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15/58(合計:574件)
池戸裕子 佐々木久美子
窓月
ネタバレ
音大で声楽を専攻する良きライバルだった岸本と槇。 才能に恵まれた二人は意気投合し、やがて恋人として親密になっていく。何事にも情熱的な岸本に自分にはないものを感じて強く惹かれていた槇だったが、卒業後、活動拠点を海外に求めた岸本に捨てられる。それから5年が経過し、退官する恩師のため、門下生主催の祝賀コンサートの準備をしていた槇は、欠席予定だったはずの岸本がコンサートのためにドイツから帰国したことを知…
榎田尤利 佐々木久美子
ぴんか
やはり榎田先生は上手いなと。 小説としてもコメディーとしても実に面白い! でもね、私はBLとしては萌えなかった。 いつも口にすることだけど、 愛がないとダメ。 野追川の「黒田」に対する愛を感じなかった。 「原稿」や「ゴスちゅる」や「漫画」に対しては 溢れるほどの情熱を感じるのだけれど、 BL的には全く愛を感じなかった。 ……要するに、萌えない。 黒田も然り。 野追…
秀香穂里 佐々木久美子
fandesu
電子書籍で読了。挿絵なし(あとがきはあって、秀さんがイラストを褒めちぎっているので悔しい)。 このお話、かなり読者を選ぶんじゃないかと。 あらすじは以前にレビューされた皆さまが詳しく書かれていますので割愛しますが、「こういうのダメ~」っていう方は気分が悪くなるだけかもしれないなぁ、と思うのです。 受けの三浦の不倫です。おまけにこの方、妻との穏やかな暮らしも、部下の大石に激しく求められる恋…
ふばば
秀香穂里先生ご自身のあとがきにある通り、「昼ドラ」な小説でした! なんか、うわぁ〜〜っときた…読後のこのなんとも言えない疲労感… 既婚者の端くれとして、この物語の昼ドラ的側面のリアルさ、肯けるんだよなぁ。 既得権はそのままに、何かをまだ欲しがる。 持っているものの価値に麻痺して、欠落を感じる。 時間の流れにふと恐怖感を抱く。 そんな時、心に、躰に、忍び込むドロドロ。それが昼ドラだと思う…
鬼塚ツヤコ 佐々木久美子
ユー太郎
とばしとばしやっと読み終えましたー。 なぜなら萩原の執着の理由が一行しか書いてありません。 どうして忍くんにそんなに執着するようになったかが書かれてないんですよ。 だって忍くんを「さびしい」といつ判断したのさ。読者にはその理由が4年後にだんだんとわかってくるけど、四年前に執着し始めた萩原さの理由が書かれてないよね?それならアンタその他大勢の奴らと同じで顔だけで忍くん好きだけだとしか思えな…
あーちゃん2016
年末に整理しきれなかった本棚を継続ひっくり返し中。1年に1回は読み返して盛大に感動し、本棚に戻すことになるうちの一つです。人生における「別れ」を知っている方には是非一度!と強くオススメしたいなあ と思います。心にしみる部分がありますが、けらけら笑ってしまう軽妙な部分もありますので、どよーんと重くはならないと思います。 マンガ家シリーズ4作目ですが一作一作はほぼ独立していて、当作は、編集者泣かせで…
夜光花 佐々木久美子
わきの
夜光花先生といえばファンタジーですが、こちらはファンタジー要素ありません。 高校生の時に出会った攻めから執着されるお話で、初めは受けに同情していたら最後は攻めに同情する事態になってたという。 夜光花先生好きで、私自身もわりと速読な方だと思うんですが、今作は好みじゃなかったからか読むのに時間かかってしまいました…。 受けに一目惚れして陵辱する攻めは確かに酷いヤツです。 報復のため覚醒剤所…
火崎勇 佐々木久美子
M+M
土岐(攻)の視点でストーリーが進みます。 二年間、バーテンダーの蒼(受)に好意を持ちつつも、オーナーとして店に通っていた土岐。蒼と両想いになったものの、そこに蒼の双子の弟・朱が邪魔をしてきて…という話です。 朱がとにかく二人の仲を引っかき回そうとしてイラッとしました。土岐が蒼と間違えてラブホテルで触ったのは事実ですし、蒼は朱を見捨てられないだろうし、妊娠したホステスとの相談で誤解されるし、…
タイトル通り、確かに「御伽噺」でありファンタジーであるのだけれど、設定は現代日本で主人公の2人も人外でもなく超能力もない「人間」です。 それでも物語全体にふわっと優しい「御伽噺」感が漂うのは、全く違う個性・バックグラウンドの2人の恋が、不思議な異国のキャンドルから始まるから。 主人公は、おもちゃ会社の営業マン・旗野。 旗野は本当は開発部希望で、大人しい性格もあって営業の仕事にやる気を持てない…
読んでみて、あ〜私はこういう話が本当に好みなんだなぁ、と実感しています。 主人公は、トップモデルの永井啓。 彼が行きつけの喫茶店で雰囲気のある年上男性に一目惚れして、という物語の始まりですが、浮ついた空気はなく、啓ははじめからとことん本気で出会えたことの幸福感を率直に表し、性急に求めず自然に、また運命的に再会できる事を望むのです。 その願いが叶い再び喫茶店で再会し、啓は自分の事を知って信頼し…