野ノ宮いとさんのレビュー一覧

はだしの天使 コミック

野ノ宮いと 

イギリスの曇った空と柔らかな光を感じる作品

天使に課せられたある約束事を破ったが故に翼をもぎ取られ地上に落とされた元天使と
彼を拾った靴屋の青年の話
皆さんおっしゃっているがお話に大きな波があるわけではありません
どちらかと言うと淡々と物語が進み
何も知らなかった天使が
少しずつものを理解して体と心両方で相手を愛すると言うことを理解していくお話
物語に差し込む光の感覚や2人を取り囲む空気の温度などが不思議に感じられる話でした

2

はだしの天使 コミック

野ノ宮いと 

表紙がとんでもなく好みです

商業作品デビュー作だそうです。
私は元々作家さんを存じ上げなかったのですが、作家さんの今作の告知のツイートに尋常じゃないイイネの数がついてるのを見かけ、買わせて頂きました。
「気鋭の絵師」とちるちるでも紹介されていますね。

やはり人気なだけあって、絵柄が可愛らしく美しいです。
キャラクター達のテンションが落ち着いているからか、ストーリー全体が静かで落ち着いた雰囲気です。
その分激しく…

4

はだしの天使 コミック

野ノ宮いと 

舞い降りた天使

いや翼をもがれた堕天使か。昔ながらの萌え設定ですね。最近の作家さんがこの題材を選んでくれて嬉しい。心優しき善良なゲイの靴屋が捨て猫を拾うくらいの感覚で無垢で美しい元天使を回収して世話を焼く。ちょっと童話みたいな感じでこれもまたいい。

やっぱり無垢な天使受けの何が萌えるって、色々な「初めて」をベッドで教え込むことですよね。何も知らない金髪カワイコちゃんをドキドキしながら抱く攻めの気持ちになって…

6

はだしの天使 コミック

野ノ宮いと 

天使の恋はささやかで可愛らしい

元天使と靴屋のゲイの話。
大きな山場があるわけではありませんが、天使がだんだんと人間らしくなっていくところも可愛いし、ふとしたセリフにはっとさせられたりします。癒し効果の高いお話でした。

3

はだしの天使 コミック

野ノ宮いと 

ファンタジーじゃなくロマンチック

天使(ベニー)が天界で永久追放されて人間界でベンチに座っていると靴職人(ターナー)が裸足だと気づき靴を作ってくれるといい出来上がるまで一緒に生活する話でしたが、ベニーが人間界の事を知らないので言動が少し小さい子みたいで可愛かったしターナーと一緒に寝た方があったかいからって知らぬ間にベッドに入り込んでるのも可愛かったです。

ターナーはゲイだということをベニーに隠していたしすぐ手を出さなかったの…

13

はだしの天使 コミック

野ノ宮いと 

人生を歩むための靴

良い意味で淡々と進む、綺麗なお話でした。

個人的にBLBLして勢いがある作品を好む傾向があり
雰囲気を味わう作品は抑え目評価になってしまうけれど、

《羽を落とされた元天使と靴職人が出会う》

↑↑これこれ!これがですね、
人生を歩むストーリーと掛け合わせたロマンがあります。
羽の代わりに靴を、、映画のようで素敵です(﹡´◡`﹡ )

静かに育まれる愛が見られました。

6

ディアレスト 小説

中庭みかな  野ノ宮いと 

「忘れな草」の魔法に号泣

「忘れな草」という魔法使いは、人の悲しい記憶を消してくれるーーそんな世界でのお話です。

執事のキオと、癇癪持ちの若主人ロシェル。ロシェルに婚約者ができたことで、キオは「忘れな草」にロシェルへの恋心を消してほしいとお願いしにいきます。

もう本当に、本当に切ない。キオのロシェルへの恋心を「忘れな草」は、恋ではなく「最愛だ」と表現します。

小さなキオの体いっぱいにつまった、ロシェルへの…

8

ディアレスト 小説

中庭みかな  野ノ宮いと 

最愛の

ディアレスト、とは「最愛」もしくは「親愛なる」の最上級だそうです。
シンプルでいて、この2人とこの物語にぴったりのタイトルは他には無いのではないでしょうか?

読中・読後共に不思議な感覚になるお話でした。
途中途中で、このお話はなんなのだろう?と、よく分からなくなることもあったのです。
領主の元に身を寄せる、左脚が不自由な天涯孤独の少年、心にぽっかりと穴をあけたままの気難しい領主の息子、…

7

ディアレスト コミコミ特典ペーパー グッズ

変らずに続く時間の中で

本品は『ディアレスト』のコミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編後、昼下がりの一時のお話になります。

その日もキオはお茶のご相伴に預かりながら、ロシェルが絵を描く
様子を見守っていました。ロシェルはここのところ調子がすこぶる
良いらしく、今も熱心に画帳に鉛筆を走らせています。

ロシェルの画く絵は明確に何を現しているのか不明なものが多いで
すが、近頃は少しずつ、植物や生きも…

1

ディアレスト 小説

中庭みかな  野ノ宮いと 

辛くても忘れてはいけない想いがある

今回は心が欠けた領主の息子と足の悪い使用人のお話です。

受様のみを求める攻様と身分違いをやむ受様がその関係を変えるまで。

今からほんの少し前、この国には魔法の力が残っていました。しかし人が
石炭を燃やし、大きな船を動かす事ができるようになると、かつて神秘の
力をつかさどった魔法の使い手は今では皆どこかに立ち去ります。

しかしただ1人、国王の元に残った名も知れない魔法使いがい…

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