高階佑さんのレビュー一覧

逃した魚 小説

中原一也  高階佑 

逃した魚は大きく見える?

今回のおやじは、とーっても人の良い釣り好きの昼行燈41歳の行政書士。
作者さん過去作品『よくある話』に30代にして縁側こぶ茶が夢の枯れたおやじが登場しますが、それ以上に枯れ果てている。
イケメンでもなければ、とにかく取り柄は人を疑わないまるで少女のような(?)初心さを持つ、本当!いい人。
片や、攻めになるイケメン男性はフケ専?ちょっと素直じゃなくてひねくれていて、確かに気が効いていて仕事も出…

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恋はさやかに 小説

伊郷ルウ  高階佑 

読みなれ過ぎた文体でスラスラ読めるが・・・

伊郷ルウさんの本は発売されると、最近は当り外れが多いなーと思いつつ買ってしまう。
今回のお話もほどよく面白かったのですが、凄く面白いと言うわけでは無かった、安定感があるのだけど、こんなもんかなぁ・・・と。

会社社長と老舗料亭の跡取り息子の「資金援助の担保は君だ」というよくあるパターンの話です。
でも体が担保と言っても、それぐらいの気持ちが無いとそんな大金を融資して欲しいなんて軽々しく言っ…

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Chara BIRTHDAY FAIR2010 キャラ文庫創刊13周年記念(愁堂・高岡・松岡) グッズ

松岡なつき FLESH&BLOOD 誤解

猫アレルギーなのに、愛するカイトの愛猫にメロメロなナイジェルのエピソード。

いきなり容態が急変したように見えたブラッキーを前に、慌てふためくナイジェル。

しかしその症状は「普段は鮫みたいに恐い」と恐れられてるナイジェルだけが知らず、船員みんなが知っていたこと。

情けなくて自己嫌悪で落ち込むナイジェルを 優しく慰めるカイト。
いつもと違って、カイトの方が宥めてるすがたが珍しいし、…

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Chara collection EXTRA 2007 グッズ

松岡なつき FLESH&BLOOD 幸福

宮廷道化師として宮廷で過ごすカイトの宿舎を一人で尋ねたナイジェル。カイトとふたりでいろんな話をして、カイトが今足りなく思っているものを差し入れることに。

翌日それを持ってカイトの元を訪ねたナイジェルは、カイトがジェフリーと外出してることを知らされ、ショックを受ける。

きっと今頃 カイトはジェフリーから欲しいものを買ってもらっているだろう。自分の買ったものなんて不要に違いない。

ジ…

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Chara collection EXTRA 2008 グッズ

松岡なつき FLESH&BLOOD 目指(まなざし)

宮廷で古典的ないじめを受けるカイト。
ピッポに頭から残飯を掛けられ、衣装を汚してしまったカイトは、ジェフリーの助けで女王から王室衣装局から衣装を持ち出す許可をとりつける。
たくさんの衣装の陰で、職員の目を盗み ジェフリーとつかのまのイチャイチャ。

固いボタンを一つ留めるのに、ご褒美にキスひとつ。

甘い試着のお話です。

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深紅の背徳 小説

夜光花  高階佑 

神父さま陵辱!

とりあえず神父様陵辱萌えーー!!
最大萌えポイントはここだと思うですよ。
田舎町の貧乏教会の神父、真人[受]の元に怪我をした訳有りそうな男奈義[攻]が現れます。
あきらかにカタギでは無さそうな奈義をそれでも治療してかくまってやる真人。
彼は吸血鬼ではないんですが、血を好む病気を持っており怪我人の奈義の血を見て以来血に飢えて苦しみます。
なんだかんだで奈義は真人を犯しちゃうんですが、やっぱ…

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DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

うーん切ないッ!

あぁぁもう萌えたり切なかったり…あぁぁ!!!

同僚殺しの冤罪で逮捕され、囚人となったユウトと、その同室者ディックのお話。
最初はBLっぽくなくて退屈じゃないかーと思ってましたが、
読み進めるほど面白くなっていくではありませんか…。いい。

物語の中で、ディックは正体不明のテロリストを探すという任務を担っています。
なかなか見つからないユウトに感情移入しまくりで!!!
文章がよかっ…

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闇夜のサンクチュアリ 小説

高岡ミズミ  高階佑 

もうちょっとなんだけどな~

挿絵とヤクザキャラ、タイトルに惹かれて購入。

キャラのそれぞれの設定はすごく好きです。
でも、受けのトラウマがもっと全面にでるか、事件をもうひとひねりあるか、エロが増えるかどれかあれば面白くなる気がします。

受けの暗闇に対するトラウマで、そういう状況になるのですが、
こうイマイチ切迫してる感じがもてなく
ドキドキしなかったんですよね・・・
2人もいつ結ばれるが遅く、まさかエロな…

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義を継ぐ者 小説

水原とほる  高階佑 

カッコイイわ~

やーもう、カッコイイよ。
こういうBLのヤクザさんたちというのはある意味メルヘンよりもメルヘンなのかも知れませんが、腐女子のハートをワクテカさせる素材としては最高ですね。
主役ふたりだけでなく、彼らを取りまく親分さんたちの縦や横の繋がり含めてカッコいい。
「男が男に惚れる世界」って、実にロマンだなと思います。

今回の主役の二人は、体格が同じっていう点も良かったな。互いに服を貸し借りできるんですよ…

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闇夜のサンクチュアリ 小説

高岡ミズミ  高階佑 

ラストエチはいらなかったかな~?

高岡さん初めての刑事ものだそうですよ!?
ヤクザがあれば、何となくセットで刑事もありそうだったんですが、そうだったんですね。
最後にあとがきを読んで、なるほど~。
ご本人も書かれているように火サスな作りだったんですよww
ある事件を負う刑事、その刑事には過去の事件によるトラウマがあって、それを知っている男が、その事件に絡むヤクザとして登場して、、
実に火サスっぽいつくり。
おかげで、事…

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