剛しいらさんのレビュー一覧

狼男爵 ~熱情のつがい~ 小説

剛しいら  タカツキノボル 

まさかの第4弾!!

あれ?「狼シリーズ」って終わったんじゃなかったっけ?と思いながら、手に取ったシリーズ第4弾。このシリーズは好きなので、嬉しい誤算です。

舞台はレオナルド・ダ・ヴィンチやルイ16世がいる時代です。オーギュストはつがいを探して25年。なかなか出会うことができません。そんなある日、王から自分の身を守ってほしいと命令されます。そのため、王の私室で暗殺犯を待っていると、来たのは真っ黒で巨大な獣でした。…

5

時のない男 顔のない男3 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

この2人が大好き

顔のない男3巻目。短編が2本入っています。

CMで共演する子犬の世話をする事になった音彦に、「何でもひき受けるな」と口出しする飛滝。対して音彦は「仕事を選べない」という不満をぶちまけます。
飛滝が音彦の仕事に対して怒ったり口出しするのは始めての事。
互いに「相手にどこまで踏み込んでいいか」をまだ探っています。

1巻2巻では霞のように実態のつかめないでいた飛滝が次第に人間っぽくなって…

3

竜王の后 小説

剛しいら  香咲 

大好きな作品です

剛しいらさんのファンタジーが好きです。中でも、この作品はもう何度も読み返すほど、大好きな作品です。

シンは、子供の頃に狼に育てられ、動物と話せる孤独で純朴な青年。リュウは、竜王国の王。竜王は世襲制ではなく、努力した者が選ばれます。そして竜王国では、非常事態になると竜王が竜妃を迎えるという決まりがあって、その竜妃がシンだったのです。

シンもリュウも、大好きなキャラクターでした。シンは、健…

4

百日の騎士 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

打倒マーリン!

剛しいらさんのファンタジーものが好きで、発売されるのを楽しみにしていました。今回のお話は、千年前からタイムスリップしてきた騎士と自分に自信を持てない大学生のラブストーリーでした。

世界観としては、千年前と現代がうまくつながっていたので、お話にぐいぐい引き込まれていきました。ランスロットの騎士らしい、潔くて男らしい性格がかっこ良くて、寿音に言うセリフや態度にキュンとなりました。ただ、寿音がラン…

4

見知らぬ男 顔のない男2 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

今回は敵役

前回のような勢いはありませんが前よりカップルぽくなった2人に十分楽しませて頂きました。

歳の差カップルが大好きだし、攻めが受けを甘やかしすぎというのがとてもツボです。音彦がTVを見ながら何となく「これいいな」とか「これかわいい」とか言ったのを一々覚えていて全部用意してくるとか…迂闊な事は言えないと反省する音彦とそんなに喜ばない音彦にしゅんとなる飛滝が可愛いです。

前回で飛滝という人物が…

2

顔のない男 小説

剛しいら  北畠あけ乃 

本当の恋の始まりは…

小説の面白さという点では高い評価をつけたいです。久々に面白い小説読んだなーという感じ。なかなかBLでこのようなお話はお目にかかれない気がします。最初から最後まで話に引き込まれ、いっきに読めました。

ですが恋愛小説としての評価は微妙なところ。主人公二人の本当の恋愛が始まるのはラストのほうだと思うからです。というより、話そのものが恋の始まりが話の終わりのような構成になっているとも言えます。

3

恋人は嘘を吐く 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

糖度高めのSFサスペンス

記憶喪失を扱ったサスペンスで
SF要素もあるちょっと謎めいた作品。
しかし主人公は明るく、
ラブい描写もそれなりに多いので
全体的に軽快なトーンです。


目覚めると病院のベッドの上で、
心臓手術の麻酔の影響で
記憶を失ってしまった有利(受け)。
自分を訪ねてくる鹿嶋(攻め)という男は
何者なのか。

鹿嶋との会話から、彼は自分のルームメイトだったのではないか。いや恋人だ…

8

恋人は嘘を吐く 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

現実と、空想がいりまじる

目覚めた病室で 自分が何者かわからない不安。心臓手術を受けた後で、記憶が混乱しているのだろうといわれた。
自分は 蘭 有利 病室を訪ねる唯一の男は鹿嶋天道。
他には 誰も訪ねてこない。病院自体も なぜか 有利の行動を規制する。

記憶喪失の不安と、情報と行動が制限された中での入院生活。
フラッシュバックする 記憶をたどりながら 
本当の記憶を探っていく。
ストーリーは シリアスなんだ…

4

禁縛 小説

剛しいら  嵩梨尚 

SM的にはあっさり。受け様が甘くてかわいいです。

緊縛師ものを探してたどり着いた本です。シリーズ本編未読でしたが、特に問題はなかったです。が、シリーズ先に読んだ方がもっと楽しめたのかもしれません。

割と甘めでSM色は強くなかったので、読みやすいと思いますが、もっと本格的なものが好きな方には物足りないかもしれません。
攻め様が緊縛師とはいえ、緊縛も恋愛も経験が少なくて初々しい。教授にもSではないと言われていて、それでも受け様のためにマスター…

0

百日の騎士 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

仕掛けのあるタイムスリップもの

タイムスリップして千年の昔からやってきた騎士と
父が甲冑製作の専門家で、自分も服飾史を勉強している学生。
普通は千年前から来たなんて信じられるはずもないのだが、
そういう素地故に理解とコミュニケーションが成り立つという設定は
なかなかよく出来ていると思う。

アーサー王伝説が関わる話なんだけれど、そこにもう一捻りあって
なかなか大掛かりな道具立て。
単純にアーサー王の騎士のランスロ…

3
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