いとう由貴さんのレビュー一覧

偽りに花は生まれし 小説

いとう由貴  門地かおり 

攻めの変化を見守る本

あらすじを見て気になったのと挿絵を見たいのとで購入し、
好みのキャラがいるわけではないため萌になっています。

人間模様が淡々と書かれています。
萌えるというよりいいお話という感想になりました。
外見も中身も少女のような健気天使受けと、
京言葉が好きな人は萌えるのかもしれません。

妻の性格がきついので苦手な読者さんはいそうですが、
最後まで読んで個人的には彼女もかわいい人に思え…

7

恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

可愛いうじうじ

好きなんだけど、絶対嫌われたくないから、絶対好きって言わない
って受けさんと、
ほんとに好きになるってことがわかってなかった&知り合いだったら間違いなく一発殴ってる超モテ・さいてー男攻めさん。

その二人が、なんだ思いあってるんじゃん ってしっかり認識しあうまでの
長ーいうじうじ話。
けっ てなっちゃうかと思ったんだけど、なんか受けさんが
いじらしくて可愛らしくて、案外萌えました。

1

恋の報い、愛の渇き 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

生真面目 美人受けさんの粘り勝ちー

モデルより美人さん な受けさんの痴話げんか中に助け船出して
そのまま遊び人攻めさんにいただかれてしまうところからSTART。
遊びの関係って、あんま理解できないんで、
すんなり関係しちゃった受けさんが最初???だったですが
まあ、体の相性が抜群だったということで。

遊び人なんで、結局こいつはだめだとなったはずなのに
やっぱ好きなんだよね、最後はもどっちゃう。
苦労するよーと半分同…

1

欲しがりな悪魔 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

後半部分を掘り下げて欲しかった

このお話は、攻が受に許しを請い、愛の告白をするタイプの王道ストーリーだと思います。

タイトルは"欲しがりな悪魔"ですが、
"あれも欲しいこれも欲しい、利己的で悪びれのない攻" なのかな。

実はクズ攻め目的で購入したのですが、そこに期待すると、いまいちでした。
受に接近した理由は正真正銘クズですが、なんだかんだで早々に受を愛しているように見えま…

2

秘めやかな恋の旋律 小説

いとう由貴  白砂順 

遊び人に見えて健気な受け

いとうさんの作品でも特に「健気な受けが不敏な目にあう」というタイプのものが好きです。
こちらもそんな感じの作品ですが、前半部分はイマイチ乗り切れず…何故かというと主人公は頑張りやな大学生なのですが、小悪魔ぽくて遊び人ぽくて、容姿がいい。そのせいで次から次へと男性に襲われてしまいます。

日本で留学生と刃傷事件を起こし、逃げるようにアメリカへ留学させられ、その先で同じアパートの弁護士に襲われ……

0

恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

どっちもどっち…

親友として十年間過ごしてきた友也と貴之。友也の秘めた片想いだった貴之との関係が、とある切欠で変わってしまいます。貴之の過去の奔放な恋愛を知る友也は、彼に飽きられないように貴之に対して敢えてそっけない態度を貫きますが、一方の貴之は友也への執着を募らせてゆき――というお話。

続編(スピンオフ)に当たる「恋の報い、愛の渇き」を先に読んでしまったのですが、そちらに出てくる友也と貴之はもっとこう…無邪…

1

凍える月影 小説

いとう由貴  朝南かつみ 

艶がある作品

表題作と後日談ショートの2作品が収録されています。
月永(受け)と義康(攻め)の両方の視点だけでなく、他の登場人物の視点も入っていてドラマっぽいなと思いました。

表紙、冒頭のカラーイラストで言うに及びませんが、朝南先生の艶のあるイラストが堪能できます。月永の怪しい魅力がどわっと伝わってきました。欲しい場面に挿絵も入っているのも嬉しいです。

もっとドロドロした展開になるのかと思ったので…

1

官能心中 小説

いとう由貴  小路龍流 

二人と一人

「脱いだらすごい」地味っ子・千之が、見た目は紳士だけど実は質の悪い男・柏崎に開発されて甘やかされ、やがて言われるがままに天才画家の男・萩原にも痴態を晒した挙句に抱かれるようになり、めくるめく官能の世界に惹き込まれていくお話です。

半分がベッドシーンでプレイも多種多様のエロエロな作品でしたが、途中までとはいえ千之が頑張って自分から柏崎との縁を切ろうとしていたのは好ましかったです。まぁ、結局すぐ…

1

恋の報い、愛の渇き 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

現在進行形なのかなー

シリーズと知らなかったので前作は未読です。緒田涼歌さんの描く鵜飼がカッコ良くてドキドキしました。

鵜飼と怜のキャラクターはそれぞれ個性が強いもののちゃんと「大人の男」という感じで良かったのですが、当て馬ポジションの篠崎がどうも中途半端に感じました。いかに「上等な男」であるかがこれでもかと説明されているのに何故か拭えない小物感。一瞬だけ出てきた篠崎のモノローグのせいかもしれません。意外と底が浅…

0

月影の雫 小説

いとう由貴  千川夏味 

薄幸受けがさらに痛い目に遭う話

国が敵国に滅ぼされた。貴族の家に産まれたサディア(受け)は、不治の病にかかっていることと母の身分の低さから冷遇されていたが、家族が逃げ延びる際に捨てて行かれ、敵国の軍人であるレゼジード(攻め)に保護される。病の治療を受け、これまでの人生で受けたことのなかった優しさを与えられて喜びに打ち震えるサディアだったが、レゼジードが自分を助けたのにはある思惑があったと知り…。


かわいそうな境遇の子が…

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