佐々木久美子さんのレビュー一覧

はなれがたいけもの 小説

八十庭たづ  佐々木久美子 

壮大な愛のお話。

あらすじに惹かれ購入。

あらすじに書かれた「彼は獣人の王で、ディリヤは敵国の兵士。」という文句から、ロミジュリ的なお話をイメージしていましたが、予想をはるかに上回るお話でした。

スパダリ、そして薄幸健気受け。
そんなキーワードに萌えツボを刺激される方にはぜひとも手に取っていただきたい素敵な作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。







獣人と人間が…

25

はなれがたいけもの 小説

八十庭たづ  佐々木久美子 

暖かく素敵な家族の愛の物語です

表紙からわかるように、とてもファンタジー要素の強い作品です。
金狼族(狼)の獣人ユドハ×人間ディリヤで、
受のディリヤには狼の子どもの
アシュがいます。
このアシュがまた可愛いです。

金狼族の雄は、雄でも雌でも関係なく異種族間でも
子どもを孕ませる力があります。
そして、孕ませた自分の雌に対して
めちゃくちゃ尽くし甘やかします。
上記のようにディリヤに接するユドハ。
己の雌…

14

はなれがたいけもの 小説

八十庭たづ  佐々木久美子 

限りなく優しい「愛」の物語です

web発、獣人BLです。

これ、とても優しい愛の物語なんですよね。
ずっと一人で闘ってきた主人公が、愛し、愛され、支えあって、共に生きる幸せを知るー。
人に甘える事を知らない不器用すぎる主人公にも、そんな主人公を揺るぎ無い愛情で見守り続ける攻めにも、とても萌えてしまいまして。
結構、切なかったり痛かったりする部分もあるんですけど、とてもあたたかくて素敵な物語だと思います。

ところ…

22

恋よ、ハレルヤ 小説

鳥谷しず  佐々木久美子 

ドスケベ王子様の射精管理

スケベな王子様と庶民の美青年のお話ですね。
体育座りそんなにそそるんだ!
あと受けの射精管理が!そんなに感じやすくてすぐイッチャってエッチがまともにできないなんて初めてでした。
ついつい一番印象的だったことを真っ先に書いてしまいました。

お話は攻めに一方的に一目惚れして人生を変えた受けと攻めが運命的な再会をし、受けが憧れが実は恋だったと自覚し片想いに切なく過ごす、でも攻めの恋人のふりで…

0

部長の男 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

大人の狡さ

結果、リバ作品でした
なんとも甘酸っぱい大人のオトコたちのお話でした
スパダリ感ある攻めが、大人の狡さをみせながらもジタバタしているところが可愛いかった
仕事では出来るオトコなのに、ソツなくいろんなことをこなしているのに、なんか少し残念なところもあってそれがまた愛おしいです

受けは乙女‼︎可愛いらしい、あざとさと紙一重で天然ぶりを発揮しとても素直な好青年でした

リーマンものなんで…

0

耳たぶに愛 小説

名倉和希  佐々木久美子 

美中年が恋をする話

 三澤は数年前に失業し、今は叔父の手伝いという名目で好き勝手な生活をしていた。
 そんな時、叔父がぎっくり腰になってしまい、造園の仕事ができなくなってしまう。
 事情を話に行った家は大豪邸で気のいい通いのお手伝いさんと、家主である四十過ぎた小説家・石神と二人きりで生活をしているらしい。
 実は家主である石神は、数年前恋人と揉め事を起こし、自宅に居座られた過去がある。そのことから、過保護な家政…

1

熱砂の檻からはばたいて 小説

佐々木禎子  佐々木久美子 

未練を抱えた再会

2009年刊。
表紙の美麗さに釣られて買ったものの、挿絵が無い為に長年積読状態にしていた(;^ω^)一冊をやっと読んだ。

留学していた頃に出逢って身体の関係まであったものの、攻め・ナイジェルはバルファード国の内乱の為に3ケ月余りで祖国に帰国せざるを得なかった。
そのまま音信不通で8年経ち、もう関係が消滅したものと思っていた受け・芳人だが、彼が勤めている会社にバルファード国主催の国際会議の…

1

愛されたくない 小説

夜光花  佐々木久美子 

ドン引きしたけど面白かった、萎えたけど萌えた、趣味じゃないけど好き!

いや~~~~…これは難しい;

2部作形式で、前半は2008年に雑誌掲載された作品。
後半は書籍化にあたり書き下ろした作品となっています。
その7年のタイムラグに作者さんの実績が顕著に現われている気がします。
(何様みたいな言葉になってしまった;ごめんなさい;)

正直前半は趣味じゃなかったです。
どうしても攻めの行為に嫌悪感を持ってしまう。
けれど後半になると人間の多面性を垣間…

3

籠蝶は花を恋う 小説

沙野風結子  佐々木久美子 

バランスが取れた作品

 遊郭で生まれ育った詩央は、実父の月舘子爵に引き取られたけれど、自分の生まれと育ちを気にしていて、うまく馴染めずにいた……。
 そんな時に現れたのは、まだ詩央が遊郭にいた時に危ないところを助けてくれた鼎様だった。
 助けられたことで鼎様にほのかな恋心を抱いていたけれど、再会した鼎様は詩央の出自を黙っている代わりに、体を要求してきて……

 という話でした。
 BL物でもよくあるお金持ちに…

2

ブルーデザート 小説

火崎勇  佐々木久美子 

この作品単独でも読めます

前作の『ブルーダリア』のリンク作ですが、前作とは主人公が変わっているのでこの作品単独で読んでも大丈夫だと思います。
もちろん前作を既読の方には前作で主人公だった2人も登場しているので背景等は更に分かりやすいかと思います。

前作もそうでしたが、今作も舞台は主人公の職場での出来事が主です。
ただ普通の職場ではなく、強引に頼み込まれたイレジュラーな環境でのお仕事です。
アラブのセレブが登場す…

2
PAGE TOP