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紺野けい子
ふばば
ネタバレ
威嚇する猫のように、防御するハリネズミのように、所構わず周りに突っかかって、孤立し悪い噂を流されている開発部の須藤。 営業の広川は須藤が路上で屈託ない笑顔で歌っているのを見つけ、醒めてとんがった表面より楽しそうに笑う須藤が本当の彼ではないか、と興味を持つ。 須藤が関係していた女子社員の内輪話を聞いてしまい、須藤の傷ついた心に触れて好きになるのだけれど。 ノンケの広川が、しかも悪態つかれてたり…
紺野けい子さんの2000ー2002年掲載の作品と、00ー07年のカラーピンナップ8点が収録された作品集です。 「少女漫画家の恋」「少女漫画家の恋〜寝ても覚めても」 デビュー4年目、停滞気味の少女漫画家・秋本ユウ(26)に、現状打破に『ホモネタを』加えたら、と提案する担当編集の倉田(28)。 戸惑う秋本に自分たちで想像してみれば、と秋本の部屋で擦り合いをする事に… 仕事です、という倉田の…
この本が家にある事が嬉しい、その2。 こちらの表紙も素敵! 「上」と同じく白地に銀の線で、少し大人の美しい男2人。 内容は、紺野けい子さんの1996〜2001年の作品で「College student, office worker edition 」、大学生や社会人ものの短編集となっています。 「Love Me Thru The Night」 「夜半〜夜明け前の章」「昼顔の章」「本…
この本が家にある事が嬉しい。 まず、表紙からして素敵!なのです。 白地に銀の線で、可愛い系男子とイケメンが。 内容は、紺野けい子さんの1997〜2000年の作品、しかも「High school student edition」のタイトル通り高校生ものの短編集となっています。 「ごめんね。」「ねぇ1度だけキスしてよ。」 薄々、自分は男が好きなのではないだろうか、と怖れてる高校生17才の…
フランク
大学時代の親友同士の再会もの。 ゲイバーで再会する二人。片方には年下の可愛い恋人がいて三人で家飲みすることになります。 お互いゲイだと気付いたのは社会人になってからだと言い合うものの、本当はそうではなかった。 とにかく切ないです。真実が、その気持ちが突き刺さって、ぽろぽろ泣いちゃいました。 15ページ程度の短編でこんな深いところまで気持ちを持ってこさせるなんて凄い、お見事すぎる。 …
みーこピーター
初めてちゃんと恋をした須藤が可愛かったです! ノンケ同士が結ばれるなんて、なかなか難しそうだけれど須藤が広川に惹かれていく様子が丁寧に描かれています! それに対して、広川が男の須藤を好きになっちゃったのが展開が早かったような感じもあります。 広川の元カノ(セフレに近いけど信頼しあったパートナー)が素敵な女性なので、それを振り切ってまで好きになったんだと思うと広川は男前ですよね。 ち…
「1」に引き続き、良かった〜! 恋心のリアリティっていうのかな、高校生男子としての性欲の暴走もありつつ、ちゃんと「この人でなければ」「彼だけが好き」っていう心がベースにあるから、バスケ部の合宿中に外で及んでも、試験対策の勉強中にヤるばっかりになってしまっても、純情が勝っているのです。 そんな中、2人は初めての大げんか。 例によって篠田の「女の子じゃなくてごめんね思考」のグルグル。池内がつい『…
すっごく!良かった〜!面白い! 2000年の発行なんですね…でも私は全く古さとか感じない。 高2の篠田ナツは、高1の池内に一途に恋してて、当たって砕けろ!と迫る。 この高1の池内がニクいくらいのカレ氏力を持ってるんだな。 この2人の初H! Hシーンに性器は必須じゃない事がよくわかる。局部描写が無くてもその焦燥感、衝動、快感、羞恥、痛み、何でも伝えることはできます。それがこの作者様の力量。…
「愛の言霊2」は、「1」の前日譚でした。2人の高校時代の、友人からそれ以上の何かになっていくその流れが描かれています。 高2になって、大谷に初彼女ができる。 でも「普通の」DT男子と違って、彼女との付き合いに違和感があるような大谷。つい立花と一緒にいる方を選んで、口を開けば立花立花… ここでも「1」で感じたNLとBLの融合点というか分岐点のような感覚を味わいました。 NL世界に生きる彼…
紺野けい子さんの作品が読みたくて、まずは実写化もされているこの作品から読んでみました。 同じCPの繰り広げるエピソードを収録した短編集かと思っていたのですが、どちらかというと連作集のようなイメージ。 一読して、女の子の出番が多い。NLとBLの融合点のようなイメージ。 「愛の言霊」 私はBLに女性はイラナイ派。こちらでは男x男CPの片方に好意を抱いてる女子が登場して、ウザいわー。 でも…