えすとえむさんのレビュー一覧

ショーが跳ねたら逢いましょう コミック

えすとえむ 

余韻漂う「ひぐらし、油照りの路地」が素晴らしい

全部で7つの短編が収録されています。

目次を見たら、主に2006年の描きおろしが中心となっていて、今から11年前の作品かぁ!と。全く年代や古さを感じさせないのには驚きました。

というか、これ初コミックだったのですね。知らなかった。

【カーテンコール】【ショーが跳ねたら逢いましょう】
世界的に有名なバレリーナの息子として生まれたテオのお話。
正直BLとしての部分(ダンス界から一…

2
非BL作品

はたらけ、ケンタウロス! 非BL コミック

えすとえむ 

笑って、しんみりしてちょっと萌えて

以前読んだ、えすとえむさんのケンタウロスものBL「equus」がとても良かったので、非BLのこちらとどう違うのかな?と手を出してみました。

「equus」はとても美しい装丁でうっとりするのに対して、こちらの表紙はまさにギャグ漫画というノリですね。内容も「equus」は切なく耽美でエロティックな物もあったのに対して、こちらの一冊は前半の「健太郎」シリーズはしんみりする箇所はあるものの基本的には…

1

equus コミック

えすとえむ 

人間とケンタウロスが出会うと・・・

ケンタウロスというギリシャ神話で生まれた半神半獣のBLということで、表紙を見かけた時にかなり戸惑いましたが、最初のエピソード「Dun Black」で思わず泣いてしまってから一気にこの作品の世界観へと引きずり込まれました。

とくに気に入ったエピソードが下の二つ。
「Dun Black」
大学生×大学生ケンタウロスの話。
ケンタウロスは長生きで中には鎌倉時代から生きているものもいるらしい。…

4

海に眠る 小説

葛城ちか  えすとえむ 

心に響きました

答姐トピでオススメ頂いて読みました。手に入れたものの、初読みの作家さんだったことと、どう転んでもネガティブなあらすじと表紙絵からページを捲るのを躊躇していましたが、読み始めると、静かながら迫力のある筆致と破綻のない展開、なにより心に響く物語の重さのようなものにグイグイ惹き込まれて一気読みしました。

関連しないお話が三篇収録されているので、作品集という感じの一冊です。

・孤独な二人の青年…

2

エバーアフター コミック

えすとえむ 

なかなか濃厚な1冊で大満足です。

あ、そういう話!お伽噺なんですね。
シンデレラはうまいことオチがついたな~。赤ずきんはとんだビッチだし、人魚姫も魔女が出てこない分、代償が現実的。
美女と野獣においては、ベルってあの獣姿の王子だから好きになったんじゃないの?と常々思っていたので、ですよねーと共感した。ってこんなこと絶対ディズニーファンの方々の前では言えません。
かぐや姫の変換の仕方もすごくよかったし、カルメンは初期のえすとえ…

1

黒と白-blanco y negro- 小説

えすとえむ  華藤えれな 

闘牛士兄弟の物語

えすとえむさんと華藤えれなさんの合同誌で、闘牛シリーズの関連作。
漫画と小説が交互に綴られます。

正闘牛士ながら戦績はパッとせず、自らの才能に限界を感じているミゲル。
夜な夜な牛のように男に犯され、性欲を発散させることで自己を保つ彼は、自身に憧れる10歳下の弟にも引け目を感じています。

ある夜、どこか弟に似た風貌の弁護士・ホアキンと一夜を過ごし…というのが小説一話目のあらすじ。

3

くぐもったドラム 小説

英田サキ  えすとえむ 

自分を忘れた恋人を信じられるのか

除隊して二人で逃げようと決めたルドルフとマティアス。
除隊届を出してルドルフに会いに行ったマティアスは、最後の戦いでルドルフが落馬し自分との記憶を忘れていることを知ります。

除隊届は出してしまったし、途方に暮れるマティアスでしたが、
記憶が戻るかもしれないというわすかな期待を胸に、療養のため地元に戻るルドルフの旅路を共にします。

でも現実は記憶を失ったルドルフが、自分以外の男性に恋…

2

Love that does not begin コミック

えすとえむ 

手元に残しておきたい"大人のひと粒"

下半身がヒレのヒトウオの王子と、ヒトウマ(ケンタウロス)の王子、”ふたりの”恋が始まるまえ”。
「それは むかしむかしのおはなし」で始まる、おとぎばなしのような作品です。

えすとえむ先生の偏愛キャラといえばケンタウロスですし、その身体性に特化した作品のファンも多いのでは。
この作品でも、彼らの手、足、背中、首などの身体バーツが美しく描かれ、ストーリー自体も王子同士がお互いの足に魅了される…

1

equus コミック

えすとえむ 

美しいケンタウロスにウットリします

視覚的にとにかく美しい!
えすとえむさんの絵だからこその、このケンタウロスの魅力だろうなと。
ページをパラパラ見ているだけでここまでウットリ出来る作品もそうそうないです。

えすとえむさんのもう1冊のケンタウロスモノ(「はたらけ、ケンタウロス!」非BL)は全て現代が舞台のお話ですが、こちらは時代も国もバラバラなので、よりバラエティに富んだケンタウロスが楽しめます。
トーンもコミカルなもの…

2
非BL作品

はたらけ、ケンタウロス! 非BL コミック

えすとえむ 

非BLだけど萌えが詰まってます♪

この作家さんの「equus」気になるけど、ケンタウロスBLってどうなの??って方は、こちらから読んでみるのもありかと。
表題作(4話構成)とあと幾つかの短編が入っていて、すべてケンタウロスと人間の男同士の友情モノ。
中には友情以上な関係のお話もありますが、いわゆるラブストーリー的なものではなく、男同士の絆の物語という感じです。
笑って読めるもの、うるっとくるもの、元気がもらえるもの、色んなタ…

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