高星麻子さんのレビュー一覧

真夜中の学生寮で 小説

桜木知沙子  高星麻子 

サブキャラが気になって・・・

桜木さんは作家買いの作者さんです。
中立評価はちょっと厳しいかと思ったのですが、学生もので、わたしの好みからはずれているのがマズかったです。
永実の怖がり設定にもちょっとばかり無理がある感じだったのでね。
また、嵯峨はカッコイイし、永実は可愛いので、そこはまぁいいんですが、お話の世界観とイラストの雰囲気が私の頭の中でどうにも一致しないし・・・絵を隠しながら読むことになっちゃったし。
空手部…

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くちびるの封印 小説

うえだ真由  高星麻子 

流れが…

ストーリーの流れが少しだらだらしていた気がします。
恋愛模様より親子の愛情について書かれていたように思います。
攻めも受けも親子関係に苦労していて、お互いにそのことを話した訳じゃないけど雰囲気などから「似た境遇だ」と感じとり、惹かれていきます。
大人びて見える悠紀ですが父親に自分への興味を持ってほしくて悩んでいます。その葛藤が私にはちょっとだらだらしすぎに感じました。特に進展もなかった気がす…

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くちびるの封印 小説

うえだ真由  高星麻子 

デビュー作の文庫化

絶版となっていた、
うえだ真由さんのデビュー作の文庫化です。
11年前の作品ということで、
文章をちょこちょこ直されたそうですが。
ストーリーは全く変えていないそうです。
11年前のノベルズ版をお持ちの方は、
今回の文庫版と読み比べてみるのも
面白いかもしれません。
私は残念ながら、
ノベルズ版を持っていませんが……


ストーリーは高校生とサラリーマン。
年の差恋物語です。
親の愛情に飢えている…

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プライベート・レッスン 小説

桜木知沙子  高星麻子 

学生物の傑作

学生物の中でも大好きな作品で、何度も読み返すお気に入りの話です。
切なく揺れる片思い物が好きな方にも、自信を持ってお勧めします。

思いを揺らされる笹渕先輩も男前でカッコよく、陸が好きな親友対木も硬派でいい奴で、なにより受けの陸自信が真面目で素直で可愛い。
無理矢理に肉体からという展開でもなく、精神的な気持ち重視で進むので、繊細な心理描写がとてもよかったです。
登場人物に、悪い奴は登場し…

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世界が終わるまできみと 小説

杉原理生  高星麻子 

杉原さんの一人称にとても惹かれます。

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
抒情的で優しい文体はどこか危ういものを孕みながら、静かなトーンで作品を紡ぎだしています。入り込むというより引き込まれるという感覚が近いかもしれません。
家庭の事情を抱える二人の少年の恋、14歳から19歳までの思春期を淡々と瑞々しく描いた物語です。

おとぎ話のような話をしようか――と、19歳の有理の回想で始まる第一部。
母に迫る死への不安に無理…

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楽園 小説

うえだ真由  高星麻子 

修道院ものです

修道院ものです。
とある秘密を抱えた攻めが入った山奥の修道院で出会ったのが、清貧生活に身を浸してる受け。
受けは攻めにピュアな眼差しで好意を示す。心のささくれた攻めはその好意を素直に受け入れられず、苛立ち、ある日懺悔室で無理やりレイプしてしまう。
それから背徳にまみれた関係がはじまる――。

修道院ものというのはBLの人気ジャンルのひとつのようで、過去にも何作か読みました。マリア像の前や教会のなか…

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Try Me Free 小説

松前侑里  高星麻子 

「Dear+のレーベルで15歳の恋」に怯んだけど…

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ)
歳をとると、高校生のしかも一目惚れというのははしかのような一過性のものだって思ってしまいます。自意識が過剰な年頃ゆえに、ちょっとした事で好きになったり醒めたり、あっさり他の人に目移りしたり。身に覚えがあるだけに大人は、子供の気持ちを信用できないというか。
たった15歳の冴ですが、そんな私と隆司の考えをえいやと吹き飛ばしてくれるほどまっすぐで魅力的な子…

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プライベート・レッスン 小説

桜木知沙子  高星麻子 

キュンキュンしました萌えました

桜木知沙子さんは妙に私のツボにくるというか、キュンキュンさせられることが多いです。
この作品でも、さんざんキュンキュンしました。この、心の奥がキュッと絞られる感覚、たまらんです。

主人公は高校生です。
おとなしいタイプで、ゲイを自覚している。親友に片思いしている。でも、その思いはひっそり心の奥深くに隠している。
そんな主人公の心を見抜き、『男同士のつきあい方を教えてやるよ』と近づいてきた、大学生…

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世界が終わるまできみと 小説

杉原理生  高星麻子 

読みごたえたっぷり

二部作なんですが、前半部分がとくに好きでした。
14歳と14歳の、無力で寂しく、でも芯の強い少年ふたりが心を通わせてゆく様子は、胸が絞られるようでした。
二人の少年の父親同士の微妙な関係も良かったですねぇ。はっきりとは描写されないんですが、行間から伝わってくるんです。この父親二人の関係は最後までハッキリとは書かれていないんですが、どう想像しても、萌えるし、切ないです。肉体関係があっても萌えるし切な…

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王子さまは誘惑する 小説

黒崎あつし  高星麻子 

乙女化に萌え!

主人公の笠原月海は大企業の三男坊。
何一つ苦労したことがなくて、彼女もとっかえひっかえです。
彼女といっても、心から大事にしているのではなくて、ただのファッションとしか考えていません。自分の美しい・イケてる容姿に見合っているかだけを考えています。

そんな月海が、元カノの策略によって三ヶ月だけの臨時教員として高校で英語を教えることになります。
そこに登場するのが、元カノの弟・御堂智秋。

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