佐々成美さんのレビュー一覧

今宵の月のように 小説

神奈木智  佐々成美 

あまり入り込めず…でした

うーん、私にはあまり合いませんでした…。

やっぱり読み始めると、
誰かしら登場人物の1人だったり、何人かだったりに想いをはせて読んじゃうと思うんですけど、
今回は誰にもその想いは生まれなかった。
それぞれ、名前よりも

いい人。
優しい人。
愛されキャラの人。
飄々としてるけど実はの人。
口調はキツイけどの人。

っという感じ。
なんか「こういうタイプだから」っという…

0

ダイヤモンドに口づけを~Eternity~ 小説

あさぎり夕  佐々成美 

相変わらずなカップルたち

7年越しの新刊ですがこれで最後とは?!ほとんどがペーパーや小冊子の詰め合わせですので集めれなかった人にとってはありがたい1冊! それよりもやはり気になるのは三森三兄弟の続きでありまして…。帯に陣野が実家に挨拶にという文を読んで、そこからお話が進んでいくのかと思いきや、最後の最後での訪問とな?!それもこれからご対面というところで終了。いやいや読みたいのは挨拶に行ったところからの展開なのですがっ!と、…

1

微熱の引力 小説

可南さらさ  佐々成美 

いわゆる「攻めざまあ」神展開

同じ作者様に「恋を知る日」という少し展開が近い作品がありますが、私はこちらの作品の方が好きです。(でも「恋を知る日」にも「微熱の引力」より好きな部分もあります)
たぶん本編を書かれた時期は「微熱の引力」のが後?
「恋を知る日」で、話の配分がもうちょっとだけ
こうだったらいいなと思ったポイントが、全て完璧になっています。(あくまでも私にとってはですが)

どちらの作品も、かっこよく傲慢でモ…

8

ライジングムーン 小説

月夜野亮  佐々成美 

せつなの恋を感じる一冊

何度読んでも色あせない、名作です。
宇宙の星々の間を航海するアスラエール、不毛の星で生きる住民トゥリア。
砂漠の砂一粒からも、匂い立つような世界観を感じます。
そしてBLにおいて、こんなに設定と相まった、キスもセックスも、私は知りません。
とてもせつない。

新装版で別タイトルの上巻として再刊されていますが、わたしは佐々成美先生がイラストを描かれたこちらの方がより一層好みです。
世界…

0

弟の親友 小説

椎崎夕  佐々成美 

そ――

すれ違いや勘違いから生じる切なさは嫌いじゃないです。嫌いじゃないですが、6年間もお互いにむしろ嫌われていると勘違いしたまま肉体関係だけ深くなってウジウジ悩むという展開は、読んでいて疲れました。2004年の作品か…当時はこういうのも新鮮なお話だったのかな~。二人のお仕事に関する描写や、車いすの知識などはとても興味深く読みました。

たった一言確認すればいいのに…と思いつつ読んでいたので、クライマ…

0

同じ声を待っている 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

登場人物の誰にも共感できない

読むのが辛くて、最後の方は流し読みになってしまいました。
ストーリー的には面白そうだったのです。
実際、途中までは良かった。
そこから先が、無理だった。
全く私の趣味じゃない。
というか、理解できなかった。

登場人物の誰にも共感できないだけでなく、行動も理解不能。
特に兄については、全く理解不能。

途中で読むのをやめたかったのを我慢して読みましたが、最後まで読んでも予想の斜…

2

弟の親友 小説

椎崎夕  佐々成美 

惜しい

表題作と短めの続編、2作品収録されています。

「弟の親友」は、航(受け)の目線で、恋人になるまでの二人です。
「年上の恋人」は、伏見(攻め)の目線で、恋人になってから二週間後、航の弟・孝史に自分達のことをいつ話そうかと悩む話です。

全体的には、シリアスチックですが重い程ではなく読みやすい作品です。
惜しいなぁと感じた事がひとつ。
航が、立ち聞きした二人の会話で、伏見が好きなのは孝…

2

恋情のキズあと 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

女性キャラがいい

1冊丸ごと表題作です。
主役二人の両方から語られるので心情が理解しやすいです。

地位も権力もある貴臣の休暇先の別荘へ、唯が偶然を装ってやってくるけれど、それは貴臣の敵である伯父の計略であり…という内容で、貴臣に信じてもらうために唯が自殺を図ろうとするのが、作品の山場です。

うーん、何か、ちょっとちょっと物足りないんですよね。

貴臣が唯に惹かれた理由が、単に好みのタイプだったから…

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宵月の惑い~桃華異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

桃華郷その三

桃華郷を舞台に展開するシリーズの第三作。第一作に登場した商人・彩夏と、彼が水揚げすることになる新人男妓・瑛簫のお話です。瑛簫は故あって僧侶の身ながら桃華郷に売られた青年で、二人が最初に情を交わすシーンの背徳感が印象的でした。

これまでの二作品と異なり、完全に大人同士の恋愛なのでショタが苦手な私は安心して読めました。全編を通じて艶っぽい作品で、単体で読んでも面白いと思います。義兄への想いを発散…

2

宵闇の契り~桃華異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

桃華郷その二

遊里・桃華郷を舞台に展開するシリーズの第二作。桃華郷の頼りになる用心棒・大我と、幼い頃に妓院に売られ、やがて男妓として生きる莉英の物語です。

約十年間にわたる二人の交流が描かれており、読み応えがありました。また、莉英は第一作で聚星の同僚として登場した美貌の男妓で怜悧かつ傲慢なイメージだったので、その容姿ゆえに厄介者扱いされる不憫な子供時代の莉英が意外すぎて序盤からストーリーに引き込まれました…

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