いとう由貴さんのレビュー一覧

砂漠の夜に見える月 小説

いとう由貴  せら 

アラブ初心者にも

アラブーでございます。
滅多にアラブ系は読まないのですが、年の差で検索してヒットいたしました。
しかも買ってから知りましたが、こちらアラブーなシリーズもので最終巻らしいです(汗
まあ、でも大した問題ではありませんでした。
サブとして『きっとこの人は他の巻のカップルね』なんて感じの人は出てはきますが、気になるということはありません。

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受けは普…

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『寂しい夜に見える月』 砂漠の夜に見える月 番外編ペーパー グッズ

グルグル攻め再び

本編で恋人同士になった、ザフィール(攻め)と昴(受け)。
ふたりが昴のために日本で暮らしている様が書かれています。
ちなみに8ページなので、色っぽいことはありません(苦笑

昴を学校へ送り出し、ザフィールが具合の悪さを実感すると高熱が。
原因は本国ではない四季の変化と、えっち後のかっこうのせい。
まあね、裸で寝てたらね…

体調が悪いせいか、本編でも抱えていたネガティブ思考がグルグ…

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愛よ、灰にかえれ 小説

いとう由貴  小路龍流 

とんだ演技派野郎に騙された受けの復讐物語

5年の間に心身共に成長した受け様による復讐物語です。
最後はハッピーエンドなんですが。
ってかユーニスが達観して菩薩状態になります。
もうなんか子供を愛おしむような!

攻め様は最低(*`Д´)ノ!!!です。
幸せそうなユーニスの裏切られて絶望した表情を見たいがために村から連れてきて甘々演技で自分の傍に暫く置くのです。
演技派野郎です。
しかも皇帝(王子)なので振り回し加減が半端な…

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愛よ、灰にかえれ 小説

いとう由貴  小路龍流 

うーん…。


小路龍流先生のイラストが好きなので購入。
綺麗なイラストで可愛いユーニスに満足です。

なんですが、お話が深いようで浅い…。
ファハルが遊びだった、ユーニスの歪む顔が見たかった…とかは物凄く好きな設定。
(堕ちるとこまで堕ちて救われる受が好きなので)

ファハルの言葉も建前からでも愛も伺えますが、いなくなったユーニスを簡単に諦めて欲しくはなかったです。

物足りないのは、ユー…

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たとえ偽りの運命であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

籠の鳥育成計画

シリーズ4作目
スピンオフ作品です。
1作目から登場しているアレクが主役。
瑞希の同室で苛められっこ。
自分が助かりたいがために瑞希いじめの加担するけれど、瑞希のまっすぐで優しい気持ちにいつしか、天然で無防備な瑞希を守ってあげないと…と思うようになるのです。

そんなアレクが、こんな性格になってしまったのは、できのいい兄弟に比較され親兄弟から無視され誰にも愛されず、学校でもいじめの対象…

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たとえ背徳の罠に堕ちても 小説

いとう由貴  門地かおり 

アマノジャクないじめっ子×ツンなお姫様の擦れ違いラブ

シリーズ3作目
前作までのアルフレッド×瑞希の話では、母親を追い出した女の息子である瑞希に散々酷いことをしたけれど誤解が解けた後はわりといいお兄ちゃんになっていました。
でも、まさかここまで義兄弟のためにしてくれるとは思いませんでした。
尊敬するアルフレッドのためにならともかく、けっこう義弟のこともかわいく思っているんですね。

アルフレッドと瑞希のキスシーンを見て関係を知ったクライブが…

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たとえ禁じられた恋であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

新たないじめっ子でライバル登場?

前作で、散々苛められ不幸のてんこ盛りの結果ようやくたどり着いた幸せ。
けど、そのまま幸せに暮らしましたとさ…にはならないんですよね。
今回は、アルフレッドを慕い、兄弟のように過ごしてきたという幼馴染のエリクがライバル&いじめっ子として登場します。
なんとなーく、アルフレッドとの逢瀬や接触を邪魔するエリクにへこむ瑞希。
だけどそのエリクの手というのが自分から階段から落ちて瑞希に落された風を装…

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たとえこの恋が罪であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

これでもかの不幸に涙と萌と・・・

大分以前にドラマCDを聞いたのですが、理不尽な偏見やいじめに傷つけられるかわいそうな瑞希が痛々しくて、続きが知りたいのでいつか原作(続編)を読もうと思いながら機会がなかったのですが、新装で文庫化され『たとえ偽りの運命であっても』も出たのでまとめて4冊読んでみることにしました。

生後間もなく身勝手な母親に育児放棄された被害者なのに、母親と同様憎むべき相手と認定され肉親からも蔑まれ苛められる。

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淫月 ~運命の花嫁~ 小説

いとう由貴  Ciel 

カーマ・スートラの世界に溺れてください。

★5つっていうのは、実はちょっと甘め。★4つと★5つの中間ぐらいです。
いとう由貴センセイというと、3Pや羞恥の心理をうまく描き出した「秘蜜」が複数モノの傑作だと思っているオレですが、ここにきて、また新たな地平線が見えてきた感じ。
この「淫月」は、インド風のオリエンタルな世界で4Pが繰り広げられる「淫花」のスピンオフ的な作品です。
インドといえば、「カーマ・スートラ」、性愛の経典です。
ラ…

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そして、裏切りの夜が始まる 小説

いとう由貴  佐々木久美子 

助けたい人がいるから

翔は、たった一人の肉親、俊樹を助けるためだけに、彼の父親の家、資産家の幣原家に俊樹のふりをして乗り込むのです。
 俊樹は、幣原の愛人関係にある子なので、本家では決して歓迎されない立場ですが、それ以上に、俊樹のふりをしている翔が気の毒ですが、それ以上に、たった一人の家族だから、失いたくない、何としてでも助けたいという思いが伝わってくるようでした。

 一方、翔たった一人の肉親である俊樹はずっと…

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