佐々木久美子さんのレビュー一覧

純潔の愛人(コイビト) 小説

水月真兎  佐々木久美子 

とにかく受けが可愛い

1冊すべて表題作で、明良(受け)の視点でストーリーは進みます。

いわゆる「借金のカタに愛人になる」という内容なのですが、序盤に登場する子供の頃であった「お兄ちゃん」が孝一(攻め)であることは容易に想像がつきますし、孝一が明良を大切にしているのが伝わります。それなのに、明良はなんで抱いてくれないの?!と困惑している様が可愛らしいです。

借金のカタにという過程も、家族は反対しますし、すんな…

0

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

呪いを解く呪文・・・それは?o(´▽`*)/

面白かったです(*^ワ^*)  受けが極度の潔癖性で、人間嫌いで、毒舌家で、わがままetcとのことで、私の周りにはいないタイプ。いったいこんな受けがいかにしてH出来るようになるのか?BLなんだからきっと最終的にはそういう展開になるはず、ですよね?と言うことで好奇心旺盛な私としては、これを読まずには天国に行けない!という思いで購入(笑)

読み始めて数十ページ程経った頃、「あれ?」と思いました。…

5

ひとでなしの恋人 小説

松幸かほ  佐々木久美子 

なんだか惜しい感じ

1冊すべて表題作です。
瑞樹(受け)がメインですが、竜崎(攻め)の視点も入るので心情が分かりやすいです。

瑞樹はパン屋。綺麗な外見と異なり、言葉も態度も乱暴なほど男らしい男です。友人・青山に頼まれて、ヤクザの竜崎と面会したところ、一度限りのつもりが…という話です。

最初は面白かったのですが、途中から失速という感じで惜しい気がしました。
瑞樹がヤクザの青山より上位というのは面白かった…

0

部長の男 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

男のシゴト。

仕事にアツイ男は素敵です。主人公は業界3位の大手印刷会社に勤める広報部長の日下部。彼は仕事にも色事にも貪欲なんです。仕事の能力を買われて納得のいく役職につければ、転職に躊躇はない。どこでもやっていけるデキる男なのは確かだけれど、フットワークが軽いもう一つの理由には、彼の性的指向によるところもありまして。

日下部は社長直々の指示により、工場勤務の若い作業員、水科の教育係に任命される。オドオドし…

4

蜜のように毒のように 小説

杏野朝水  佐々木久美子 

時間が必要だった二人

表題作の長編と、短編2つの3作品収録されています。

「蜜のように毒のように」
岬(受け)の視点。高校3年生の夏、父親が連れてきた鬼頭(攻め)に心も体も溺れます。恋人同士だと思っていた岬ですが、1か月後に別れを告げられます。それから6年後、岬は保育士になります。妹の子を迎えに来た鬼頭と再会し、仕返しをしようとするのですが…という話です。

「願うように、祈るように。」
あとがきに説明が…

1

熱砂の檻からはばたいて 小説

佐々木禎子  佐々木久美子 

挿し絵ください!

1冊すべて表題作です。芳人(受け)の視点でストーリーは進みます。

芳人は、留学先の大学で知り合った、アラブの王子であるナイジェル(攻め)と恋におちますが、3か月で相手は帰国してしまいます。
それから8年、イベント等の企画運営の会社に勤めている芳人の前に、ナイジェルが国際会議を企画運営して欲しいとやってきて、芳人を強引に自国へ連れ去り…という話です。

仕事だと割り切ろうとするけれど、過…

2

ヌードと恋と家庭訪問 小説

朝香りく  佐々木久美子 

明るくて楽しい

表題作の長編と、その後ショートの2作品収録されています。未月(受け)が主人公です。

未月は高校教師。不登校である香奈目の家庭訪問をしたところ、出てきたのは叔父の雅道(攻め)で、画家だという彼と話すうちにいつの間にかヌードモデルをさせられることになり…という話です。

芸術家の二人はマイペースで突拍子もない言動をします。イカされるしお尻に突っ込まされるしそれでも更正させようと奮闘する未月が…

0

座敷童に恋をした。 小説

いおかいつき  佐々木久美子 

カラスとタヌキ


最初は表紙を見て、金髪の男の人はカラスで女の人はタヌキの妖怪なんだと思ってました。人形に変身できるとかの妖怪。

金髪の男の人は狐で女の人は二口女という妖怪でした。

最後の妖怪ってどんな姿?
猫くらいな大きさでトカゲみたいな妖怪ってどんなだろう。

祈が咲楽とセックスしていて、気持ち良くて泣いてる所をいつの間にやって来たその何だかわからない妖怪。

祈が痛くて泣いてるのかと…

1

犠牲獣 小説

桑原水菜  佐々木久美子 

幸せになって欲しいな…

炎の蜃気楼を読む前に予習でこちらを。
あっちは道のりが大分長いようなので。

結末が明示されてなくて、どうとでも取れそうな感じ。
殺す、王が死ぬ、逃亡…もしくは民に問うか…。
どれもありそうな書き方してる。
「ありがとう、すまない」のセリフ。死にそうだし、逃げそうだし
まぁとりあえず、最悪のBADENDが書かれてなくて良かったです。
あそこからのHAPPYENDはなかなか難しそう。…

1

誓いのキスは恋咲く庭で 小説

桂生青依  佐々木久美子 

トピアリーという仕事

表題作の長編と、後日談ショートの2作品が収録されています。
どちらも陽(受け)の視点でストーリーは進みます。

実家の花屋で働く陽は、ある日素晴らしい庭に忍び込みます。そこで出会った倉科(攻め)はレストランのオーナーで、陽に仕事を依頼してきて…という内容です。

脈があるんだろうなと自信があるんでしょうが、倉科は早い段階から陽に手を出してきます。それが公私混同っぽくはありますが、そんなに…

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