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KJ Charles (KJ チャールズ) スカーレット・ベリ子
まぎぃ
サイモン~事件簿とは異なり、1冊で長編サスペンスとなっています。 とても面白かった。 なよっとしていかにもゲイのダニエルと、自己で手に傷を負った元軍人のアーチー。他にもなにやら訳ありのゲストが、田舎の富豪宅に招かれる。。 いかにも何か事件が起こりそうですね。アガサ・クリスティばりの出だし。 戦場で銃が暴発し聞き手を負傷したアーチー。それにも関わらず腐らず、苦悩しつつも真摯に生きている。…
KJ Charles (KJ チャールズ) 文善やよひ
ネタバレ
サスペンスについてはネタバレなしでいきます。 んん~、これはレベルが高かった。 ページが終わりに近づくにつれ、ああもっと続いて欲しい~と惜しんで読んだ作品です。 タイトル通り、ちょっとホームズを彷彿とさせるような雰囲気をまとった事件簿です。 ”ワトソン”役はロバート、新聞記者です。 オカルト事件を扱うゴーストハンターのサイモン。事件を通じて出会い、関係を持つ。お互いに引かれながら…
ろくぞう
シャーロック・ホームズとワトソンみたいなバディものかな?とあまり期待せずに手に取った本書。最初は除霊?がらみで、なし崩し的に関係を持つ二人に「え〜…」と若干引いて読んでいたのですが、話数を重ねるごとに深まっていく二人の愛情にどんどん引き込まれ…そして最後まで読むと…感無量です。お互いを大切に想い合う二人の幸せを願わずにはいられません。 さすがモノクローム・ロマンス!ハズレなしですね。同じ作者さん…
KJ Charles (KJ チャールズ) yoco
あさだ2枚
完結(なのかな?)の3巻。やりようによってはまだ続けられるそうな気もする。けれど、イギリス人作家に近代日本の描写を期待するのは酷だし、彼らはイギリスには戻りたくないだろうし。 とても正直な感想を書くと、1,2巻に比べると…ってところはある。1巻はショッキングな始まりと鳥の演出、不思議な洋館へのドキドキ感が良かった。2巻は薄汚れた路地裏の雰囲気やカミングアウトの緊張感を楽しめた。3巻、画家の能…
クレーンはランプの魔神だったか。 前巻のおまけ『刺青に纏わる間奏曲』で「我々はあと数ヶ月で中国へ戻る予定じゃないか。」と宣うクレーンにヒヤッとして、今作冒頭で「道義的に見て、〜逃げるわけにはいかなかった。責任があった。」と。ふむ、まだ情熱に動かされて選択する段階ではないと。まだ出会って4ヶ月ですからね〜。でもこの後クレーンがイギリスに残る流れが見ているし、案の定でした。夢精する攻めの滑稽なこ…
表紙右の裸体が貴族であるクレーン卿(攻め)で、左がスティーブン・デイ(受け)です。身分ある攻めが裸体で表紙に描かれる作品て稀な気がする。 現実味溢れる作品が好きなので、オカルトをどこまで許容できるかな、と思いつつ読みましたが、思った以上に受け入れやすい作品でした。翻訳の言い回しに違和感もあれ、許容範囲内です。強いて言えば頻出単語である「デイさん」のさん付けにずっと違和感がある。 さておき、イギ…
カラフル
「イングランドを想え」が非常に良かったので、初シリーズ物が読めて嬉しいです。 一応オカルトものだそうですが、どちらかというとダークな魔法ファンタジーものの印象を受けました。オカルトやホラーが苦手な人も、そこまで残酷な描写も無いので安心して読めます。 ファンタジー要素があるとは言え、イギリスの貴族社会も垣間見る事もできて面白いです。クレーンがイギリスの貴族の出自とはいえ、上海に追いやられ、底…
茶々丸53
クレーンとスティーブンを次々と襲う残忍な事件が怖ろしい。謎が解けていく様子はハラハラしたけど面白かった。 スティーブンにとっては因縁の相手であるクレーンだけど助けたのは感じるものがあったからかな。最初の雰囲気が最悪だったので展開が気になって。 見えない敵に共に立ち向かう中で、互いの本性が見えて良かった。クレーンは公平で正義感があるしスティーブンは理知的で妙に色気があって魅力的。危機的状況で…
もきゅ子
最悪な貴族の父兄が死んで、香港からイギリスに帰ってきたルシアンは謎の呪いによって殺されようとしている。 そしてシャーマンを頼るしかなく、能力者のスティーヴンが紹介された。 一体誰がルシアンを呪っているのか、そして怨みを買いまくっていた父兄の尻拭いだけではなく、一族に秘められた特殊な事情が明かされていくのにワクワクした。 物騒で血腥い魔法の攻防もダークファンタジーな感じで面白かった。 …
kurinn
3巻連続刊行の最後の一冊を読み終わりました。凄く面白かった故にこれで終了だと思うと、とても寂しい気持ちになりました。 2巻で気になってた1巻の残党がやっと登場して来て、またまた恐ろしい策略を巡らせていました。途中とても残忍な描写があるので苦手な方もいるかもしれませんが、オカルトホラーとしてはとても面白く単にBLだけではないのです。 今作ではクレーンを捉える為にスティーヴンと仲違いさせる…