高尾理一さんのレビュー一覧

天狗の嫁取り 小説

高尾理一  南月ゆう 

読み手の心の広さを試す受キャラ

嫁取りと花帰りまで読みました。
設定としては面白いのですが、
受キャラにも攻キャラにも感じるものが無く
おそらく狙ってそうされたのでしょうが
受のあまりにも無知で甘えた童貞大学生っぷりに
少しイライラする始末。
読み手の心の広さが試されます・・・

ストーリー的にも
受のピンチであまり「ギリギリラインまで窮地に陥った」感はなく
あっさり攻が駆けつけ、軽いイベントで片付いてしまい…

2

鬼の王と契れ 小説

高尾理一  石田惠美 

勿体無い

あらすじに惹かれて読んだのですが
期待が高まりすぎたのか、なんだか不完全燃焼でした。
夜刀はもっと見せ場というか強烈な印象を与えられたのではないか
とも思ってしまうのですが、趣味嗜好の問題でしょうね。

1

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

攻めの変化についていけなかったです

2007年発行のショコラノベルスを文庫化したものです。表題作の他に書き下ろしSSがついてます。どちらも凛の視点がメインで進んでいきます。

「百年の恋」
百年前に恋をしましたがイギリスと日本と離れ離れになった二人の子孫であるヒュー(攻め)と凛(受け)が擦れ違ったり誤解を解いたりして恋人同士になる話です。最初は頑なに凛を疑うヒューを、凛が辛抱強く説明をしていく場面は共感できますし、ヒューの妹・…

2

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

旧版

2012年にショコラ文庫(心交社)で新装版が出版されています。

新装版には9ページの後日談のショートが収録されていますので、今から購入されるのならそちらの方がお得かもしれませんが、本編の大筋的にはそう問題ありません。

表紙は、題名や著者名の文字の位置が新装版とは逆なので、その分イラストはヒューの足や凛の背中が広く取られた構図になっています。違いはそのくらいかな?

内容は、ヒュー(…

0

「奪われた恋人」百年の恋 番外編ペーパー グッズ

攻め目線の後日談

B5サイズのペーパーの両面に印刷されています。

時系列的には、表題作「百年の恋」→同時収録作品「有限実行の恋人」→番外編ペーパー「奪われた恋人」になります。

こちらはヒュー(攻め)の目線で進んでいきます。

「有限実行の恋人」ではイギリス移住の準備におおわらわな凛(受け)ですが、こちらでは既に共に暮らし始めて3か月になります。甘い生活と思いきや、ヒューが家の敷地内に建ててくれたアト…

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「百年の恋 」コミコミ特典イラストカード グッズ

黄色のバラが意味深w

表紙イラスト(裏表紙イラストでもあるのですが)をカードにしたものです。円陣闇丸先生の男前ヒューと大きな瞳が可愛らしい凛の周囲を、ぼんやりとしたバラが彩っています。

タイトルや先生方の名前の文字がないと、大きな黄色のバラがどーんと目立ちます。バラの花はヒューの胸にも飾ってありますが、黄色のバラといえば「嫉妬」という有名な花言葉があります。それが不機嫌そうなヒューの表情と相まって、なにやら意味深…

0

意地悪なカウボーイ 小説

高尾理一  海老原由里 

「ぐぇっ」って本当に言う人居るんだなあ‥

ハラハラする展開に夢中になり一気に読み進めてしまいました。

物語の最初は、主人公2人の初対面からの交流するお話なのですが、
エドワードが親の言うことを信じて生きてきたので、怜一に物凄く
辛く冷たく当たるので、読み手としても辛い気持ちになったのですが
怜一はポジティブで強気な性格もあり、私よりも傷ついてないんじゃん!
と、後から呆気にとられました笑。
中盤は、いやーな人が頭角を現し始…

1

お侍、拾いました。 小説

高尾理一  亜樹良のりかず 

現代社会に馴染むお侍さん

比較的文庫にしては分厚いにも関わらずラストまで一気読みしてしまうほど、のめり込む面白い作品でした。


異世界へ現代人がタイムスリップするお話は、違う作者さんで拝見した事が多々あったのですが、現代に過去からタイムスリップしてくる話は初めてだったので、とても新鮮でした。

読み終わった感想としてまず言いたいのは主人公の2人が大好きです!!
お互いがお互いだけだと決めたら、逢えるかわからな…

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二十六年目の恋人 小説

高尾理一  カワイチハル 

笑いあり涙あり妄想あり

何度だも読みたくなる1冊だな、と読後一発目の感想です。
純粋なお話が読みたい!でも、シリアスは苦手!
という方には是非オススメしたい本です。
最後まで笑いありで、でもお互いを想い合う純粋なお話で、読み終わりは幸せのホクホク感が残りました。でも1人で居る時に読むのがオススメですが。
瑞貴が決して純粋生娘ってわけでもなく妄想が結構際どかったりもするのですが、発言や妄想の行き着く先が童貞であるが…

2

鬼の王と契れ 小説

高尾理一  石田惠美 

面白いけど物足りない

可愛い執着攻と、臆病バンビ受という印象でした。
鬼を使役するという立場上、受の方が強気ではありますが、肝心なところではしっかりと攻が受を守るという構図がバランスよかったと思います。

王道展開なので、設定以外はこれといって目新しさはありません。
ですが、攻の性格がとても健気で一途で、執着というよりは、ご主人様に構って欲しくて仕方がない犬という感じです。
若干のおっさんくささと、変態ちっく…

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