佐々木久美子さんのレビュー一覧

ブルーダリア 小説

火崎勇  佐々木久美子 

謎のある便利屋がカッコイイ

表題作と後日談的SSが収録されています。謎のある便利屋×若きサラリーマンの話です。白鳥の目線で話は進みます。

「ブルーダリア」
白鳥唯南(25歳・受け)は、接待先のホテルで、ひそかに恋心を抱いていた隣人・東城塊(30代・攻め)が不倫している現場を見てしまう。それを本人の口から確認した当日、自分の部屋に泥棒が入り、東城と同居することになる。上司が殺害され、色々な可能性と疑問が渦巻く中、東城の…

4

恋よ、ハレルヤ 小説

鳥谷しず  佐々木久美子 

一週間・・・

鳥谷先生の作品、大好きです!!!

何といっても、攻め様はハイスペックな変態、受け様に一途、受け様は(実は美人なのに)自分に自信の持てないキャラ、受け様は攻め様が初めての相手(但し、女性とは致している場合あり。今作はそのパターン)、そしてハッピーエンドなシンデレラストーリー・・・と私の好きな世界が展開されているからです。

今作は、他の方も書かれているように確かに既存の作品からすると、確か…

4

恋に堕ちた翻訳家 小説

秀香穂里  佐々木久美子 

ちょっと重かった

丸ごと1冊表題作です。
永井(受け)の目線で進んでいきます。永井はモデルなのですが、仕事での悩みや成長もあり、恋愛オンリーではない大人な作品だと思います。

「恋に堕ちた翻訳家」という題名ですが、高田が恋に堕ちたのはいつだったのか…。そこが描写で表されていたら、おお!と思ったのですけれど、振り返っても思い出せません(汗)。

高田が過去と決別して永井に会いに行ったのが、永井が離れてようや…

4

恋よ、ハレルヤ 小説

鳥谷しず  佐々木久美子 

煮詰めて、もっともっと!

日常感と、つつましい可愛さとロマンチックがあるのが、ディアプラス文庫。そこにエロをプラスというのが、この鳥谷先生ではないでしょうか。
そのエロというのが、度を超した攻めのフェチズムというのが個性的で楽しみなのですが、本作は大人しすぎたかなぁ。

法廷で見た、名も知れぬ弁護士に憧れ、自身も弁護士を目指しながら、私立のミッションスクールの男子校で講師として働く律。自身が顧問のアニメ同好会の合宿の…

7

恋よ、ハレルヤ 小説

鳥谷しず  佐々木久美子 

装飾部分が魅力的

表紙の受けの一癖ありそうな笑顔が気になり手にとってみましたが、読んでみると普通に真面目で純粋な受けでした。

あらすじ:
弁護士志望の教師・律(受け・25歳)は、アニメ同好会の合宿に顧問として参加する。宿泊施設で、理事長代理で弁護士の仲塚(攻め・31歳)と生活を共にすることになり…。

ハイスペック変態攻め×純情美人受けというパターンはいつもの鳥谷作品と同じですが、今回は珍しく年上攻め。…

8

フィフス 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

やっぱりいいわぁvv

旧版の時からこのシリーズで1番好きなカップリングvv
勿論、2人の書下ろしが読みたくて購入です。

大人のズルさがこのストーリーには欠かせない。
子供にしては、いくら頭の回転が速くても、
やはりそれなりに人生の経験を積んだ大人には太刀打ちできない。
その大人に言いくるめられて関係を持つようになった叔父と甥ですが
17年という長い月日が2人を変えていく。

17年もの間、月に1…

4

アナタはソレを我慢出来ない 小説

火崎勇  佐々木久美子 

イラストも必見!

表題作と続編「僕もソレが欲しくなる」が収録されています。表題作より続編が1.5倍長いという珍しい構成です。どちらも須賀目線で話は進みます。

「アナタはソレを我慢出来ない」
88ページ。須賀はウブでちょっと天然なのんびり屋。高校卒業間近の夜、須賀(受け)は一堂(攻め)から告白されて受け入れます。それから1年、それなりにラブラブな二人ですが、一堂はバイトで忙しく頻繁に会えない。おまけに、一堂は…

3

鬼恋(アンソロジー著者等複数) 小説

桑原水菜  かわい恋  夢乃咲実  佐々木久美子 

恋をしたのは、果たしてどちらなのか?

3種のオムニバス小説。
タイトルからすると鬼の“恋”のお話。もしくは、鬼に恋するお話。
何れも、一緒になるという点では遠からずではあるのですが、恋ってどんなもんか?と考えてしまう1冊でした。
あらすじに書かれている“愛”の方が近しい気がします。

先のレビューでも述べられているように、幸せ色は多くありません。グロテスクでカナシイ終焉もありますし。
鬼のイメージからすると、そんなものかも…

3

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

ワガママ主(受け)が可愛い!

年下執事(候補)x主の主従カップル。
この作者様の作品は沢山は読んでないのですが、読み始めると止まらない魅力があります。
とにかくキャラが立ってて、寡黙で懐の深い年下見習い執事と我がままで潔癖症の主、またその二人をうまく操る(?)老執事のやり取りが絶妙です。
原田(見習い執事)の視点で読者も共感していくことができ、主の我がままや態度が読み進めていくうちにどんどん可愛く見えてくる。
個人的に…

1

月暈 コミック

佐々木久美子 

過去と向き合うとき

 吾妻と辰巳は幼なじみで、吾妻は町医者の助手、辰巳は岡っ引きをそれぞれの生業にしています。そんなある日、吾妻が勤める町医者に、二人の幼なじみであり、音信不通であった黒重が患者として運ばれてきます。
 昔は3人とも親友だったのに、黒重は盗賊の一味に成り果てているし、特に仲が良かったはずの吾妻ともぎくしゃくしているのです。
 
 吾妻の起こした不幸な事件から、3人の関係は変わっていったと分かりま…

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