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3/4(合計:32件)
KJ Charles (KJ チャールズ) 文善やよひ
renachi
ネタバレ
レーベルへの信頼でタイトル買い。19世紀後半のイギリスが舞台のオカルトもので、メインキャラの設定がとても面白い。カプの関係性は最終的に一蓮托生なところまで行きつき、特に後半に多くの萌えが詰まっていて良かった。 序盤で二人の関係がさらっと始まりつつ、事件を解決していく。情景が浮かんでかなり怖い場面もあったが、グロってほどじゃないのでホラーに耐性があれば問題なく読めそう。 オカルトものの暗黙の…
もきゅ子
ゴーストハンターの攻めと新聞記者の受け。 受けは攻めの活躍を記録して発表していたけれど、そこからは省かれていたもっと“私的な”物語を秘密事件簿として過去を振り返って語る形式。冒頭から二人は二十年以上経った今も恋人同士だと確定しているので、恋愛面と命の安否は安心しながらもドキドキハラハラと読み進められる。 とても寡黙で不器用な攻めと社交的で口達者な受けの凸凹バディが面白かった。攻めは言葉選び…
ましゅ
ゴーストハンターが主役のオカルトBL、なかなかに楽しめました。 ピリッとした怪事件はBL抜きにしても刺激的で、ちょっとしたグロさもいいスパイスでした。 しかし英国バディもの…やはりどうしたってホームズとワトソンがちらついてしまいましたが、この作品だからこその攻め受け二人の愛の話を楽しめます。 個人的には特にストライクゾーンに入らなかったのですが、一度も退屈することなく読み終えました。 …
甘食
数ヶ月に一度のお楽しみ、モノクロームロマンス文庫新刊です。作者の前作「イングランドを想え」もすごく良かったし、今回も面白かった。時代背景は19世紀末のロンドンなので前作と同じですが、スピンオフではありません。 今作はタイトル通りオカルト的な秘密事件簿。特殊な力を持つゴーストハンター×記者のち作家で第六感的な力も持つ攻めの助手の青年、のカップルです。第10章まであり事件の数も同じですが、回を増…
KJ Charles (KJ チャールズ) スカーレット・ベリ子
カラフル
かつては世界的に権勢を誇ったものの翳りが見え出した1904年頃の大英帝国が舞台。読み出した時、英国文学で有名なジェイン・オースティンの「高慢と偏見」を読んでいるかのような気分になりました。上品で華美な生活の裏側で繰り広げられるアバンチュールや悪行の数々。貴族の虚飾と退廃を感じました。がんじがらめな階級社会とノブレス・オブリージュ、そして家同士が決めた閉塞感のある結婚生活の中で、隠れた所で自由と…
えのしま
海外ものならではの壮大な展開のBL。めちゃくちゃロマンティックです。やっぱり反目している二人がくっ付くという展開は何十作品読んでも面白い。2人の親密なシーンは本当にドキドキしました。反目が二人の性格だけではなく職業や生まれのバックボーンからそうなるというのも海外作品はしっかり書くので読んでいてストレスがないです。あと体格差にも萌えます。 2020年読んだ作品では少なくとも五指に入ると思っていたの…
あさだ2枚
最初はよく分からなかったタイトルも、振り返れば的を射ている。 自分が平安、戦国、江戸、明治…日本の歴史小説を読んでなんとなくスッと理解できるように、イギリス人が読むべき本なのかな…と思ってしまった。きっとその方が何倍も面白いのではないだろうか。男色が刑事罰になる世界は実際にあったのでしょうけど、どうもそういった歴史背景や階級、学校のレベルなど、国に根ざしたものを知らないで読んでいることが勿体…
無条件に信頼を置けるモノクローム・ロマンス文庫! 今回も面白く、夢のようなお盆休みが終わり社畜に戻らなくてはいけない現実を忘れさせてくれました。 特に好み要素がない登場人物でもストーリーの中でニヤニヤさせてくれるんですよね。 単にただのBL…というところに重きはなく、ストーリーに厚みがあるんですよ。 そこを日本人の感覚ではあまりうまくキャッチボールできないような洒落ているとも思えるセン…
モノクロームロマンス文庫やっぱりいいわあ。ハズレがないのは翻訳という手間をかけるから原作を厳選してるんだと思う。2014年の「ベストLGBTロマンス賞」受賞作だそうです。 舞台は1904年のイギリス。腐女子の皆さんはご存知ですよね?同性愛が犯罪とされていた時代背景です。切ないとか背徳感とかのレベル超えてます。性行為の現場を押さえられたら猥褻罪で懲役になってしまうのです。恐ろしい。 元軍…
たぬたぬき
怪我で軍を退いたカーティスと、詩人のダ・シルヴァが主役。 カーティスは当初、頭の固い人だと思ったし、ダ・シルヴァは話し方や内容から頭の良い人だと感じました。(実際、頭の回転の早い人とあります) しかし、当然ながら当初の印象だけの人物たちではありません。 読み進めるうちに、それは少しずつ変化したり付け足されたりしていきます。 その変化が実に鮮やか。 特に、これはカーティス視点で書か…