高久尚子さんのレビュー一覧

恋のはなし 小説

砂原糖子  高久尚子 

これほどにも

お話とイラストがドンピシャだったのは久しぶり。

もともと砂原さんは読みにくい作家さんの一人でした。
でも高久センセのイラストに惹かれてしまいちょっと読んでみようかな、と。
後、けっこう評価がきっつかったのも気になって。

いや~、面白かったっす。
受の線の細さが美しかったし、攻のワイルドな雰囲気も美味しゅう御座いました。

ホテルマンと脚本家さんのお話。

攻はひょんな事で…

2

九回目のレッスン 小説

水無月さらら  高久尚子 

スマートな印象

エリートと過去の恋のしがらみからまだ抜け出せていない美人講師との恋のお話です。
表題作は出会いから新しい恋を見つけるまでの、「仕上げのレッスン」は受けの過去とのお別れのお話。

前半は攻めが受けの10回きりのピアノレッスンを受けることになり、レッスンごとに駆け引きが展開されます。
できる男に似つかわしいちょっとお洒落な感じでお話が進むのですが、私にはちょっと淡白に感じられてしまって、あまり…

1

過激で一途な彼の恋 小説

榛名悠  高久尚子 

変わり者の恋

高久さんの挿絵買いです。この作家さんは初めて読んだ気がします。

理系男子の恋ということで、眼鏡男子でちょっと変わり者の攻めが登場します。
一つ一つの現象に名前を付けたがるところや(はっきり解明したいという性格)、普通の人とはちょっと違った感覚を持っているところは理系という感じがします。
そんな大学生が不器用に恋しているところがちょっと可愛いなと思いました。
でも、意外に強引なところもあ…

0

ミルククラウンのためいき 小説

崎谷はるひ  高久尚子 

まっ白受

大人なサックスシンガー高遠[攻]と、子供の頃にアイドルで今は家族不和から伯父宅で生活し、若い伯父が経営するジャズバーでバイトをしてる高校生の希[受]とのカップルシリーズ第一弾。
続編もありますが、これ単独でも読めるので先ずは一冊読んでみてから気に入ったら続けてっていう読み方も出来ますですよ。
このカップル好きなので評価は最初から甘めです。

希はトラウマ持ちなんだけど、精神的には歪んでいる…

0

過激で一途な彼の恋 小説

榛名悠  高久尚子 

攻めが理系男子!?

 大学生である渉の幼馴染みである遠藤和真は、黙っていればガタイが良い美形。
 ……だけどその正体はチョット困った「理系男子」。
 自分の興味のあることについては相手の反応もお構いなしに一方的に話し続け、人の顔も覚えられないが、数字を覚えるのは得意。
 そんな和真とは実家が徒歩一分の距離にあり、生まれる前から知り合いだったという渉は振り回され続けて、未だに彼女ナシ。
 ところが、そうやって面…

2

小説家は懺悔する 小説

菱沢九月  高久尚子 

睦言が優しい

主人公の二人はお互い過去に大好きな人を亡くす、という共通のトラウマがあります。
と言うと、暗~い雰囲気の話かなという印象を受けるんですが、お話の雰囲気はそれ程暗いものではありませんでした。
確かに、亡くした人達の影を感じる場面も出てくるんですが、死んだ人をずっと想っていても仕方がない、というある種の割り切った雰囲気もあるので、ジメジメした雰囲気ではないと思います。

攻めは物書きで難しい性…

2

ビターショコラの挑発 小説

崎谷はるひ  高久尚子 

大人カップルの事情

知る人ぞ知るジャズバー『3.14(パイ)』の美貌のマネージャー、玲二は最近溺愛してきた甥っ子に恋人ができて複雑な心境だ。
しかしそれ以上に彼を悩ませているのが、店のオーナーでもあり、かつて恋人だったこともある男、義一との関係だった。
別の顔として壊し屋を営む義一を手伝ってきた玲二だが、気まぐれで危険な仕事ばかり引き受ける義一には我慢の限界を感じていて……

ミルクラシリーズのスピンオフ。

1

花婿をぶっとばせ 小説

愁堂れな  高久尚子 

失恋から立ち直るお話

失恋する、というのは誰にでもある経験だと思いますが、このお話の設定はちょっと変わってました。
注意して読んでると、おそらく気づくと思うのですが、ちょっと捻りを効かせてるところがオリジナル性があってよかったと思います。

萌えポイントとしては、攻めの一途で外見に似合わない情熱的なところでしょうか。
年下攻めが好きな私には楽しく読める1冊でした。
主人公が振られた後、元カレとその彼女との絡み…

0

そんな気持ちが恋だった コミック

高久尚子 

初々しい!

自分が高久作品を知ったのは「17歳の~」最近は萌え萌えするチ●コ作品が注目だったりして、エロ系?なんておもってたんですが・・・
この本は何と!!エロなし、エチなし、あってもほっぺにチュvとか、軽いキス止まり!
そして、愛だの恋だのとドロドロしないで、これは恋の始まり?みたいな、なんて初々しいの~♪
という、04年~06年の短編集なんです☆
実に新鮮ですっ!!!

年上の幼馴染が何だかそ…

4

流れる星を追いかけて 小説

染井吉乃  高久尚子 

「中立」と「しゅみじゃない」で迷いましたが

挿絵が目当てで読んで、この作家さんも初めてだったのですが・・・
初めから終わりまで終始メインの二人に共感持てず読み終わってしまいました。
設定的には異母兄弟もの、役者、片方が兄弟であることを知っている(ので切ないはず!)、という私が好きな条件が揃っていたんですけれども。
攻めはともかく(初めて抱いたときには、なぜ抱くのか動機がよく分からなかったのは置いといて)、受けのやりたいことが理解できな…

0
PAGE TOP