剛しいらさんのレビュー一覧

百日の騎士 小説

剛しいら  亜樹良のりかず 

時を超えた恋が世界を救う

久しぶりにファンタジーものを楽しみました。
異世界トリップやタイムトラベルものはBLに限らず好きなジャンルなので手に取りました。

この作品は架空の人物だったはずのアーサー王の騎士ランスロットが現代にやってきて、装飾を研究をしている学生 寿音と出会い恋が芽生えるというもの。

しかしランスロットは騎士としての矜持と愛する者の幸せを守るため元の世界に帰り戦わなければならない。次に元の時代に…

4

紅茶は媚薬 小説

剛しいら  緋色れーいち 

シリーズ1冊目

2004年表題作のダリアノベルズ版に「紅茶とミルク」が収録されたものです。

静佳の目線がメインになって進んでいきます。

「大徳寺製茶」の三男である静佳は、二十年もの片思い相手の可奈子が兄と結婚して失恋してしまったのを機に、独立して「ミルク・クラウン」社の紅茶を扱う仕事をしたいと渡英します。意外にもヒューイットと容易く面会はでき、紅茶のことをいろいろ教えてもらい、更に自宅にゲストとして招…

1

茉莉花茶の魔法 小説

剛しいら  緋色れーいち 

ツンデレかと思いきや

お茶シリーズの2冊目で、「紅茶は媚薬」のスピンオフらしいのですが、未読でも問題ありません。ストーリーに絡んでは来るので、なんとなく「このカップルが前作なのね」と分かりますが、それだけです。

村上の目線でストーリーは進んでいきます。
物語はアランとの再会から始まり、6年前のロンドンでの二人の関係が回想され、また現代に戻ります。

読み始めたときは、アランが村上を振り回すツンデレかと思った…

2

おとしてやるっ! 小説

剛しいら  石原理 

辰巳さん文庫化2冊目

同人含めて読み返ししてたもので、今更ですがレビュー載せます(笑)
こちらはシリーズ通して神評価。
ドクボクと並ぶ硬派BL?の代表格として、お薦めする剛さん作品です。

新参の中華マフィア・王との抗争話。思わぬ仕掛けに遅れを取り、辰巳がさらわれ嬲られてしまうという2巻目・・・
ヤクザ物とは言っても、話もキャラもゆるい雰囲気ヤクザが多いBLにあって(笑) Vシネマさながらの展開が小気味よく一…

0

主夫のおつとめ! 小説

剛しいら  片岡ケイコ 

コミカルで予想外な展開が面白い

丸ごと1冊、表題作です。
長編を3つに分けていて、1の冒頭と3の終盤は俊樹(攻め)の目線で、2は桧(受け)の目線で進んでいきます。

題名もあらすじにも、そんな気配は一切無かったのに、序盤から座敷童子や幽霊・神様が出てくるオカルト作品でした。でも俊樹の思考が自然で、するすると入り込んでいけました。桧もただの金銭感覚の無い御曹司じゃなく、大食らいとか好感の持てるキャラになっていて良かったです。…

1

秋のリンクスフェアプレミアムマガジン 2014 グッズ

小説の番外編が充実☆

去年応募した全サ小冊子がやっと到着。
小説:漫画=2:1くらいの割合で、
小説は各11ページとたっぷりめ、
漫画は2~10ページと作品により幅がありました。

■英田サキ{叶えられた約束の行方 ◇ 「神さまには誓わない」番外編}
美しい兄に惹かれる弟。
ある夜、兄はその想いに応え、弟のものを口で…
寿命ある人間との切なくも強い愛が心に沁みました。
その後のアモンの珠樹への想いも知…

8

秋のリンクスフェアプレミアムマガジン 2014 グッズ

眞御ちゃんの○○は格別♥︎♥︎

応募してからほぼ一年くらい?たっての到着なのですっかり存在を忘れてしまってた小冊子。

丹下道先生目当ての応募だったため、本編を読んでない作品もあったのでほんの一部だけレビューを…

♦︎恋するテーブルマナー
〜愚かにならぬ「恋」など「恋」ではない〜♦︎丹下道
『恋するインテリジェンス』番外編

テーブルマナーというタイトルでピンとくる通り、針生の“食フェチ”です。
安定の変態っ…

7

抹茶ラテの熱情 小説

剛しいら 

どちらが攻めなのか

「カフェラテの純愛」のスピンオフです。
前作の主役である楽の兄・小野寺香の目線で進んでいきます。

香(25歳)はカフェ「n・MAY」のオーナー兼バリスタ。
男の恋人と同棲中のギャルソンの楽(19歳)、シェフの星野(27歳)、ふられっぱなしのホール係の田町、妻帯者のドリンク&ホール係の阿佐美の5人で切り盛りしていた。
そんなある日、星野がシェフとして後輩を雇いたいと言い出す。連れてきた細…

0

カフェラテの純愛 小説

剛しいら  緋色れーいち 

外国帰りの年上×可愛い年下

お茶シリーズのうちの1冊らしいのですが、他の本を読んでいなくても問題ありません。

表題作と続編、SSの3作品が収録されています。SS以外は、楽と高宮、両方の目線で語られますので、惹かれていく過程が分かりやすいです。

「カフェラテの純愛」
高宮(攻め)は、祖父の遺産を受け取るために、スイスの田舎から15年ぶりに日本に帰ってきた。東京に馴染めず戸惑う高宮が、道に迷って入ったカフェには素敵…

2

バブルウォーズ 小説

剛しいら  かぐやま一穂 

コミカルで面白い!

丸ごと1冊、表題作です。

「雄飛ビール」に入社したばかりの新人営業マン・本山安曇(受け)は、ホテルで隣になったユウさんと惹かれあい、お互いゲイ同士ということもあって、出会ったその日にベッドインしてしまいます。それから二週間、連絡もなくて落ち込んでいた安曇の前に、ユウさんはライバル会社「朱雀ビール」の営業課長・古葉優作(攻め)として登場して…。

ライバル会社の営業同士であることから、周囲…

0
PAGE TOP