谷川藍さんのレビュー一覧

三度死んでも君がいい 小説

谷川藍  苑生 

苦しんだ先の光

タイトルやあらすじから感じたように重かった、けど光が見えてホッとしました。
生きる事に精一杯な縁、そんな縁の様子がしんどい。救いの友達も転勤になり職なし宿なしのピンチに。
そこに前の2回の人生で縁を殺した誼が登場。この誼が怖い。 出会ったのは高校時代、その頃から縁への執着をみせるけど何を考えてるか解らない。 そんな誼と同居する様子は軟禁、精神的な上下関係もあるしこれじゃ恋にはならないと思う。…

1

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知ることも楽しい

本品は『三度死んでも君がいい』のアマゾン特典ペーパーです。

本編後、誼の変化についてのお話です。

弐央の家で暮らし始めてから
誼はやおら家事が勤しみだします。

今日も縁が和菓子屋のバイトから帰宅すると
玄関のドアを開けるといい匂いが漂っていました。

縁は帰宅の挨拶よりも先に
「誼、何を作ってるの」と呼びかけても
聞こえないのか返事がありません。

今とキッチンに…

2

三度死んでも君がいい 小説

谷川藍  苑生 

繰り返されるループの意味とは

今回は必要に受様に執着する元同級生の意思と
過去世の記憶を持ち不眠症に悩むアルバイトのお話です。 

攻様に殺された記憶のある受様が
今世で捕まった攻様との関係を変えて幸せになるまで。

受様は高校を卒業後はフリーターをしていますが
不眠症を患っていて仕事が長続きできず
社会に出てから再会した元同級生の部屋で
居候生活を送っています。

知合いの伝手で何とか付けた工場のバイト…

4

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読みたかった部分がここにあった

本編終了後のお話。

海のそばの町に引っ越しして来てから、急に誼が家事が好きになりました。
縁が和菓子屋のバイトから帰ってきて、玄関を開けた瞬間から
炊事の匂いが家の中に漂っていてー…。


ほのぼのとした二人のその後が楽しめました。
本編の時はシリアスな部分が多かったので
こうやってほのぼのとした二人の様子を知れてよかったです。
普通の日常のような話なんですけど、その普通さえ…

2

三度死んでも君がいい 小説

谷川藍  苑生 

レビューするのが難しい

初めての作家様だったのですが、
タイトルとあらすじに惹かれました。
更に挿絵が苑生先生だったので購入しました。

前世だけではなく、前々世の記憶まである人生3周目の縁と、前世と前々世で縁を殺した誼とのお話。

うーん。輪廻転生になるのかなー?
レビューするのが難しいなぁと思った作品です。

最終的にメリバかバッドエンドかな?って思ったのですが
そうではなかったのでよかったです。…

5

三度死んでも君がいい 小説

谷川藍  苑生 

はじまりと終わりでの攻めの印象の変化が面白かった。

面白かった。
高校の同級生と両思いになっては殺されてをループしている受けの話。
三度目こそはと攻めから逃げたけど10年後に再会しちゃう。
高校生から27歳の大人になった攻めは、受けの中にあった高校生の頃の印象と変わっていたり、警戒心バリバリでお互いに手探りで距離感を測りながら一緒に暮らすことで今までの周回では気づかなかった部分が見えてくる。

受けにとって、何を考えているかわからない恐ろ…

7

三度死んでも君がいい 小説

谷川藍  苑生 

どうなるかと思ったのだけど

苑生先生挿絵だったから購入。谷川藍先生は2作目。今回はお話がどうなるどうなるとドキドキするもので、一気に読みはしたものの、お話の終わり方が?という印象でしたので中立にしました。本編260Pほど+あとがき。執着攻めやシリアスものがお好きな方だったら良いのかも。

前世のみならず前々世の記憶まである縁(より)。うまく眠れずうまく起きれないという不眠症気味で、社会生活をうまくおくれずにいます。そんな…

5

三度死んでも君がいい 小説

谷川藍  苑生 

思っていた感じと違った

「好きになったら殺される」

帯の文言に衝撃。そしてダークな表紙。こ…これは読んでみたい。何よりどんな結末を辿るのか気になる!と手に取りました。


んーー…とですね。。。
率直な感想は、思ってたのと違ったな、です。
序章は想像通りにダーク描写でワクワク&ゾクゾクもしたんです。誼に執着される縁が、彼に2度殺されて、まさにやり直しの3度目のいま現在……誼から逃げられていたのにまたも誼に…

6

この世の果てでもどうかよろしく 小説

谷川藍  榊空也 

美しい表現が特徴

商業デヴュー作とのことで表現の美しさ独特さがとてもよく滅多にしない付箋をつけてしまった位目を引きました

物語は元ヤンダウナーの刺青背負った美形お坊さん朝日
アッパーを装いながらも恋人とうまくいかず自己肯定感が低い葉二
留学先で出会い偶発的な一夜を過ごした二人が帰国後仕事関係で偶然再開する
葉二は高校時代からの恋人との関係が宙ぶらりんのまま朝日と会うことが増えていき…恋人が別の男と一緒に…

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この世の果てでもどうかよろしく 小説

谷川藍  榊空也 

心理描写が丁寧な作品

デビュー作品とのこと、タイトルやあらすじを読んで発売を楽しみにしていました。一人称寄りな三人称視点が特徴的。とても感情移入しやすい言葉選びだと思いました。
複雑な出会い、複雑な再会が柔らかく描写されており文章が好きです。
心理描写がとにかく丁寧。

不意に出会って身体を重ねてしまった二人。
葉二が発した名前から葉二に彼氏がいると知ってしまう…という切なスタート。
そこからの、再会もので…

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