。

『エスコート』シリーズ第2シーズン2作目です。
30代・同い年の大人同士の再会もの。

個人的に、前作(第2シーズン1作目『クライアント』)がいまひとつだったので(決してキライでもダメでもないですが)、こちらも買ったもののどうしようかな~と読むのをちょっと躊躇ってたんですが、かなりよかったです。

キャラクターがとても魅力的でした。
私の本来の好みのタイプというわけではまったくな…

6

クライアント 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

う~ん・・・

『エスコート』シリーズ・第2シーズン1作目です。

このシリーズ(第1シーズン)が好きなので(作品によって好みはかなり分かれますが)、第2シーズンで続いたのは嬉しかった。んだけど・・・

なんというか、これ『エスコート』シリーズである必要がどこに?というくらい『エスコート』の影が薄く感じました。
まあ一応、元『エスコート』のボディガードと依頼人ではあるんですけどね。

シリーズ…

1

恋愛派閥 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

笑った!

華藤さん、政治モノもいけるのですね!
華藤さんといえば京都を舞台にした純和風の伝統文化を扱った作品や、色んな意味で熱い海外モノ作品(ラテンとか闘牛とかマフィアとか)、はたまた身も凍えるような北欧モノ作品という印象でしたが、今回は政治。

政治を扱った作品て数多く存在していますが、さすがは華藤さんの作品でした!
新しい方向から攻めているというのでしょうか、いろんな意味で面白かったです。

7

ヤクザな神さま 小説

李丘那岐  佐々木久美子 

ふーん。

表紙とタイトル買いです。
ヤクザな神様!??なんだろ!とんでもねぇ神様に好かれちゃう話なのかな??と
表紙の絵も好みで買いました。

内容自体は普通です。
絵が・・・・絵がだまされた・・・。(酷評でごめんなさい。)
表紙が綺麗なので中身も期待してしまいました。
拍子抜けです。(表紙とかけてますグハッ)
10年前の出来事から親友であったはずの二人に亀裂がはいります。
10年後のお…

2

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

尽されて尽されて…

いいだけ攻めに尽されて、言い寄られて、命まで懸けるほど想われて、
でも受けは意地っ張りのツンデレ。
意地っ張りといってもカワイイ系ではなく、30過ぎたいい大人ですぐにキレる凶暴男。
もちろん最後にはしっかり堕ちるんだけれど、
途中で繰り返し攻めを好き…と自覚しても、素直にはなかなか示せない受け。
う~~~ん、自分は好みじゃなかったです……


攻めが、強い決意と覚悟を持って足を洗っ…

3

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

不良オヤジの純情とツンデレ意地っ張り

過去に付き合っていた二人、今は仕事の相棒としての付き合いながら口を開けば
元鞘に戻ろうと口説かれる日々。
10年前まで一応恋人のような関係にあった二人、ホストとその店のバーテンで用心棒を
していた二人、甘い言葉があった訳でもないのに互いに貪りあうような関係。
恋人未満セフレ以上のような関係だった二人だが、攻めの望我がギャンブルに
狂ったことから二人の関係は終わる。
それも、何も波多野に…

3

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

オットコマエな年上世話女房♪

三十路男二人が、冷蔵庫のプリンのことで言い争ったり、
手回しビール冷却器を一緒にクルクル回したり・・・
いいな~こういう日常の何気ない描写v
まるで同居しているみたいに食べ物や煙草を共有していて可愛いです。
この二人のやり取りや、世話焼き×狂犬という組み合わせが、
刑事コンビ物の『不器用、なんです』にちょっと似ているかも。
本書の二人は、10年振りに再会した元セフレで、今は探偵と相棒と…

3

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

中原節がうなるw

今回のこのお話も中原さんらしい要素が満載で、とても自分には好きな男同志の関係でした。
ヤクザではないけど危ない橋を渡る彼等。
勝負をかける代打ちの高レート麻雀。
腕っ節はハッタリじゃなく強い。
そして本気だか冗談だかのエロおやじ発言。
甘い雰囲気は一切ないのに、愛情がヒシヒシと伝わるドライなのにウェットな関係。
こういういかにも「男」な同士が関係あるって、すごく自分の萌えツボなのです。…

7
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