紺野キタさんのレビュー一覧

SALVA ME コミック

紺野キタ 

それは一瞬の

過ぎ去った幼い日に、偶然出会った光に満ちた光景。
それは少年の頃にしか与えられない才能で。
表題作は、ボーイソプラノという、人生の中でほんの数年の時間しか与えられていない時期と、その独特の透明度と輝きへの憧憬がとても切ない作品です。
この表題作と「天使も踏むを恐れるところ」は文学色が強いと思いました。
台詞の切り方とか、私はとても好みです。
「天使~」の方はおそらく20世紀初頭頃のイギリ…

0

貴様と俺 コミック

紺野キタ 

ウケる~っ!!(><)

これまたとんでもファンタジーなコメディーですね!!

実の兄が嫁に逃げられ、リストラに合い、
「俺は負け犬なんだーっ!!」で目が覚めれば本当に犬になっていた兄ちゃん。
それも乳首2つのメスときたもんだ(笑)

その犬にだんだんと恋心を芽生えさす弟。
でも本当は兄ちゃんなんだよな…
いやいやそんなのどうでもいいのです、ここまでなんちゃってストーリーなんだから
ガチ兄弟なんて気になり…

8

貴様と俺 コミック

紺野キタ 

絶妙なおとぼけ

BLにありそうでない主題「リストラ」を描きながら
ここまでほのぼのした作風がまず狡い。
そして一歩間違えば内外ともに修羅場になりそうな関係を
描いていながらここまでほのぼのなのが更に狡い。
そして極めつけはタイトルで…この登場人物達から
どこをどうやれば『貴様』なんて絶妙な距離感を
持った言葉が零れだすのかと小一時間聴き質したくなる様な
狡さです。
同時収録作のタイトルが『貴様と俺…

9

貴様と俺 コミック

紺野キタ 

犬好きじゃないけど面白かった

猫が大好きなので、犬にはイマイチピンとこない。
それでも、面白かったので
犬が好きな方ならばもっと楽しめたと思います。

お兄ちゃんが犬になってしまう。
しかもメス犬。
これだけでも、どうしたものかと思うのですが、

このお兄犬がなんとも素晴らしいのは、犬としてではなく
人間としての気持ちがしっかりしているところが、なんとも
心地よかった。

作家さんがうまいのでしょうけど…

8

貴様と俺 コミック

紺野キタ 

かわいい負け犬

初読みの作家さん!!

とにかく面白かったー(^^)
もぅ、どこまで本気で描かれてるのかわからないほど
アホ全開で終始笑ってしまった!!

設定も斬新だけど、2人のヤリトリが
バカップルだったり、お笑いコンビだったりで
どのページも面白かったです。

乳首のくだりとか、ウンチキャッチとか
笑どころが満載!!

軽く読めるけど、読み返したくなる面白さでした。


最後…

8

永遠の昨日(新装版) 小説

榎田尤利  紺野キタ 

死ということ。

榎田さんは大好きな作家さんなのですが、死ネタがどうしても苦手で避け続けていた作品です。
誰もが知っている名作だけれど、どうしても手が伸びなかった。
けれど今回、他に読みたい新刊もなく、なんとなく手が伸びた。

結果、BLというジャンルに抵抗がない人ならば、みんなに読んでほしいなと思った。
物語の初っ端から、主人公みっちゃんの相手役である浩一は死にます。
ヘンな言い方だけど、そらもうあっ…

25

貴様と俺 コミック

紺野キタ 

石器時代に台詞なしの漫画が斬新です。

新刊チェックで表紙絵が公開されて初めて目にした時から強く惹かれました。
特典ペーパー付きの、いつものお店で予約して購入しました。

表紙絵は、画像で見てみると違いが分かり辛く、気づくのには難しいですが、
実際に本を手に取って よく見てみると、犬姿のお兄ちゃんの毛色の色使いが
とても綺麗で、毛の表現、筆使いが繊細で温かみを感じました。
また、題字のデザインで、擦れた感じや擦れ具合がとても…

14

貴様と俺 コミック

紺野キタ 

トンチキなのに心があたたまりました

表紙やタイトルのインパクトがすごかったので手にとってみました。
作者さんもコメントに書いているようにトンチキなお話でした。
トンチキだけどちゃんとストーリー性はあったと思います。

たしかに犬になってしまうなんてムチャクチャなお話です。
負け犬になってしまったお兄ちゃんのことを思って、
一瞬悲しくて複雑な気持ちになりました。
でもお話がギャグだったので笑ってしまいました。
それにや…

7

貴様と俺 コミック

紺野キタ 

たのしくいこう、畜生道♪

会社をリストラされ妻にも逃げられた冴えない眼鏡の三十男、浩也。
イケメン弟の家で「どーせ俺は負け犬だーっ」とクダを巻いていたところ、
翌朝起きたらメス犬に?!

ぐわはははは!
この犬になっちゃったお兄ちゃんと弟友也の楽しい共同生活、
そして愛が芽生えるまで〜、っていうのがこのお話ですが、
いや、もう、紺野さんの持ち味のほのぼの柔らかでちょっと切ない味に、
ブラックだけれど突き抜け…

12

8年目の約束 小説

うえだ真由  紺野キタ 

綺麗で切ない雰囲気・・・はいいんだけど。

う~ん、キャラクターもストーリーも、全体に漂う切なく優しい雰囲気もいいと思うんですよ。このトーンは好みなんです。

それでも、設定やエピソードがいちいちあまりにも陰気で暗過ぎて、読んでてどうにも気が滅入ってしまいました。メイン2人のキャラクターやラブは好きだからなおさら。

ここまで行かなくても、ただ『切なさ』を堪能できる程度で留めておいて欲しかったですね。


【今回、当人比でか…

4
PAGE TOP