紺野けい子さんのレビュー一覧

溺れる純愛 小説

杏野朝水  紺野けい子 

イマイチ説得力が…

リーマンでしかも同期モノ。
岸原〔受〕は兄と、そして同期でエリートの都倉〔攻〕とにコンプレックスを持っていて、それがこの話のネックにもなってくるんですがどうもそこが弱いのですな。
つまりそこまで岸原が兄に対してのコンプレックスが弱いので、すなわち都倉に対してもコンプレックスというよりは単に苦手なんじゃないの?位にしか思えないんですよねー。
それに酔っぱらった醜態をばらされるより、男と寝る方を…

0

傲慢な愛は台詞にのせて 小説

いおかいつき  紺野けい子 

演劇界モノ

亮〔受〕は小さいながらも劇団主催者であり舞台演出をやっている兄を慕い、兄の下で自分も劇団を手伝ってます。
その兄に、キャパ1500のハコでスポンサー付き、一ヶ月公演という大きな仕事が舞い込んでくるのです。
兄は亮にその脚本を書く様にと言います、お前なら出来る、と。

その舞台の主役をやるのが人気俳優の大志〔攻〕なんですが、彼は出会って早々に亮の美しい顔を指摘し、コンプレックスを逆なでしなが…

0

純情な恋人 小説

成宮ゆり  紺野けい子 

遊び人、恋をする

「野蛮な恋人」のスピンオフですが、本編を読んでなくてもまあ何とか分かるかな?でも読んでおいた方が分かりやすいとは思います。

前作で出てきた兄・春樹〔受〕が今回の主役。
彼は遊び人とでもいうのかな、本気にならずに色んな相手と次々に遊んでいるタイプ。
しかし厄介な相手に引っかかり、監禁もどきをされていたのを逃げ出してきた所を、上総〔攻〕に半ば拾われる形で彼の家に居つく事になります。
上総は…

0

野蛮な恋人 小説

成宮ゆり  紺野けい子 

賞受賞も納得の作品

今作はルビー文庫への投稿で賞をとったデビュー作だそうですが、それも納得の読みやすい文章力と構成力とどれをとっても安定感があります。

大学生の秋人〔攻〕は兄と同居する為にやってくるんですが、マンションには兄はおらず代わりに居たのが兄の恋人だという智也〔受〕
智也に携帯も取られてしまい、兄は兄で新しい恋人とのもめている最中という事で、なし崩しに秋人と智也との奇妙な同居生活が始まります。
秋人…

3

ワイルドでいこう 小説

高岡ミズミ  紺野けい子 

ワンコだったりワンコじゃなかったり

子供の頃になつかれて可愛がっていた隆充〔攻〕は10年前に突然に町からいなくなってしまい、そして隆充と壱矢〔受〕は10年後に再会します。
再会を喜ぶ壱矢に対して、一つ距離を置こうとする隆充ですが、壱矢はめげないタイプでそれでも隆充の事を聞いたり知りたがったりとなかなか積極的。

壱矢の実家が経営する食堂が詐欺に合い土地の権利を取られてしまうのですが、それを何とかしてくれるのが隆充とその仲間達。…

1

不純なまなざし―Boxer the Molester 小説

鬼塚ツヤコ  紺野けい子 

もうちょっとクールでいてほしかったかな

表紙買いです。
この作家さんは初めて読みました。
この本もシリーズもののようなんですが、この作品単独でも背景が理解できるので、大丈夫でした。

表題作は100ページ足らずの短めの作品です。
美人でクールな受けには実は想い人がいるのですが、その受けの心の中にズケズケと遠慮なく踏み込んでくる年下のオレ様な攻め。
ページ数の都合もあるのかもしれませんが、他の人に片思いしている受けが強引な攻め…

0

僕は君しか愛せない 小説

池戸裕子  紺野けい子 

体の関係から始まる恋

以前、同じ作家さんの「僕らはキスからはじめよう」を読んで、かなり気に入ったんですが、この作品も結構キュンキュンしました。
あとがきにも書かれているんですが、実は「僕らはキスからはじめよう」と似たイメージ世界で書かれたそうなので、「僕らはキスからはじめよう」を気に入られた方にはこの作品もお勧めできるかもしれません(私も気に入ったので)。

出会いの頃は攻めに反発を感じていたヤンチャな高校生が、…

2

メビウスの恋人 小説

火崎勇  紺野けい子 

掴めそうで掴めない

特に目新しい要素は感じなかったのですが、攻めの攻勢をうまくすり抜けていく受けが気に入りました。
掴めそうで掴めない、影法師のような、そんなミステリアスな所も秘めてる受けに、攻めがどんどん惹かれていく様子が私のツボにはまりました。
でも、受けが言う「秘密」がストーリー中盤で読めてしまったのがもったいなかったかな。
私的には、もっともっと受けに攻めを翻弄してほしかった(笑)。
攻めが結構オレ様…

0

ハンター型恋愛入門講座 コミック

紺野けい子 

面白かった

粒ぞろいの短編集でした。
面白かったです。
紺野けい子さんの絵、やっぱ好きだ。

『ハンター型恋愛入門講座』
『ハンター型恋愛応用講座』
大学生の家庭教師の攻めに色々とちょっかいかけられて、アタフタしてる主人公が可愛かったです。
これは受けに恋した攻めの計算なんですが、計算しきれてないところがいいですね。若干マヌケな腹黒攻めってツボです。

『恋愛小説家』
恋になるかならないかは分からないけど、小…

0

可愛いひと(2) コミック

紺野けい子 

あまあま

ラブラブでイチャイチャとえっちしたり痴話喧嘩したりしている続編です。
そういう続編が苦手な私も楽しく読むことができたのは、主役二人が本当に可愛いからだと思います。
最初は受けの一方通行な思いだったのに、付き合ううちに攻めのほうがどんどん受けにハマっていってるのが微笑ましい。
受けは相変わらずぐるぐるしてるんだけど、この受けはそこも可愛いんだよね。
痴話喧嘩のなかでも、「受けのマイナス思考の度が過ぎ…

2
PAGE TOP