佐々木久美子さんのレビュー一覧

座敷童に恋をした。 小説

いおかいつき  佐々木久美子 

カラスとタヌキ


最初は表紙を見て、金髪の男の人はカラスで女の人はタヌキの妖怪なんだと思ってました。人形に変身できるとかの妖怪。

金髪の男の人は狐で女の人は二口女という妖怪でした。

最後の妖怪ってどんな姿?
猫くらいな大きさでトカゲみたいな妖怪ってどんなだろう。

祈が咲楽とセックスしていて、気持ち良くて泣いてる所をいつの間にやって来たその何だかわからない妖怪。

祈が痛くて泣いてるのかと…

1

犠牲獣 小説

桑原水菜  佐々木久美子 

幸せになって欲しいな…

炎の蜃気楼を読む前に予習でこちらを。
あっちは道のりが大分長いようなので。

結末が明示されてなくて、どうとでも取れそうな感じ。
殺す、王が死ぬ、逃亡…もしくは民に問うか…。
どれもありそうな書き方してる。
「ありがとう、すまない」のセリフ。死にそうだし、逃げそうだし
まぁとりあえず、最悪のBADENDが書かれてなくて良かったです。
あそこからのHAPPYENDはなかなか難しそう。…

1

誓いのキスは恋咲く庭で 小説

桂生青依  佐々木久美子 

トピアリーという仕事

表題作の長編と、後日談ショートの2作品が収録されています。
どちらも陽(受け)の視点でストーリーは進みます。

実家の花屋で働く陽は、ある日素晴らしい庭に忍び込みます。そこで出会った倉科(攻め)はレストランのオーナーで、陽に仕事を依頼してきて…という内容です。

脈があるんだろうなと自信があるんでしょうが、倉科は早い段階から陽に手を出してきます。それが公私混同っぽくはありますが、そんなに…

0

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

何度も読んでもまだ読んでしまう

1冊すべて表題作です。
乙矢(受け)と仁(攻め)両方の視点でストーリーは進んでいきます。

切ないがベースなんですが、全体的な雰囲気はコミカルだと思います。
榎田先生の作品は、読んでて辛いものもあるのですが(それも素晴らしいですけれど!)、この作品はイタイ系が苦手な方にもお勧めです。

乙矢に呪いをかけたのが母親というのは切ないのですが、傍に理解者である執事の富益がいたことで救いがあり…

6

花の檻 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

主人公は能楽師

表題作「花の檻」と続編「花の影」の中編2作品が収録されています。
どちらも左近(受け)の視点でストーリーは進みます。

「花の檻」
次期宗家である橘平(攻め)の要望により、左近は過去の醜聞から遠ざけられていた舞台へ呼び戻されます。橘平の一途な愛に応えて恋人同士になるという内容です。

「花の影」
一緒に檻に入ろうと決めて、橘平と付き合い始めた左近ですが、思うように回復しない肩や先代の…

3

愛の罪 恋の罰 小説

ふゆの仁子  佐々木久美子 

単独の短編3作品

連作かと思ったのですが、単独の3作品でした。
同じ会社勤務や店の常連だったりと登場人物のニアミスはありません。
ただ、共通点を感じたのでまとまりのある1冊に感じました。

「我慢できない」
鷹野(攻め)視点。輿水(受け)とラブホテルで過ごすことになります。我慢しようと努力する鷹野が微笑ましかったです。

「制御不能な欲望」
衛藤(受け)視点。ライバルと思っていた堀水(攻め)に拉致さ…

0

誓約は密やかに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

あとイラストをもう一枚!

「密約は淫らに甘く」のスピンオフ作品にあたるようなのですが、前作は未読でもまったく問題なく単独で読めました。

1冊すべて表題作です。悠(受け)の視点で進みます。
悠は会社と契約する見返りに、伯爵アレクシス(攻め)の恋人役を演じることになりますが、それが本当の恋人同士になるというあらすじから想像した内容そのままでした。

ただ、兄との微笑ましい関係や、レスターというライバル?の登場なども…

0

その裏切りが、愛を成す 小説

ふゆの仁子  佐々木久美子 

どうにもあいませんでした

1冊すべて表題作です。優二(受け)の視点でストーリーは進みます。

優二は社長子息で、後継者として教育を受けながら働いています。しかし、秘書である新見に抱かれています。そんな中、父親が倒れて、兄の恭一が突然帰国します。自分は兄の身代わりに過ぎないと感じた優二は会社を辞めることにしますが新見が怒り…という内容です。

何がしたいのかよく分からない話でした。

優二は父親への反抗として、新…

1

眠り姫は夢を見る 小説

夜光花  佐々木久美子 

これは続きがあるのか?

睡眠障害で人づきあいがない祥一とカフェで知り合った君塚。
祥一の夢に出てくる高校生の和哉と海。
二組のカップルが出てきます。

祥一は頻繁に和哉と海の夢をみており、一方の和哉も祥一と君塚の夢を見ます。
そして本編ではどちらのカップルも実在していて、それぞれが見る夢の内容も実際に起こっている内容に思えます。
ただ、そのあたりがいまいち解明されておらず、最後の「夢の世界へようこそ」という意…

2

鈴の音がきこえる コミック

佐々木久美子 

猫好きにおすすめ!

化け猫×獣医師の表題作カップルの話と、BLでない短編「トラブル・リトル・トラベラー」があります。

「鈴の音がきこえる」霧島と十三の再会話。
「猫の恋」猫仲間に拒絶されつつも霧島を慕う十三の話。
「灯影」十三の仲間である琥珀への嫉妬を機に恋人同士になる話。
「こはく日記。」琥珀が服部に引き取られるまでの話。
「それぞれの機微」霧島と十三の甘い話。

少年の霧島(受け)が捨て猫の十三…

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