剛しいらさんのレビュー一覧

禁縛 小説

剛しいら  嵩梨尚 

怖くないSM

タイトル、カバーイラストやあらすじだけ見ると、おどろおどろしげなSM物みたいですが、そこは、剛先生、ただエロいだけ痛いだけのSMじゃあありません。

梨園の御曹司として、まわりからのプレッシャーや、自分自身としての芸へのプライドなどに雁字搦めに縛りつけられている草矢が、緊縛師龍地のもとに求めにきた物は、ただ単に、自分の身体を直に縛るだけの縄ではなくて、
龍地もまた、草矢との関係をどう進めてい…

2

淫らな白衣 色道秘伝書・赤の巻 小説

剛しいら  櫻井しゅしゅしゅ 

受の♂ぶりに惚れ惚れ♪

ブラコン兄のスピンオフ。

前巻でやったことの反省がないばかりか
悪辣ぶりに磨きがかかっており
なんでコイツ主役なんだろうと思うこと山の如しでしたが
どんなにいじめられてもグイグイくる受のキャラが良い!
兄みたいな捻くれ者の相手は、このくらい男前で図太いキャラじゃなきゃねと大いに納得させてくれるスピンオフ作品でした。


泌尿器科医の東埜(攻)のもとへ
患者として訪ねてきた、聡…

3

淫らな白衣 色道秘伝書・白の巻 小説

剛しいら  櫻井しゅしゅしゅ 

シリアスな笑いを誘うエロ探求作品

性の伝道師の家系に生まれた青年が
敵対する一族の息子で媚薬を研究する男と
禁断の恋に落ちる…というややぶっ飛んだ設定を
大真面目なトーンで描いた作品。


江戸時代から将軍の御殿医の家柄で、
今は、表の顔は泌尿器科医、裏では客にセックス指南を行う東埜家。
持ちを長くするために、一体どんな鍛え方しとんねん!?
とツッコミたくなるくらい一族の皆様は絶倫なんですがw、
そこの次男で、…

1

奪われた白衣 小説

剛しいら  萩原薫 

ワイルドエロチカ(笑) 3Pもの~

剛しいらさん初体験の本でした。

ワイルドすぎるだろ~とちょいと攻めの兄弟二人に唖然とするお話です。
日本の病院をやめ海外へボランティアとして働くことを決めた平井は突然見知らぬ男に拉致されてしまう。
気がつくとそこはあたり一面が海の小島で!???

起きてすぐ近親相姦目撃(あとあと兄弟としり超ビビル)
弟がこれまた精神的にちょっとクセものでそれを守るためにお兄ちゃんがかなり強引・・・…

1

顔のない男 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

「演じる」ことの難しさ

 まだまだ売れない俳優であった篁音彦の元に、大手映画会社から出演依頼が舞い込んだ。
 半ば、現実感のないまま、指定された場所に赴くとそこには有名な映画監督である桐生がいて、何の説明もなくラーメン屋に連れて行かれる。
 そこで働いていたのは、かの有名な俳優である「飛滝惣三郎」だった。
 飛滝は、一年前に桐生の作品に出てから姿を消し、それ以降どこにも姿を見せてなかった。
 そんな飛滝がラーメン…

3

タイムリミット 小説

剛しいら  やまねあやの 

挿絵がきれい

剛しいらさんの本を読むのはこれが初めてでした。複数ものということで読んでみたのですが、愛のある3pとかではなく、理不尽な形で襲われたりしていたのがちょっといやでした。無理矢理でも萌えるものもあるのですが、なぜかこのお話では萌えられませんでした。葛西とのラブラブなシーンのほうが普通ですがよかったです。
今ではあまり挿絵をされていないやまね先生のイラストがとてもいいです。
あと名前が二人とも3文字…

0

描くのは愛 小説

剛しいら  朝南かつみ 

外観のイメージと中身にギャップあり。

◆あらすじ◆

主人公は、銀座の画廊に勤める美術鑑定士・的場幸洋。
十四年前、画廊に勤めていた父親が、幻の天才画家・ポイズンの名画を盗み失踪――
父の罪を償うため、幸洋は画廊のオーナーである邑上親娘に母ともども安月給で酷使されている上、現オーナーで15歳も年上の弥生子に執拗に結婚を迫られています。
しかし、父の無実を信じ続ける幸洋は、病床の母親が生きているうちに父の汚名を晴らそうと、消え…

5

肉体の華 小説

剛しいら  十月絵子 

ファンタジー設定が生かしきれていない

魔女の呪い……なども出て来るファンタジー。
というよりは、中世騎士物語という感じか?

厳しい修行の末師匠も認める腕前の17歳になったラドクリフは、
騎士の宣誓を行うべくお城に向かう。
そこで出会ったのは病身の父に代わり式に出席していた皇太子アルマン。
一目で恋に落ちたラドクリフとアルマンは……

剛しいらさんの硬質な文章も好きだし、こういう設定も好き。
でも個人的な印象としては…

2

竜王の后 小説

剛しいら  香咲 

命の尊厳=竜妃の存在

同じ竜妃と言う定めを持って生まれた者が善と悪になってしまう、ラブ要素も
それなりにあるのですが、中盤以降知れる精霊が竜王のためにこの世に送り出した
戦乱の世になれば竜王を外的から守るための存在の竜妃。

竜の血を引く民が暮らす竜王国と今では地上に存在しなくなった精霊との
遥か昔からの盟約、それが地上の番人、中立者として君臨する竜王と精霊がそれを
守ることが決められ、戦乱がナクテモ25年…

5

負けてやるっ! 小説

剛しいら 

かってやるっ、の後で。

「やるっ!」シリーズ最新刊、「かってやるっ!」の番外編。
辰巳の組長襲名に当たって、それに闘いを挑んで破れた
東京地検の若きエース・勝崎雄飛。

辰巳の廻らせた甘い策略に絡めとられた彼のその後。
一汰との出会いは仕組まれたことだったことを分かり、
そのやり口を冷静に分析しながらも、
彼の家が営むお好み焼き屋を訪ねずにはいられなかったた勝崎は……。

そして、そこに辰巳が現れて、彼…

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