高階佑さんのレビュー一覧

白夜に青い花 小説

華藤えれな  高階佑 

天使と悪魔と善と悪

始まりはまだソヴィエトと呼ばれた東西冷戦の終盤の共産国である時代。
それからベルリンの壁崩壊後の7年の歳月を経た再会。
ロシアから独立した架空の国スタボリア共和国を舞台に元ソヴィエトKGBスパイで現スタボリアの副大臣と外務省の職員という、とても因縁のある相容れない立場の二人の物語だったのですが、そうしたシリアスでシビアな背景と事情があるのに、あるからこそか、
ハードとロマンチックが融合してド…

8

白夜に青い花 特別番外編「大臣の恋人」 グッズ

いつのまにかスパイから一国の大臣

凄いですね、ハニートラップを仕掛けるような身体をエサにして来た過去が
まるっきり嘘のように今では一国の大臣になっているイリア。
本編で3年ぶりに再会して、女王様然とした態度で桐原を迎えに来たなんて言って、
熱く抱き合った翌日以降からの日本でのハードなスケジュールのシュート。

相撲を表現したイリアの言葉がツボにハマったりしたのですが、ハードな日程で
イリアが過労でダウンして、予定を変更…

3

白夜に青い花 小説

華藤えれな  高階佑 

裏切りと再会、消えぬ愛

作品はソビエト連邦時代、まだ東と西に分かれた時代のソビエトを舞台にした話で
今でもスパイものでは名前の上がるKGBの美しき元スパイで連邦が崩壊した後は
架空の国の軍人で大佐になっているイリアと崩壊前はソ連の外交官補として
ロシア語の勉強の為にソビエトにやって来ていて、現在はエリートから外れた
外交官として秘密裏の任務を行う汚れ役をしている桐原との再会もの。

今は無い国の話で、架空の国…

6

眠る劣情 小説

夜光花  高階佑 

あらすじがすごいネタバレですw

まぁ夜光花さんの作品ですから、本格サスペンスは期待していません。(言い方がとても失礼ですみません)
読む前に犯人は誰って大体予想できました。
受けは大変好みで、おちはすべてを明かしました。
でも攻めは結構ムカつくなやつですね。
諦めきれなかったからあれを実行したのは分かっているけど、受けは嫌なら一回だけでも満足して彼女と結婚するって、執着と愛がちょっと中途半端じゃありませんか?
しかも受…

4

DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

この作品、作者、絵師様のせいで、BLにはまり込んだ恐ろしい作品です!!

それまでのマンボウは、ただの読書フリークでした!年間五百冊位読んでました!キラキラしいBLコーナーが気になりながら、(哲学書からマンガまでのタイプです)ある日、イラストに惹かれ、えぃ!と、購入したのがこの作品!…こんな世界があったのか!!年間五百冊が、全てBLに投入の、記念すべき作品です!!マンボウ購入歴のトップを飾った名作です!!高階祐先生!コミック化で、一巻購入、大変でしょうが、無理無いていど…

9

Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

いろいろ読めて楽しかった。

読みたい作家さんが書いてたので全サの応募してみました。
気になった作品の感想をいくつか。

「熱い日々」秀香穂里
原作?は読んだことないんですが、今回の読んだだけでもなんだかとても面白かったです。
ツンデレというか美人系の仕事のできる姉さん受と大型ワンコのような攻。
別の仕事が入ったからと一緒にするはずだった取材旅行に出られなくなった2人。
攻は別の人物と現地へ向かって仕事を。
受…

1

Chara collection EXTRA 2007 グッズ

『桜姫』です!

今までの方のレビューを拝見して思うに、みなさま『お目当て』がそれぞれ違うんですね~。同じ作品(小冊子)を指しているとは思えないくらい。

私はとにかく『桜姫』です。オンリーワンです。

もともとキャラ文庫の人気シリーズはあまり読んでいない(あるいは好みではない)ので、毎年発行されるこの小冊子もこちらしか持っていません。そもそも応募する気がないんです。興味がないから。
でもこれだけはどうし…

1

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

私は好きです。

貴族、主従、惚れ薬等々要素満載のコッテコテBL作品です。

なにより、健気受け好物の私には堪らない作品でした!!
数十回と読んでますが未だに号泣しながら読んでます。

他の方もおっしゃる通り攻めのアホさと受けの強情さには呆れながらも可愛さを感じます。

少々展開になるさを感じるところ、逆に展開が早いなぁというところも確かにないとは言えません。

それを差し引いても受けであるキユナ…

0

楽園の蛇 神様も知らない(2) 小説

高遠琉加  高階佑 

時の流れは

結構残酷。

流さんの、
流さんが、まだ若くて、熱かった、刑事になりたての頃のお話。

この作品、三部作の2作目ってことになっているが、冒頭が佐季と司の子供時代だし、
流さん登場しても、なんか、めっちゃ初々しくて熱血なんで、前作の、あの流さんと全然結びつかなくて、前作をなかなか思い出せなかった。
でも、この過去があった上での、今の佐季や司や流って事で、第三部に話はつながっていくので、…

2

Chara BIRTHDAY FAIR 2013 キャラ文庫創刊16周年記念 グッズ

ねこじゃらし

毎年おなじみのバースデイフェア小冊子。
ホーリンラブブックスさんでの特典指定では「描き下ろし小冊子A」。
水色表紙の本です。

英田サキ「DEADLOCK」・cat or dog
タイトルのまんま、猫と犬のお話。
「HARD TIME」のルイスとダグの新居の引っ越しパーティに集まった面々。
ルイスの猫が何故かディックにだけは懐かない。
意気消沈して帰宅すると、今度はユウティにまでそ…

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