今市子さんのレビュー一覧

楽園まであともうちょっと(1) コミック

今市子 

ドタバタコメディー

バツイチ登山好きの男(川江)が、 
離婚した妻(小百合)やその家族に泣きつかれて、
倒産寸前の小さな旅行会社を手伝うことになる。

そんな倒産寸前・借金まみれの旅行会社に現れる借金取り。 
川江や小百合の涙ぐましくも笑える、借金返済生活の始まりです。

川江と小百合の元夫婦コンビ。
お互いに男女の愛情はないけれど、腐れ縁というか。
同性同士の友人のようなノリの関係が楽しいです。

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楽園まであともうちょっと(2) コミック

今市子 

「初めての男」が登場

お互いに思い合っているのに、なかなか進展しない川江と浅田。
浅田の意地っ張りな性格が禍して、なかなか素直になれず、
川江とも気持ちが擦れ違ってばかり。
この擦れ違いっぷりと、意固地な浅田が可愛くて萌えます。

さっさとまとまらない二人にイラついている川江の元嫁・小百合(笑)
この小百合が、嫌味がなくて面白い女性キャラなんです!
読者も彼女に感情移入しやすいのではないでしょうか?

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B級グルメ倶楽部 3 (限定版) コミック

今市子 

癒し系BL

BLというよりは、たまたまゲイのカップルが出てくるという感じかな。今市子の描くBLモノは「日常」の中に「普通に暮らしている」「たまたまゲイな」人達が出てくるストーリーが多い。
いわゆる王道系BLとは異なっていて「すごい美形」でも「とてつもない金持ち」でもなく、ヤクザでもアラブでもない。ほとんどHもないし(あっても朝チュンレベル)
登場人物達は誰もが一生懸命なのだが、から回ったり、勘違いしたり、…

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溺れる戀 小説

高遠琉加  今市子 

タイタニックだ

和製タイタニックBL風味、って感じでしょうか。
時は大正時代。
前半の学生時代のエピソードは神でした。高遠さんの静かな筆致で、ギュッと胸を絞られるようなセピア色のシーンが連面と続いていく。
雨のなかでのキスが最高。さらっと書かれたたった二行のキスシーンを、舐めるように読んだ。くどくど描かないこの焦らすような書き方、大好き。
前半の神っぷりに対し、後半の船上エピソードではちょっと失速したように感じま…

1

僕のやさしいお兄さん(1) コミック

今市子 

僕のやさしいお兄さん

色んな家庭の事情から、それぞれ両親が違う兄弟達(一人母親もいるけど)と一緒に暮らすことになってしまったが…
みたいな話!
二人の義兄ができた主人公なんだけどさ~すごい展開が読めない!!
あたしとしては二丁目で「王子」と呼ばれてるお兄ちゃんとくっついて欲しいんだけど…
そもそももう一人はゲイですらないのかなぁーうーん
絵と漫画のタッチが古いので、好みが分かれそう!!

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僕のやさしいお兄さん(2) コミック

今市子 

僕のやさしいお兄さん

二巻になってとてもおもしろくなったww
何この展開~たまらん~
みんなちょっとずつ勘違いしてんのがおもしろいな。
それが連鎖して大きなズレになってるとか!!
よくこんなん描けるよ今さん…!!
全部事情わかっちゃってる我々読者としては、早く聖と鉄平がくっつけばいいなあと思いますvv
早く続き読みたいけど発行ペースが遅いみたいだから、次は一年後か…
タクミくんの漫画みたい笑

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花がふってくる 小説

崎谷はるひ  今市子 

花がふってくる

片思いしている同い年のいとこと同居してる受けの話~
視点は結構変わるので、どっちが主人公なのか微妙なラインなんですが…。
攻めが結婚を決意してから、関係が変わって?という!
良くも悪くも崎谷さんとは思えない作品かも~
ずーーーっとシリアスだし、みんな精神衛生がよろしくない気がするww
ちょっと病んでる感じww
話の中で「いとこ同士は鴨の味」っていう言葉が出てきたんですよね~
表の意味…

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萌えの死角 コミック

今市子 

新感覚・BL系エッセイコミック

「人の数だけ萌えがある!」をコンセプトに、
今市子さんが萌えについて語ったエッセイマンガ。
文鳥エッセイでもコミカルな語りを披露している今市子節が、ここでも炸裂です。

名画・純文学・バレエ・ドラマ、そして通りすがりの一般人に至るまで。
幅広く萌えツボを、面白可笑しく語られています。

ええ!これに萌えるか!?うんうん!!これは判る!!と。
読みながら驚いたり共感したり。
本当に…

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溺れる戀 小説

高遠琉加  今市子 

BL版「タイタニック」

昭和初期、舞台は豪華客船。
一等船客と二等船客の恋。政略結婚などなど……
BL版『タイタニック』です。

学生時代の伊藤との触れ合い。
成實が伊藤に恋に落ちたきっかけのエピソードが、
「ああ…なんとなく判るなぁ」と思い、胸キュンでした。

しかし前半の丁寧な描写に比べると、後半の怒濤のような急展開は、
ややご都合主義かと思いましたが……豪華客船ライフの優雅さ、
長い間温…

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僕のやさしいお兄さん(2) コミック

今市子 

どこに向かうの?

そもそも、複雑な家庭環境にある兄弟たちのお話だと思っていたのですが、ストーリーそのものも複雑になってきました。もう、何がなにやらわかりずらい感じです。でも、放り出さずに読み切ったということは、読みやすいんですね。

1巻目は導入部分ということもあってか、複雑な家庭の割には人物のポジションがハッキリしていた感じがあるんですが、今回は、聖君が一人グルグルと鉄平(血のつながらない兄その1)を思ってい…

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