高久尚子さんのレビュー一覧

愛する 小説

菅野彰  高久尚子 

純文学っぽい

BLとしての萌えは少ないけど、文芸作品っぽい雰囲気があってストーリーは楽しめました。

芸術家って普通の凡人とは違う部分が多くて大変なんだろうな、と思いました。由多の先生も絵の才能があったのに若いうちに潰されてしまって可哀想。歪んだ性格のあの芸大講師。当て馬かと思ったらそうでもなく…芸大ってあんなに才能のある奴は潰しておけ、みたいな恐ろしい所なんでしょうか?大学の同級生たちもギスギスしていて嫌…

1

僕はすべてを知っている コミック

高久尚子 

スペシャリストをも唸らせる美チン

もう、このシリーズ大好きで何度も何度も読み返しています。なんか急に思い出しては読みたくなるという。

最近もはや主役交代?といった金沢先生CPのお話も大好きで追い続けていますが、やはりこの可愛くも本人たちは至ってマジメで、ほどよくおバカな犀川×浅野編がたまらなく好き。

素敵なレビューが並んでおりますので、感想という名の叫びだけ。

浅野くんの美チン、私もクッキリハッキリ拝みたいー!

2

晴れたら君を迎えにいく コミック

高久尚子 

満載です!

表題作もいいのですが、同時収録“オレはかわいい弟と”のプレイを上の表からご参照ください(↑)…お分かりいただけますでしょうか…もりっだくっっさんっです!!
レビューを書くまえに表題作より荒ぶるプレイ表記に少しにこっとしてしまいました。
可愛らしいお兄さんと兄にベッタリの弟のすべてのプレイをやりつくそうとする勢いを感じます。
表題作はほのぼの系、兄弟ものはアブノーマルをとことんつめ込み、最後に…

4

ミルククラウンのためいき 小説

崎谷はるひ  高久尚子 

穏やかな日々に現れた男

 事情があって、両親と暮らさず、学校にもあまり行っていない雪下希。そんな希を面倒見てくれ、自身も勤めるバーでアルバイトをすることを勧めてくれたのはおじだった。
 その店は通常のバーとライブバーを兼ねていて、希はそこで時々サックスを演奏している高遠のしっとりした演奏とその絶妙な表情に密かにファンになる。
 ところがある日の帰り道、高遠が女性と歩いているところを見てしまう。
 その時の高遠は店と…

1

恋愛言語学 コミック

高久尚子 

何が「言語学」なんだか。高校生の楽しい部内恋愛。

タイトルは、今以てナゾです。何度再読してもナゾ。あまり考えずに高久先生のエロ楽しい高校生の恋愛模様を楽しめれば良いって感じのコメディです。
弓道部という、袴で、っていうのが、もうエロい。直ぐはらりとはだけちゃうよ。本当は神聖な弓道場で、不埒な行為についつい及ぶ、長沢。何だかんだ言いながら、許してしまう、可愛い古賀。いつもイチャついてるので、他の部員がドン引きして直ぐに辞めてしまい、あわや廃部の危…

2

フロムイエスタデイ コミック

高久尚子 

高久尚子先生の結構旧めの絵柄が逆に新鮮。

18年前に発行されたようで、今とまずタッチが違います。キャラクターデザインは似ているんですが、全体に濃ゆい。黒々としていて、輪郭が濃い。今の繊細さとは違うので、最初は見づらいなぁ、と思って途中で諦めたりしてました。再読するに、いや、楽しいじゃん!と思い直したりしていて。
「うつむく視線」にチラッと出ていた、蓮水先生と流一くんのお話しと、全く関連しない保健医と男子中学生のお話しが「フロムイエスタデ…

2

うつむく視線 コミック

高久尚子 

僕の気持ちは…ちゃんと伝わっているかい?大人の優しい恋の話。

今日、9月2日、高久尚子先生のお誕生日なのですね。おめでとうございます。
先生の作品の中でも、うら寂しい物語のひとつです。精神的負債を抱えた大人がいじらしくも、臆病な気持ちを少しずつ開いて、相手を受け入れていく物語。高久尚子先生の作品は、ハッピーでエロエロだったり、恋に一生懸命だったり、楽しいものも沢山あって、そのいずれも大好きですが、時々、本作品のようなトーンのものがあって。先生の綺麗な絵と相…

3
非BL作品

愛犬が、私を愛してくれません。どてどてどてちん! 非BL コミック

高久尚子 

切ない主従モノ?

何回読んでも笑っちゃう高久尚子さんの愛犬エッセイ。
犬ってこんなに飼い主を足蹴にすることある?w
設定の欄に「主従」と「片思い」タグが付いてて可笑しいんだけど笑っちゃいけないね。
こんな切ない主従モノなかなかあるまい。
愛犬から非情な態度を取られまくってる高久さんが切ないやら可笑しいやら。
猫ならともかく、犬相手に飼い主がこんな一方通行な片思いになることある??

すべての始まりは高…

3

kissing コミック

佐々木禎子  高久尚子 

淡い想いが成就するまでを丁寧に描いた物語。

佐々木禎子先生の原作もの、という事なので、いつもの高久先生の『らしい』エロさは封印されて、それが好きな私としては少々物足りなさを感じてしまいますが、これはまたこれで、ジュブナイルとして出しても大丈夫なんじゃないかと思うほどに淡くて優しい恋物語になっているかと思います。15年近く以前に発行されたものとなるので、ファッションとか時代感を感じさせますが。(多分、友達の蓑田は当時のハイファッションなのやも…

2

西町診療所の秘密~完全版~ コミック

高久尚子 

つらくて逃げ出したいことや、忘れた方が幸せなこと。

正しいとか、正しくないとかでは無くて。
「つらくて逃げ出したいことや、忘れた方が幸せなこと。」そんな記憶を消すことが出来たなら、もっと人は生き易くなるのに。
そんなことをしても何の解決にもならない、ただ逃げているだけだと愛するクレイは言う。
冬雪は考えてしまう。『そう思えるのはきっとクレイが強いから。』弱い、苦しんでる人たちのことをクレイは少しも分かってはいない…、と。
苦しみも悲しみも。…

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