芹澤知さんのレビュー一覧

秘め婿 コミック

芹澤知 

人ならざる能力者。謎の女王・卑弥呼

第一印象。
強くて優しいお話…
結局のところ、幼い頃からずっと一緒だったのに引き離されて、の初恋が、ドラマチックな再会ののち、一途愛で成就。というお話なのかな。
それが壮大な「卑弥呼神話」と組み合わさってBLとして繰り広げられている。
謎の女王・卑弥呼…
こういうの、大好きだったなぁ昔。邪馬台国は何処にあった?とか。
今の私は正直歴史苦手人間なので、これくらいのなんちゃって具合が読みや…

3

秘め婿 コミック

芹澤知 

もったいなさすぎる

ほんとうにもったいない!
1巻のページ数は、この設定を活かすには少なすぎます。

2人の恋路としては、別れからの再会というざっくりした流れでは王道だと思います。
けれどその道を彩る設定が、重厚感があります。
その厚みが、ほとんどモノローグでダイジェストに語られていて...
面白くて良い設定なだけに、少しだけ残念な気持ちになってしまいました。
最後の方、気になる終わり方だったので、続き…

3

秘め婿 コミック

芹澤知 

神は何故誕生するに至ったか。

「日本書紀」を少し齧った事のある人なら馴染みがあるだろう。卑弥呼の事は教科書でも学ぶが、私はそもそもあれは何処までも伝承と神話を引っくるめたものだと思っている。
かつて。邪馬台国と呼ばれた地域に卑弥呼と呼ばれる巫女が居た。
「魏志倭人伝」というのもあったわね。むしろこの、外から「倭人」を見たというこちらの抜粋の方が本作のリソースになっているのかも。
1000人の従者、たった1人の男の世話係、…

7

秘め婿 コミック

芹澤知 

神評価以外付けられない

読み終わってからの、心のざわめきとその後の放心。素晴らしい作品に出会った時は、いつもこんな感じです。

幼少期のシキの瞳や涙の美しさに惹き込まれ、そして贄となり焼かれる直前のシキの目。それを止めることが出来ないまま、叫ぶヤマトの姿が凄く印象深く、その後語られたシキが卑弥呼になるまでのことなど、かなり胸が締め付けられました。
はっきり言って、壮大で私なんかがレビュー書くのはおこがましい。。。

14

秘め婿 コミック

芹澤知 

この関係性は萌える…!

BLコミックとして見たら神作品だと思います。でも言いたい、めちゃくちゃもったいないって!コミックス一冊で消費されて良い題材じゃないと思う…惜しすぎる!こんなの関係性だけで十分萌えるから、長編で描かせてくれる別レーベル探して描いて欲しかったです。BLだと萌え優先で戦闘シーンなんか省略されて内容が軽くなってしまいますし。でも一般だと埋もれちゃうのかな。どっちにしろ、すごく悔しいなあと思ってしまう読後感…

7

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備蓄米防衛隊とはw

ユウとメイがシキの元に「巫女様!」「宮中の備蓄米がネズミの被害に…!」と駆け込んで来るのです。
するとシキが「仕方ない…彼らの力を借りるとしよう…」と深刻な表情で応えるので、ヤマトが「彼ら…⁉︎」と思わず口から出て「いったいどんなすげーヤツらが⁉︎」と思うのです。

そして「行け…!」「邪馬台国備蓄米防衛隊!」と派遣されたのが、如何にも凶暴そうな雰囲気の猫たちなのでした。

でも実際はシ…

3

秘め婿 コミック

芹澤知 

世界観に一気に引き込まれました

「グレープフルーツムーン」ではあまりハマり切れなかったんですが、こちらの作品は文句なしに良かったです。

皆が知ってるけど詳しくは知らない難しい題材を見事に描き切っていたと思いました。
もともと画力のある作家さまでしたが、前作よりこちらの作品の方がより魅力が伝わって来ました。
シキの男性としては線の細い美しさやヤマトの入れ墨とか、とても好みでマジマジと見てしまいました。
ヤマトの明るく人…

6

秘め婿 コミック

芹澤知 

日本史をうまく活かした設定

作家買いです。
とても綺麗な絵を描かれる作家さんなので、最後まで安心して読めます。

今回の作品はいわゆる歴史ファンタジーで、おそらく大多数の読者が小中学校の社会の授業で習ったであろう人物「邪馬台国の女王・卑弥呼がもし男だったら?」というテーマで巧みにストーリーが組み立てられていました。

村の長の息子であるヤマトと、赤い瞳を持つ美しい少年シキの別れと再会の物語です。
卑弥呼に選ばれ神…

6

秘め婿 コミック

芹澤知 

歴史系、古代耽美

芹澤先生の作品を初めて読んだので、
ヤマトの男前さと、シキの美しさに圧倒されました。

現代ものでもよかったのかもしれないけれど、
それが更に古代に落とし込まれている耽美。

私個人としては古代という時代設定、
卑弥呼の後継問題や男の子だったという設定は、
歴史的評価には及ばず耽美の域から出ることはありませんでした。

神の力を失っても、
シキの知識で卑弥呼を続けることはでき…

7

秘め婿 コミック

芹澤知 

全て綿密に。

 歴史を学ぶ上て最初に習う人物➖卑弥呼➖が『男』なら。
 物語のテーマに沿った作画の美しさ力強さもさることながら、歴史的神話をBLに落とし込む技量に脱帽です。
 表紙の赤、時代背景として高貴で高級な色に目を奪われ、ふたりの目力に吸い込まれます。
 ストーリーも、史実を織り交ぜながら、読み手に飽きさる事なく物語の展開にドキドキしっぱなしです。
 全てがふたりを際立つよう計算尽くされたストーリ…

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