八田てきさんのレビュー一覧

遥か遠き家 コミック

八田てき 

帰る場所

心の脆いところを抉り取られたようです。
皆様のレビューにて覚悟はしていましたが、それでもやはり辛い。
互いに愛を抱き、側から見ればほんの些細なことで幸せを見出していることが。
若いふたりがこの結末を選ばざるを得なかったということが。

決して物語として重複している部分があるわけではありませんが、確実に BANANA FISH の時と同じ心の部分を持っていかれました。
切ない、苦しいけれ…

5

遥か遠き家 コミック

八田てき 

涙がとまらない

『居場所』とはどこか。
『神』とはなにか。
2人きりの旅。
2人きりの世界。

罪と赦しについて考え、自身を責め悩むアレンを解放してやりたいと考えるヘイデン。
そんなヘイデンにも暗い影を落とす過去。
互いの罪を、闇を償うべくして2人の安息の地『居場所』を探し求める旅。

正反対なようでいて、似ている
それでいてまったく似ていない2人が心を通わせていくその過程にすら涙ぐんでしまう…

5

遥か遠き家 コミック

八田てき 

言葉にできないほどの神作品

言葉にできないくらい素晴らしいの言葉でしか表せられない。切ない映画を見ているような作品でした。
例えるならBANANA FISHのアッシュと英二のようなお互いがいなくてはならならい存在のような淡く切ない関係。二人の少年の短くて濃い恋愛物語でした。
ラストは悲しい結末でしたが、二人にとってはあれが一番幸せな選択だったんだと感じました。
久々にこんな心に響くような作品に巡り合いました。余韻でしば…

6

遥か遠き家 コミック

八田てき 

設定の詰め合わせ

凄まじい画力の作家さま。絵を眺めているだけでうっとりします。

けれど物語の方は、ごめんなさい。
やはりどこか強引に悲劇に持っていこうとする感じがします。
萌えのためにわざとキャラクターをどん底に落として、彼等を俯瞰しているような不快感を感じてしまう。
悲劇に持っていくためだけの、設定のコラージュのような、、
その強引さが気になり、ラストまでいまいち没入できませんでした。

作家さ…

9

遥か遠き家 コミック

八田てき 

残酷な世界

この2人にはこの結末しかありえなかったのだと思う。
他の作品も読みたくなり検索したが出なかった。
こちらの作品がデビュー作なら逸材としか言い様がない。
最後まで読めば、タイトルの意味が染みる。
表紙から絵が綺麗なことは分かっていたけれど、中を見たら更に綺麗。
青年たちを取り巻く世界の残酷さに辛くなる。
神様とはなんなのか。
どうか、いつか、彼らは手放しで祝福されて欲しいと願ってしまう…

18

遥か遠き家 コミック

八田てき 

2人の愛の形

とても悲しい終わり方でしたが、綺麗な絵と風景が美しく、しばらく余韻に浸りました。偶然に買った作品でしたが、この作品と出会えて良かったです。

舞台は90年代アメリカ。過保護すぎる親を持ち息苦しさを感じていたアランと旅人のヘイデンと出会ったことがきかっけでお互い引かれ合います。しかし、ヘイデンは1ヶ所にとどまれない放浪癖がありアランも一緒に街を出ていくことに、、、

途中までは、なんだかんだ…

4

遥か遠き家 コミック

八田てき 

儚く美しい

電子版の立ち読みを拝見してからというものレビューを見ては購入に踏ん切りがつかず悩んで悩んで悩んでやっと読む決意をしました…

結論からいうと、とにかくハッピーエンドが大好きな私でも目を離すことなく逃げることなく読める作品だったこと。
まず美しい絵や風景に心を奪われました。どこを切り取っても丁寧で理解しやすい話の流れ、そして最後まで精一杯生き抜く青年たちの姿、2度と忘れることはないと思います。…

14

遥か遠き家 コミック

八田てき 

圧巻

表紙の絵に惹かれ購入致しました。
本当に絵が素敵です。ずっと見ていたいほどの画力で圧巻です。
細かいところも描かれており、絵だけでも惹き込まれます。
この作品は一本の映画の様なテンポでとても読みやすくて、そして、とても自分の心になにかを訴えてくる作品です。
普段漫画などで涙する事はあまりないのですが、見終わった後に自然と涙が出ました。
皆さん最後に色々意見があると思いますが、私はあれが最…

9

遥か遠き家 コミック

八田てき 

あまりストーリー重視の作品は読まないのですが表紙のきれいさに惹かれて手に取りました。
ラストは予想していた通りになったがあまりにも美しい世界観で思わず涙が出てしまいました。

6

遥か遠き家 コミック

八田てき 

映画を見終えたような余韻

デビューコミック…マジですか⁉︎
画力が素晴らしい。
ラスト辺りの海とかまるで写真かのよう。

1990年代のアメリカ。
狂信的カトリックの両親の元、閉塞的な毎日を過ごしているアランと、辛い過去を持ち住む場所を転々としながら生きているヘイデンが出会い、2人で町を抜け出す逃亡劇です。
ロードムービーのようで、背景の描き込みなども凄くて、本当に映画のようでした。

作画は文句なしで神。…

8
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