佐々木久美子さんのレビュー一覧

誓約は密やかに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

あとイラストをもう一枚!

「密約は淫らに甘く」のスピンオフ作品にあたるようなのですが、前作は未読でもまったく問題なく単独で読めました。

1冊すべて表題作です。悠(受け)の視点で進みます。
悠は会社と契約する見返りに、伯爵アレクシス(攻め)の恋人役を演じることになりますが、それが本当の恋人同士になるというあらすじから想像した内容そのままでした。

ただ、兄との微笑ましい関係や、レスターというライバル?の登場なども…

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その裏切りが、愛を成す 小説

ふゆの仁子  佐々木久美子 

どうにもあいませんでした

1冊すべて表題作です。優二(受け)の視点でストーリーは進みます。

優二は社長子息で、後継者として教育を受けながら働いています。しかし、秘書である新見に抱かれています。そんな中、父親が倒れて、兄の恭一が突然帰国します。自分は兄の身代わりに過ぎないと感じた優二は会社を辞めることにしますが新見が怒り…という内容です。

何がしたいのかよく分からない話でした。

優二は父親への反抗として、新…

1

眠り姫は夢を見る 小説

夜光花  佐々木久美子 

これは続きがあるのか?

睡眠障害で人づきあいがない祥一とカフェで知り合った君塚。
祥一の夢に出てくる高校生の和哉と海。
二組のカップルが出てきます。

祥一は頻繁に和哉と海の夢をみており、一方の和哉も祥一と君塚の夢を見ます。
そして本編ではどちらのカップルも実在していて、それぞれが見る夢の内容も実際に起こっている内容に思えます。
ただ、そのあたりがいまいち解明されておらず、最後の「夢の世界へようこそ」という意…

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鈴の音がきこえる コミック

佐々木久美子 

猫好きにおすすめ!

化け猫×獣医師の表題作カップルの話と、BLでない短編「トラブル・リトル・トラベラー」があります。

「鈴の音がきこえる」霧島と十三の再会話。
「猫の恋」猫仲間に拒絶されつつも霧島を慕う十三の話。
「灯影」十三の仲間である琥珀への嫉妬を機に恋人同士になる話。
「こはく日記。」琥珀が服部に引き取られるまでの話。
「それぞれの機微」霧島と十三の甘い話。

少年の霧島(受け)が捨て猫の十三…

3

月暈 コミック

佐々木久美子 

江戸時代モノ

江戸時代が舞台です。

佐々木先生の和装イラストが素敵です!
裏表紙では吾妻が花を頭につけており女性っぽい雰囲気ですが、作中では髪を下した姿も私は女のコのような印象は受けませんでした。

「月暈」
吾妻(受け)が主人公。武家の息子だったが、黒重(攻め)の父親の跡を継いで医師になります。5年間行方不明だった黒重と恋人同士になるまでの話です。吾妻が黒重の腕を切断したのにビックリでした。

0

ウミノツキ 小説

いつき朔夜  佐々木久美子 

珍しい題材でした

佐々木さんの挿絵目当てに購入しました。
初読み作家さんです。
文章は読みやすく、結構一気に読めました。
昔、瀬戸内海の覇者であった水軍の言い伝えが可能かどうかを実際に航海して実験してみるという、BLでは珍しいお話なのではないかと思います。
ほんとに偶然なのですが、このお話を読む直前に村上水軍に由縁のある地の近くを旅行してきたところだったので、余計に興味深かったです。
男らしい攻め様と、過…

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密約は淫らに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

セピア色の表紙が素敵

1冊すべて表題作です。忍(受け)の視点でストーリーは進みます。

全体的に甘い雰囲気の作品です。先輩×後輩、両片思いのすれ違い設定、再会モノがお好きな方にお勧めだと思います。

王道な再会モノなので、高嶺(攻め)が再会の最初から忍を好きで、嫉妬なども透けて見えるので、安心して読めます。

ハッピーエンドになるまでは分かり切っている展開なので、いつ二人の誤解が解けるのかを楽しむものだと感…

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フィフティ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

シリーズ完結!

ついにシリーズ完結です!

2作品収録されていますが、「フィフティ」は「フィフス」の後日談、「スペシャル」は全カップル集合となっていますので、シリーズ全部読んでいないと話についていけません。もやっとします。

「スペシャル」は各カップルの甘い暮らしが垣間見えます。
どこを読んでもカップル達が登場します。攻めが強気なカップルばかりのなか、清家のワンコぶりが際立っていて笑えました。あと唯一の…

3

クラッシュ 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

シリーズ最強の「攻め」

「エスコート」シリーズですが、主人公は警視庁に務める夏目です。

抱くつもりが抱かれてしまう。しかも相手は高校生?!
という内容で、自分的には「フィフス」に並ぶ、大丈夫なのか?の展開でした。

主役二人に「エスコート」シリーズの面々がどう絡んでくるのかなぁと楽しみにしていたら、榎本が登場してきて思わずニヤリ。私の恋人は14歳年上ですが、と夏目にさらりと語る場面は笑いました。

あとが…

1

ディール 小説

水壬楓子  佐々木久美子 

シリーズ最強の受け

シリーズ3冊目。オーナー榎本の秘書である水嶋律が主人公です。
作者さま曰く「シリーズ最強の受け」登場です!

最初に「延清と暮らしている」というあらすじを読んで「延清って誰?」と首をかしげながら読み始めたこの作品。律の想像もしなかった辛い過去に切なくなりました。しかし、柳のような強さを持った律は素敵でした!

延清は律の飼い主というセリフもありましたが、読後の私のイメージでは、主役の延清…

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