八田てきさんのレビュー一覧

遥か遠き家 コミック

八田てき 

残酷な世界

この2人にはこの結末しかありえなかったのだと思う。
他の作品も読みたくなり検索したが出なかった。
こちらの作品がデビュー作なら逸材としか言い様がない。
最後まで読めば、タイトルの意味が染みる。
表紙から絵が綺麗なことは分かっていたけれど、中を見たら更に綺麗。
青年たちを取り巻く世界の残酷さに辛くなる。
神様とはなんなのか。
どうか、いつか、彼らは手放しで祝福されて欲しいと願ってしまう…

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遥か遠き家 コミック

八田てき 

2人の愛の形

とても悲しい終わり方でしたが、綺麗な絵と風景が美しく、しばらく余韻に浸りました。偶然に買った作品でしたが、この作品と出会えて良かったです。

舞台は90年代アメリカ。過保護すぎる親を持ち息苦しさを感じていたアランと旅人のヘイデンと出会ったことがきかっけでお互い引かれ合います。しかし、ヘイデンは1ヶ所にとどまれない放浪癖がありアランも一緒に街を出ていくことに、、、

途中までは、なんだかんだ…

4

遥か遠き家 コミック

八田てき 

儚く美しい

電子版の立ち読みを拝見してからというものレビューを見ては購入に踏ん切りがつかず悩んで悩んで悩んでやっと読む決意をしました…

結論からいうと、とにかくハッピーエンドが大好きな私でも目を離すことなく逃げることなく読める作品だったこと。
まず美しい絵や風景に心を奪われました。どこを切り取っても丁寧で理解しやすい話の流れ、そして最後まで精一杯生き抜く青年たちの姿、2度と忘れることはないと思います。…

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遥か遠き家 コミック

八田てき 

圧巻

表紙の絵に惹かれ購入致しました。
本当に絵が素敵です。ずっと見ていたいほどの画力で圧巻です。
細かいところも描かれており、絵だけでも惹き込まれます。
この作品は一本の映画の様なテンポでとても読みやすくて、そして、とても自分の心になにかを訴えてくる作品です。
普段漫画などで涙する事はあまりないのですが、見終わった後に自然と涙が出ました。
皆さん最後に色々意見があると思いますが、私はあれが最…

9

遥か遠き家 コミック

八田てき 

あまりストーリー重視の作品は読まないのですが表紙のきれいさに惹かれて手に取りました。
ラストは予想していた通りになったがあまりにも美しい世界観で思わず涙が出てしまいました。

6

遥か遠き家 コミック

八田てき 

映画を見終えたような余韻

デビューコミック…マジですか⁉︎
画力が素晴らしい。
ラスト辺りの海とかまるで写真かのよう。

1990年代のアメリカ。
狂信的カトリックの両親の元、閉塞的な毎日を過ごしているアランと、辛い過去を持ち住む場所を転々としながら生きているヘイデンが出会い、2人で町を抜け出す逃亡劇です。
ロードムービーのようで、背景の描き込みなども凄くて、本当に映画のようでした。

作画は文句なしで神。…

8

遥か遠き家 コミック

八田てき 

映画を観てるようでした

重い!苦しい!
そんな感想が出てくる作品でしたが凄く良かったです。

日本は無宗教で、信仰の自由もあります。
しかしながら国によれば一つの宗教を信心してる所もあります。

この作品はキリスト教に信心してる家族の息子、アラン
家庭環境が劣悪でDV父親死去後、男に狂った母を持つ、ヘイデン

この育った環境の真逆な2人の逃亡劇のお話です。

一件、アランは幸せな家庭に見えるが、この…

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遥か遠き家 コミック

八田てき 

映画を観たような読後感

映画を観ているようでした。絵も凄くていねいで。アランは幼い頃に牧師から酷い仕打ちを受け、狂信的な両親の元、難病もかかえて自分をどんどん追い込んでいく。ヘイデンもDVの父を母が毒殺し、母も壊れていき、止められなかった自分の罪に苛まれる。でも2人とも子どもで、何ができるというのだろう。どうにもできない。大人の所為なのに、ずっと心に咎を持って生きてる。でもそんな自分を許せずにいながらも、真面目で純粋に生…

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遥か遠き家 コミック

八田てき 

過去イチの神作品

腐女子になって十年以上、数えきれないBL漫画を拝読してまいりました。
過去イチの神作品に出会いました。
拝読して二日経った今も、この世界観から抜け出せず、ずっと二人のことを考えています。
この感情をどう消化したら良いのか、誰か教えてほしい。

絵の描き込みが非常に細かく、吸い込まれそうな瞳や髪が印象的です。
何より特質すべきは言葉選びの美しさ。
帯にもありますが、

「僕に全てを…

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遥か遠き家 コミック

八田てき 

美しくも哀しい話

今まで読んできたBL漫画の中で1番好きです。


まず作画がとても綺麗で世界観に惹き込まれます。最後の数ページでは多くを言葉で語らずとも2人の関係や世界、重ねてきた時間が美しく描かれていて涙なしでは読めませんでした。


文章が多めで出てくる人物たちの苦しみや葛藤の描写がとにかく丁寧で繊細で心が苦しくなりました。


「神への信仰」「罪と赦し」「家庭環境」「同性愛」などたくさんの…

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