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20/59(合計:581件)
榎田尤利 佐々木久美子
M+M
ネタバレ
1冊すべて表題作です。 乙矢(受け)と仁(攻め)両方の視点でストーリーは進んでいきます。 切ないがベースなんですが、全体的な雰囲気はコミカルだと思います。 榎田先生の作品は、読んでて辛いものもあるのですが(それも素晴らしいですけれど!)、この作品はイタイ系が苦手な方にもお勧めです。 乙矢に呪いをかけたのが母親というのは切ないのですが、傍に理解者である執事の富益がいたことで救いがあり…
華藤えれな 佐々木久美子
表題作「花の檻」と続編「花の影」の中編2作品が収録されています。 どちらも左近(受け)の視点でストーリーは進みます。 「花の檻」 次期宗家である橘平(攻め)の要望により、左近は過去の醜聞から遠ざけられていた舞台へ呼び戻されます。橘平の一途な愛に応えて恋人同士になるという内容です。 「花の影」 一緒に檻に入ろうと決めて、橘平と付き合い始めた左近ですが、思うように回復しない肩や先代の…
ふゆの仁子 佐々木久美子
連作かと思ったのですが、単独の3作品でした。 同じ会社勤務や店の常連だったりと登場人物のニアミスはありません。 ただ、共通点を感じたのでまとまりのある1冊に感じました。 「我慢できない」 鷹野(攻め)視点。輿水(受け)とラブホテルで過ごすことになります。我慢しようと努力する鷹野が微笑ましかったです。 「制御不能な欲望」 衛藤(受け)視点。ライバルと思っていた堀水(攻め)に拉致さ…
藤森ちひろ 佐々木久美子
「密約は淫らに甘く」のスピンオフ作品にあたるようなのですが、前作は未読でもまったく問題なく単独で読めました。 1冊すべて表題作です。悠(受け)の視点で進みます。 悠は会社と契約する見返りに、伯爵アレクシス(攻め)の恋人役を演じることになりますが、それが本当の恋人同士になるというあらすじから想像した内容そのままでした。 ただ、兄との微笑ましい関係や、レスターというライバル?の登場なども…
1冊すべて表題作です。優二(受け)の視点でストーリーは進みます。 優二は社長子息で、後継者として教育を受けながら働いています。しかし、秘書である新見に抱かれています。そんな中、父親が倒れて、兄の恭一が突然帰国します。自分は兄の身代わりに過ぎないと感じた優二は会社を辞めることにしますが新見が怒り…という内容です。 何がしたいのかよく分からない話でした。 優二は父親への反抗として、新…
夜光花 佐々木久美子
muccu
睡眠障害で人づきあいがない祥一とカフェで知り合った君塚。 祥一の夢に出てくる高校生の和哉と海。 二組のカップルが出てきます。 祥一は頻繁に和哉と海の夢をみており、一方の和哉も祥一と君塚の夢を見ます。 そして本編ではどちらのカップルも実在していて、それぞれが見る夢の内容も実際に起こっている内容に思えます。 ただ、そのあたりがいまいち解明されておらず、最後の「夢の世界へようこそ」という意…
佐々木久美子
化け猫×獣医師の表題作カップルの話と、BLでない短編「トラブル・リトル・トラベラー」があります。 「鈴の音がきこえる」霧島と十三の再会話。 「猫の恋」猫仲間に拒絶されつつも霧島を慕う十三の話。 「灯影」十三の仲間である琥珀への嫉妬を機に恋人同士になる話。 「こはく日記。」琥珀が服部に引き取られるまでの話。 「それぞれの機微」霧島と十三の甘い話。 少年の霧島(受け)が捨て猫の十三…
江戸時代が舞台です。 佐々木先生の和装イラストが素敵です! 裏表紙では吾妻が花を頭につけており女性っぽい雰囲気ですが、作中では髪を下した姿も私は女のコのような印象は受けませんでした。 「月暈」 吾妻(受け)が主人公。武家の息子だったが、黒重(攻め)の父親の跡を継いで医師になります。5年間行方不明だった黒重と恋人同士になるまでの話です。吾妻が黒重の腕を切断したのにビックリでした。 …
いつき朔夜 佐々木久美子
fiona0109
佐々木さんの挿絵目当てに購入しました。 初読み作家さんです。 文章は読みやすく、結構一気に読めました。 昔、瀬戸内海の覇者であった水軍の言い伝えが可能かどうかを実際に航海して実験してみるという、BLでは珍しいお話なのではないかと思います。 ほんとに偶然なのですが、このお話を読む直前に村上水軍に由縁のある地の近くを旅行してきたところだったので、余計に興味深かったです。 男らしい攻め様と、過…
1冊すべて表題作です。忍(受け)の視点でストーリーは進みます。 全体的に甘い雰囲気の作品です。先輩×後輩、両片思いのすれ違い設定、再会モノがお好きな方にお勧めだと思います。 王道な再会モノなので、高嶺(攻め)が再会の最初から忍を好きで、嫉妬なども透けて見えるので、安心して読めます。 ハッピーエンドになるまでは分かり切っている展開なので、いつ二人の誤解が解けるのかを楽しむものだと感…