高緒拾さんのレビュー一覧

玉の輿謹んで返上します 玉の輿ご用意しました(2) 小説

栗城偲  高緒拾 

社長と元当たり屋、続編

当たり屋の青年受けと、会社社長の攻めのカップリングの『玉の輿ご用意しました』の続編になります。
前作がかなり好みだったので、今回続編が出るということで楽しみにしておりました。

期待通り、なかなか楽しめた続編でした。前作で好きだった、受けの鼻っ柱の強いところや攻めの愛想なしでムッツリなところ、そんな2人の丁々発止のやり取りが健在で嬉しかった。なのに糖度は増し増しで、続編としては過不足ない感じ…

3

玉の輿謹んで返上します 玉の輿ご用意しました(2) 小説

栗城偲  高緒拾 

盤石な結びつきを感じる続編

前半は糖度の高さが堪らずニヤニヤ
後半に向かうにつれ涙ダパダパで読了+゚。*(;ω;)*。゚+

2人の強い結びつきを感じられてすごく良かったです!

続編は前作より2年後のお話です。
目の前に立ちはだかる壁を乗り越えようと頑張る受けと、
受けの懸命さを優しく見守りながら精神的な支えになる攻めという盤石な関係。
些細な痴話喧嘩はあれど、互いを認め合って尊重しあって。
とても良い…

14

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

初読みはオススメしません

この作品は…木原先生作品のエグさに慣れていない方にはオススメしないかもですね(笑)。ちるちるさんの評価見て、神評価と中立・しゅみじゃないがかなり分かれていて納得しました(汗)。これは確かに…木原先生の作品の中でもハードルの高いやつですね。
エロこそ少なめですが、調教シーン(ガチです)がほんとに衝撃でした。愛しさが強ければ、同じく憎さも増していき虐めたくなる。たしかに大河内は人間、上司として最低…

5

玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

学歴なんてクソクラエ

当たり屋として車に故意にぶつかってきた青依を、警察に届けない代わりに恋人のフリをするよう連れ帰る印南。
こりゃないわーと思った出だしですが、当初の思いとは裏腹に面白くてどんどん読み進めちゃいました。

何と言っても、青依が可愛いです。
恵まれた生活はしてきてなかったけど、素直だしちゃんと物事を考えられる良い子(犯罪行為はこの際置いといて)。
印南は嫌なヤツかと思いきや、単に不器用な人だっ…

4

玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

かわいい、これはかわいいですね。

最初いくらなんでも犯罪者が主人公ってどうなんだろうか、と引き気味だったのですが、まー素直な良い子ですねえ。こんな環境の中ここまで素直なままいられるもんかな~、と穿った見方も出来なくはないんですけど、根っこの根っこが上品な子なんでしょうね。それを匂わすエピソードが上手く散りばめられていて、好感が持てて感情移入しやすいです。
あとマイフェアレディ的なビフォーアフター、もともと好きなんだったと改めて認…

3

カウントダウン! 小説

火崎勇  高緒拾 

お金よりも大切なのは

積み本箱から発掘。
発掘基準は、適度な厚さ。
帯の惹句の印象だと、それなりに年配のおっさんがショタレベルのお子ちゃまにひっかき回されるお話かと思いきや、至極まっとうな大人同士のお話でした。
そもそも小田倉は、30歳過ぎて、目指してきた仕事にも見切りをつけて、本人的には余生感バリバリのつもりでいるだけで、はたから見れば全然ひよっこの若造。
方やユウキの方は21歳とは言え、それなりにちゃんと仕…

3

ランブル・ラッシュ コミック

高緒拾  神室晶 

【潮騒】がしっとり切ないお話だけど、他はピアスらしいエロ全開

2007年に発売された【海鳴】に収録されている作品(表題作:海鳴)が海の町を舞台としたお話でとても気に入りまして、こちらのランブル・ラッシュにも海の町を舞台にした【潮騒】が収録されているとのことで読んでみました。

しかし、さすがピアス!【海鳴】も同じピアスレーベルだったけどそこまでエロ全開ではなかったので、こっちもその位かなと思ってたら違った。こっちはエロ全開だった。
そのエロも痴漢(痴女…

2

海鳴 コミック

高緒拾  神室晶 

隠れた秀作

記憶に残った作品を二つ。

表題作【潮鳴】
小さな港町に住む高校生と都会からやってきた美術教師とのお話
尚吾が高校生といえどもしっかりとした体格で、小さい頃から陽を燦々と浴び潮風にさらされて育ったんだろうなぁと思わせる、漁師町で育った真っ直ぐな少年といった風情がとても良い。
そんな彼が自分の世界にはいなかった都会の香りを纏った優しげでやや影のある美術教師に出会った時から惹かれてしまう。初…

2

玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

素直な10代に癒されます

電子書籍で読了。挿絵なし。

栗城さんのお話に出てくる『素直な子』って、なんでこんなに可愛いんだろうと思います。青依くんは印南に対してだけではなく、当たり屋仲間に対してもそうなんだよね。人間離れした素直さだよなぁ。なんか子ども、それも群れで暮らす動物の子どもみたい。
印南も最初は『嫌なやつ』として登場するんだけど、不器用なだけだっていうのが読み進めるうちに解ってきます。仕事は出来るけど不器用…

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玉の輿ご用意しました 小説

栗城偲  高緒拾 

ちょっとずつ補い合う

学歴もお金も家族もなく当たり屋をやって生活をしている受の青依と、セレブだけど失恋して元恋人を見返そうと考えている攻の印南。恋人を見返すために、青依に恋人役をさせて様々な教育を受けさせる日々。

2人とも、ちょっとずつ欠けていたり足りなかったり、そういう所を補い合っている所が素敵だなと思いました。攻の印南ですが、包容力がある大人な男ではありません笑。セレブに生まれてセレブに育ち、かつ頭も良いので…

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