今市子さんのレビュー一覧

東景白波夜話 暁闇に咲う 小説

鳩かなこ  今市子 

江戸情緒と大正ロマン

鳩かなこさん初読み。

耽美で端正な文章がとても素敵で、
江戸情緒を残す大正時代の東京が眼前に浮かぶようです。

BLというより、
同性愛要素のある時代小説を読んでいるような感覚でした。
絡み描写は匂い立つような色気がありますが、
メイン二人の恋愛に偏ることなく、
人情や親子の絆といった、幅広い人間関係が描かれます。


大正時代の東京。
両親の死後、継母により蔵に幽閉さ…

2

笑わない人魚 コミック

今市子 

あの海辺の日々を思い出す

去年の秋頃、あちこちの本屋さんで今市子先生の本が特設コーナーに置かれてまして。
ある書店では、新刊にサイン本もあり!
今市子先生の本はまだ一冊しか読んだ事がなかったので、しばらく買うか迷ってました。
(ハマると懐とスペースが大変な事になりそうなので…)
そんな時、ここでレビューを読ませていただいて、この本を買ってみたのが去年の11月。

先生のあとがきを読む限り、このお話はどうやら日本…

2

帝都万華鏡―桜の頃を過ぎても 小説

鳩かなこ  今市子 

ふるえるぞハート。

鳩かなこさんのあとがきの後に
解説を書かれているのが【栗本薫】氏でござい。

栗本薫氏の愛弟子が鳩かなこさん!
そうでありましたか!とても納得ある栗本薫氏の解説もさることながら
1冊丸ごとどっしりと土台のあるそれでいて細かな骨組もしっかりとした読み応えのある鳩かなこさんの小説に無我夢中となりました。
初めて鳩かなこ作品を読みましたが、読み進めても途中で話がまったくぶれていかないし最後ま…

3

僕のやさしいお兄さん(1) コミック

今市子 

過去の私が恨めしい。

は?
なにこれなにこれ。
すごく面白い。

崎谷はるひ先生の「花がふってくる」を読んですごく今一子先生の絵に惚れてしまい購入したのですが、
私ですね、これをはじめて読んだとき物凄く眠かったんです。
でも買ったその日にどうしても読みたくって眠いまま読んだのですが、この作品結構登場人物が多いし話もしっかりしててぜんっぜん頭に入ってこなかったんです(笑)
そのせいで「なにこれ全然おもろなか…

4

Chara Collection EXTRA 2013 グッズ

かわいいー。

英田さんの作品が読みたくてGETしたCharaの全サ。
他作品は原作しらなかったりも多いので英田さんの作品についてだけ。

英田さんのはもちろん「ダブル・バインド」
新藤×忍サイドのお話です。
かわいいお話でした。
イチャイチャしてるっていうのとは違って、なんというか新藤さんもかわいいところがあったのね、みたいな。
今回はクジラ絡みのお話で嫉妬のお話。

事故ってバイクの修理の件…

2

Chara Collection EXTRA 2013 グッズ

屈折率 ゛二重螺旋″のみの評価です

伊崎監督の撮るPVを想像して 楽しみにしている方はネタバレですので読まないで下さいね。

ある日 尚人に 伊崎監督から メールが届きます。内容は「元気か」くらいの事だったのですが レスをすべきか悩んで MASAKIに相談します
その時 また今度は ミズガルズのアキラから お礼の メールが届きます。
尚ちゃんはミズガルズの大ファンですから うるうる目で喜んでMASAKIを少し嫉妬させてます(…

2

僕のやさしいお兄さん(2) コミック

今市子 

さらに混戦!(笑)

1巻である程度予想はしてましたが…それを上回るドタバタぶりでした(笑)。
ほんとよくこんなに次々と色々出せてこれるもんだな…すごいな、今さん。^^;
既に人間関係やら、恋愛問題とかややこしいことになってるのに、お互いの誤解も絡んできて、かなりややこしい状態で2巻は終わってます。
真実と思っていたことに実は裏の設定があったりとほんと手の込んだお話の構成だと思います。
今作はおじいちゃんズと彰…

1

僕のやさしいお兄さん(1) コミック

今市子 

内容が濃い

気持ちとしては内容の面白さに萌x2をつけたいところなんですが、BL度が薄めで、BLとしての萌としては萌に抑えておくべきか?…ということで萌評価に。

今市子さんはそれこそ少女漫画を読んでいた○年以上前から知っているのですが、単行本で読んだのはこれが初めての作品になりました。
ず~と気になっていた作家さんだったのですが、ちょっと地味だという印象があったために他の作家さんを優先して今さんまでたど…

2

笑わない人魚 コミック

今市子 

そうか、こういう話だったんだ!ビックリ。

今市子センセイの絵は童話的な魅力ある。
しかし、この「笑わない人魚」に関してはいろいろとあって
原作を手にとったのは初めて。

BLCD史上、最強の駄作としかいいようがなかったドラマCD「笑わない人魚」
たぶん、原作はこんなんじゃないんだろうなぁ、と思いながら聞いた。

原作読んで、はじめてストーリーがわかったよ!!!!
そうか、人魚ってこういうことだったのかー!(驚)
しかも、…

6

花がふってくる 小説

崎谷はるひ  今市子 

切なさがふってくる

従兄弟同士のラブストーリー。
30手前の男女の痛いくらいにリアルなセリフの数々を、しっとりした世界観で包み込んでる作品です。ずっとシリアス。
なんか妙にゲイに理解があるファンタジー的社会設定ではないです。
文章はもちろんお上手で、安心して物語に漂っていられます。

攻めの涼嗣は田舎の旧家の次男。IQが高く、なんでもそつなくこなす分、恵まれてるがゆえに執着心が薄く、すこし傲慢。
涼嗣には…

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