高階佑さんのレビュー一覧

堕ちゆく者の記録 小説

秀香穂里  高階佑 

どの評価も押しにくい

ちるちるさんの評価って、☆によってポイントが変わるわけですが、
それで言うなら、☆4を付けたいくらい私にとっては面白いストーリーでした。
だけど、☆4って萌×2じゃないですかー……
面白くはあっても、萌えは無かった……

しょっぱなから2日半ほど一杯のスープで過ごして、
中頃には一日二回の食事、最後のほうに三日の断食って、Aはガリガリになったんじゃ?
一日二回の食事なのに一日一回の排…

1

知らなくても生きていける萌えの話 小説

英田サキ  高階佑 

ふぅ~ん

エッセイを読むのも大好きなので 手を出してみた。
英田サキ先生の性格が出ています。
無責任のドキドキとドロドロですよ。
先生が愛に貧欲の傍観者だったとは。
オタクの心得も書いてあります。
萌えとは? オタクの本髄とは??
作家なので妄想する事が仕事ですもんね。
それで あの素晴らしい作品の数々が出来ると思うと
そうだったのか~と納得です。
真面目に真剣に書いていらっしゃいます。

2

Blue Rose 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  高階佑 

男娼 青

自分をとことん痛めつける。
そうしないと自分を保てない。
男娼 青。
人の助けを断る男。
いつも孤独の中に住んでいる。
お客は毎回擬似恋愛だ。
人前では笑ってはいるが 心からは絶対に笑ってはいないだろう。
過去のこだわり。
心のキズはそう簡単には直らない。
義父との再開場面がこの本の核ではないか?
忘れられない男だった義父。
だが最も残酷でもあった義父。
義父は青をまったく…

3

神様も知らない 小説

高遠琉加  高階佑 

続くのね

確かに、裏表紙のあらすじには「--数奇な運命の物語が始まる。」って、ハッキリ書いてあるわね。
しかし、
ホントに、始まっただけで終わるとは、、、。
いったい何冊ぐらい続くのかなぁ、、、。
最初の事件の謎的には、もうからくりが明らかだけど、次は流刑事のターンらしいので、佐季と司の過去と、流刑事の関わりが絡んでくるのかな。

それにしても、最後にちょっと出てきた日置検事が気になる。
本編…

4

HARD TIME ~ DEADLOCK外伝 小説

英田サキ  高階佑 

いつもの文庫で出してくれていれば文句なしでした…

先に評価を書かれていらっしゃるsnowblackさんがほとんど自分と同意見のことを書いてくださっているので、ストーリーの点では特にコメントすることはないのですがただ正直、ディック×ユウト、ロブ×ヨシュアのお話と比較すると個人的には少し評価が落ちます。
それでも、いつもの文庫で出してくれていればスピンオフということでもう少し評価を高くできたのですが…

本編の感想とは少し主旨が違ってしまいます…

9

タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

舞台や設定は斬新で面白い

ドラマCDのほうが先だったんですが、原作も1912~1917と立て続けに読んでみました。

結論から言っちゃうと、
小説ヴァージョンのほうは1912のほうが整合性があって読みやすい。
ユーリとミハイル、二人の「ボタンの掛け違い」や「生育環境の違い」が
対照的に表されているので、混乱が少ないんですよ。

ただ、和泉先生作品を読むと、設定は壮大でマスな感じがあるんだけれども、
人物描写…

3

HARD TIME ~ DEADLOCK外伝 小説

英田サキ  高階佑 

安定感もありファンには楽しめるが、正直物足りない

ハリウッド映画を見ていたようだった、あの「DEADLOCK」の番外編。

ユウトとパコのロス市警での同僚・ダグ。
別れた恋人にも昔の彼女にもゲイなのでは?と指摘された彼は、
それを確かめたいと思って一人ウエストハリウッドのクラブに出向く。
そこで出会ったとびきりの金髪美形男・ルイスに誘われて彼の家に泊まるが、
翌朝なにも覚えておらず、「やっちゃったのか?俺」状態…
当然気まずい朝とな…

10

Blue Rose 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  高階佑 

自分には無いからこそ欲する

blue rose、青はただひたすら立っています。
衝動に耐えて耐えてそれでも欲する。
真に何を欲しているのかは作品を読んで確認してください。
何が欲しかったのか、本人にも最初はよく分かってなかったのではないでしょうか。
それでも誰かに優しくして欲しくて、優しくしたくて、
でもそれだけでは全然駄目で……
徐々にふらふらしていく青、でもそんな中で登場人物が上手く動いてくれます。
青は強…

1

水底の月 小説

椎崎夕  高階佑 

世界が広がる時

今まで読んだ健気受で1位、2位を争うくらいに健気でした。

商談が終われば自国に帰ってしまう攻め様と天涯孤独で生まれ持った容姿の所為で隠れるように生きて行かなければ行けない受け様。

受け様の祖母、そして母親も遊女でした。受け様の容姿は母親側の先祖還りのようですが、そういう事が珍しい為に、母親は身請けをしてくれるはずだったの受け様の父親に捨てられて、遊女として一生を終えます。

そして…

2

Blue Rose 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  高階佑 

10年かかって

10年かかって完結にたどり着く物語。

それは、物語世界の中でも、作品の完結としてでも。

約10年前に書かれた物語は、男娼「青薔薇」が「愛を売る」パートと、百瀬青が「得たかった愛」のお話。
章立てされた、ひとつひとつのエピソードでもそれぞれ完結した1冊の本になりそうな内容なのに、トオルという1本の縦糸を絡めて、青と青に関わる人たちのお話が、密接にリンクしていきます。
人間は、ただ一面…

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