いとう由貴さんのレビュー一覧

たとえこの恋が罪であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

先入観と常識の壁。

 可哀相な受が大好物な私には、たまらなかった一冊…ながら、次男!
 シリーズ続刊で盛り返すけど、次男が一番酷い。

 奔放な母にほぼ、見捨てられた状態で育った主人公。
 実はイギリスに父がいて、血縁の全くない兄、半分血の繋がりのある兄のいる寄宿舎付き学校に入れられる。
 父達は、主人公の母の振る舞いに怒りが収まらず、最初から主人公を「あの女の息子」として、冷たくあしらう。
 言葉が通じず、母のこと…

4

春暁 小説

いとう由貴  あさとえいり 

可哀相な受の極地。

 不幸受、薄幸受というのが好きなのですが。
 この本の主人公・深は、まさに「THE・不幸受」と言いますか…。

 10歳の時手篭めにされ(本当あれは手篭めだ)、以来20年囲われて愛人生活を余儀なく送らされた深。
 しかし彼の心には、唯一支えとなる存在が。
 それが、自分を苦しめている男の弟。

 無自覚に、恋とは何かを知らずに恋していく深。
 幼年期を越えて再会したその愛しい相手が、兄以上に酷な事…

3

太陽と月の欠片 小説

いとう由貴  城たみ 

パワー落ちてません?

ずっとこの作家先生は追いかけてきましたが
最近どうも付いていけません
「誓いの~」あたりからでしょうか
主人公の身代わりで死んでいく人間を気に止めないというのが
どうも納得できません
書いている人にとって「わかっていること」をスルーされても
読んでいる人には「わからないこと」の取り扱いが雑になっていませんか?
気になってしまうと、どうにも進めません
設定も面白いし、キャラも立ってい…

0

凍える月影 小説

いとう由貴  朝南かつみ 

坊主萌えの骨頂です♪

戦国時代を舞台にした、しっとりしたエロたっぷりな復讐の物語。
朝南かつみさんの、坊主絵がまたものすごいフェロモンを撒き散らして、犯罪ですぅーーーー!!!
坊主萌えのきわみかもしれない。

都から僧侶の月永が遣いとして縹国にやってきます。
彼には、仇を打つという目的がありました。
その美貌と身体に領主の義康がとりこになり、月永の復讐も遂げられるのかと思われたのですが・・・

月永の復…

4

砂漠の真珠 小説

いとう由貴  せら 

砂漠の真珠

お母さんが王族の妾になったことで、受けは6歳の頃から
アルディビル王国で暮らしていたのですが、義理の父は
受けのことは子供として愛してくれませんでした。

そのため受けは母の死後、使用人として館に置いて
もらっているものの、他の使用人たちからの虐待も受け、
ろくに食事も与えられない生活を送っています。

ある日また無理難題を言いつけられ市場に来た受けは、
途方に暮れていたところを…

4

雪下の華 小説

いとう由貴  海老原由里 

そこにいくまでがハヤッ!

最初に攻め(国主)が受け(僧侶)をものにするのが早かった!
とはいえ、見初めてからは数年待っているところがなんともほほえましかったです
心の動きを中心に書かれているのが、いとう先生らしくてよかったです
時代背景をしっかり勉強していないので申し訳ないのですが
正室とか、側室とか、跡取りとかには拘らなくてよかったのかしら?
いいんです!ふたりが幸せなら、国くらい滅びたって!(そういう問題?)…

0

雪下の華 小説

いとう由貴  海老原由里 

萌え滾る背徳感…!

ほわぁ…(感嘆
おもしろいとかエロイとかそういうのはもう良いんですけれど(良いのか)、とにかく萌えました!!! 何を隠そう私は僧侶萌えなので、今回の設定にはかなり!かなりかなり滾ってしまいましたよ…ええ!
僧侶といえば、大抵が性を禁じられていますよね。いまでこそそんな掟は無いに等しいですが、このお話の舞台は戦国時代です。なので、そうした僧侶萌えの何たるかをよく踏まえている作品でした。

大…

1

闇に抱かれる蜜事 小説

いとう由貴  杉原チャコ 

2作目!!

いとう先生の新刊!と、飛びついて見たものの、結論到達点がわからなかったorz
読み終わってから、続き物だってことが判明しちゃうし。。どんだけアホなのワシ。
お話としては、巫女、未来を予知するというか、見ることができる不思議な力をもった一族が絡んでくるサスペンス~風なお話。
前回の話を読んでいないせいもありまして、イマイチ状況把握がしづらいのが難。
キャラクターもややこしいので、しょっぱなな…

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たとえこの恋が罪であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

昔の少女マンガばりに可哀想な受

受けがとにかく酷い目にあって可哀想なのはいとう先生デフォルトなんですが、、今作もかなり可哀想な目にあってます。昔の少女マンガか昼メロかってな可哀想っぷり。
でも、それを乗り越えてのハッピーが堪らんのですよ、、。ってドMか私。
いとう先生の王道不幸てんこ盛りものが結構好きです。
これが、少女マンガとかだとちっとも面白くないのに、、なんでだろ?腐女子の不思議。

瑞樹が健気で泣けるんです。

5

花を恋う夜 小説

いとう由貴  かんべあきら 

戦国もの

いとう由貴さんお得意の時代ものです(*´ω`*)ノ
設定は凄く面白かったんですが、肝心の萌の部分が今ひとつという作品。基本的にいとう由貴さんの作品…盛り上がりがよくわからないのです。

お話は、まだ幼い時分の松寿(後の政尚)が、同盟国に捉えられ処刑される(父が無謀起こしたから)…な回想からです。幼くして捕虜として居た敵国。そこで領主の息子と仲良くなる。思い出すのは、磔にされ処刑される松寿を助けよう…

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