高階佑さんのレビュー一覧

うたかたの愛は、海の彼方へ 小説

華藤えれな  高階佑 

調教というには甘いなぁ・・

調教やSMは苦手なので、なかなか手を出せなかったのですが、表紙に引かれて読んでみました。

ヴェネチアの光景が目の前に広がるかのような文章に、素敵な挿絵。
それだけでも素敵なお話なのですが、せつなさの定番であるすれ違いや身分の差が良かったです。
レオーネ(受)が終始、男気あふれる、それなのに美しくて本当に素敵でした。アンドレア(攻)も最終的に選んだ決断は素敵。

ただ、アンドレアはレオ…

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江夏が乙女って…

愁堂れなさんの「法医学と刑事の相性」の番外編が載っているとのことで、小冊子を読みました(^-^)v
ネタバレのため、まだ未読の方はご注意下さい!!

話は、江夏が職場に冬城を食べに誘いに来て、いつも通り2人で「もんじゃ」を食べに行く(おいしそう…)のですが、江夏の様子がいつもと違う事に気付く冬城。もじもじ江夏です(^_^;
結局いつもの様に会話をして店を出るのですが、江夏から「今日が誕生日…

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法医学者と刑事の本音 小説

愁堂れな  高階佑 

続編待ってました~

前作、「法医学者と刑事の相性」の続編ですが、今回も楽しく読む事ができました。
ネタバレありなので、ご注意下さい!

こちらの「本音」では、江夏(攻)サイドと冬城(受)サイドの話が交互に展開されます。

冬城の元カレが登場することで、二人の間にすれ違いができるのですが…。前作にもチラッと出て来た元カレですが、今回はお互いに会って話をします。一方江夏は、後輩イケメン君に合コンに誘われたり…

2

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

おもしろかったっ!

ちゃんと世界観を確立しているのが凄いと思いました。
ファンタジーと現実の美味しいところだけを混ぜ合わせた感じです。

舞台設定は中世ヨーロッパっぽいんですが、この世界独特の事柄も多いんです。
それがなんともBLらしい設定ではあるんですが、小さなエピソードを重ねることでご都合主義ではなく「そういう世界観なんだ」とストンと心に落ちてくる感じで、すごく素直に受け入れられます。

妾腹の子を「…

4

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

花丸Blackで、こう来るとは

重かった
痛かった
くさかった

登場キャラも、
自己陶酔、
DV
押しつけがましい、

でも、ガッツリ泣かされちゃいました。

この表紙、このタイトル、この帯だと切ない系かなあと思って
でも、レーベル的にハードエロ方向でガッツリ系だし…???
よもや、ハードなエロじゃなく、ヘビーな過去でBlack認定されていたとは。

公平のキャラが絶妙です。
下手すると、善意を…

5

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

マグロ漁船BL

・2編に別れた作り。
・前半は志岐の魔性っぷりが鼻につくかも。
・ワケアリ志岐くんのワケがわかってからの展開がヤクザ絡みとはいえ、
なんだかあっさり。
・後半は、エコロジーを感じさせる内容
・くじらの鳴き声ってマネできるの?w
・主役を食ってる脇役たち。(良い味出してる!)

総評
前半のワケアリが重そうなイメージがあったんですが
兄の死により強制的に終了感。
殺人…な気がす…

2

DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

もっと早く読めば良かった!

ストーリーは皆さんが書いていらっしゃるので割愛しますが…

もっと早く読めば良かった~!
お話は、かなりしっかりしています。
内容も面白く、刑務所という閉鎖空間での濃密な雰囲気と何より絵が素晴らしい…。
ディックもユウトもカッコ良すぎです。

カンタンにHはしません。
でも、途中途中でストレートのはずのユウトの揺れ動く気持ちとゲイのディックの思いが交わった時の妖しい空気に萌え~って…

13

深紅の背徳 小説

夜光花  高階佑 

愛がなかった・・・

夜光さんの作品は大好きでほとんど読んでますが、これはいただけなかった・・・
感情がついてこず、本当にヤってるだけ。
主人公CPの受が、当て馬と関係を持ったとかそういうのも普通は地雷だと感じるのですが、それすらも感じないくらい、主人公CPに愛が見えなかった。

夜光さん作品の魅力である執着もエロも今回は冴えがなくって、中途半端だったと思います。

4

うたかたの愛は、海の彼方へ 小説

華藤えれな  高階佑 

歴史モノは難しいですね~

ルネッサンス期頃のベネチアを舞台にした下剋上的復讐モノな物語。
こういう時代背景的歴史ロマンて難しいと思いました。
いかにも物語物語して、ある程度の歴史があるわけなんで、そういった歴史を2人の愛が動かすというのは、どうも御伽話めいて見えてしまって(ファンタジーなんでいいのでしょうが)、妙にリアリストの部分が頭をもたげてウソ臭く見えてしまう。
国を動かすまでしないほうが、2人の関係に終始のめり…

2

水底の月 小説

椎崎夕  高階佑 

男遊女と異国船船長の恋

特殊な生まれのせいで、男でありながら遊女として暮らす深月。
閉ざされた世界の中ですべてを受け入れてきた深月は、ある日楼主の命令で異国に向けて開かれた「島」へ渡ることになる。
そこで出会ったのは異国船の船長、コンラート。
外の世界の匂いのする男に惹かれていく深月だったが……

遊郭モノ。正直遊郭モノはあまり得意ではなかったんだけど、これは好きでした。
遊女の息子として生まれた主人公の深月…

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