いつき朔夜さんのレビュー一覧

シェイク・ミー・テンダー 小説

いつき朔夜  本間アキラ 

安定した読み心地の ご当地もの

初読みの作家さん……と思いながら読み始めて
すぐに、ああ絵師の石原理さんに惹かれて読んだ
『つながりたい』の作者の方だと気がつきました。
方言と文章が印象に残っていたんですね。

          :

舞台は北九州・小倉。
格闘技系インストラクターと、年上のバーテンダー。
それぞれ過去を持つ大悟と青磁。

安定した読み心地の作品だった。
すごく心揺すぶらたり好みだったり…

5

溺れる人魚 小説

いつき朔夜  北上れん 

桂、コノヤロウ。

足の痛みによって水泳選手から離脱している眞生はスイミングクラブで講師のバイトをしていた。
そこに現れた、派手な見た目で優雅に古式泳法を使う桂に目を奪われる。
鍼灸師である桂は眞生の病にひたむきに向き合ってくれて、眞生は徐々に心を開いていく。
けれど桂は他にも手を出していることを目撃してしまい、眞生は桂を遠ざけて──。

チャラ男、本気の恋に落ちる。そんなお話です。
ミイラとりがミイラ。…

4

シェイク・ミー・テンダー 小説

いつき朔夜  本間アキラ 

方言はそこまでキツくない

設定、文章、台詞、展開など、浮ついたところのない、素敵な小説でした。主に本間アキラさんの挿絵が目当てで購入したのですが、その点も大満足。カッコ良い大悟と美人な青磁と、何より扉絵にもなっているバー店内の描写は素晴らしく、じっくり眺めてしまいました。

大悟と青磁、それぞれが過去そして現在と向き合う場面にグッときました。二人の心情が交互に描かれるので、理解しながら読むことができたのも良かったです。…

6

シェイク・ミー・テンダー 小説

いつき朔夜  本間アキラ 

読後感は保証します

北九州・小倉を舞台にした、いつきさんのご当地お仕事モノ。鉄板です。そこに本間アキラさんのイラストとくれば美味しくないわけがない‼

 主人公の大悟(24歳)はスポーツインストラクター。空手黒帯で、ボランティアで地元の防犯活動に参加している硬骨漢。ある夜ハッテンバの公園で、不良たちの「オカマ狩り」に遭っていた男を助ける。近くの店のバーテンだというその男青磁(30チョイ前くらい?)の際立った美貌…

9

シェイク・ミー・テンダー 小説

いつき朔夜  本間アキラ 

いい年下攻めでした!

久しぶりに小説読みました。
イラスト(本間アキラせんせ)に惹かれて購入しましたが、本当にお話も素敵でした。

基本的に年下攻めが好きな私ですが、これほど良い作品に出会えたのは久しぶりかも・・・。

空手黒帯、よまわり隊(町の警備隊みたいな感じかな)のメンバーで強い攻め、邦光大悟と暗い過去を持つ場末の店の美人バーテンダー氷川青磁のおはなしです。
九州の小倉が舞台という地方BLで方言とか可…

12

シェイク・ミー・テンダー 小説

いつき朔夜  本間アキラ 

美人バーテンダー受け

攻めはガッシリ型年下攻めでした。これも小説ディアプラスで気に入ってて続きが読みたいと思ってたのですが、表紙!素敵ですよねえ。なんだこの受けの細腰。色っぽい首筋。アンニュイな表情。そして男らしい攻めが後ろから抱っこ!構図が最高です。

攻めの北九州弁もよかったです。ご当地BL素敵です。ストーリーは過去にとても可哀想な目に合った受けが心優しい攻めと出会い最後は幸せになるという自分の好みどストライク…

9

カモフラージュ ~十年目の初恋~ 小説

いつき朔夜  香坂あきほ 

絵は大事

 いまさらなんですが、絵の力って大きいな、って思います。1冊の本を購入するかどうかで迷うとき、最後の決め手になるのははたいてい絵だし、作品の評価をするときも、ついつい絵の方に引きずられてしまうことが多々あります。もちろんそれはプラスとマイナス、両方向あるわけで。

 本作の場合、残念ながら後者でした。表紙からしてどう見てもこの抱き合う2人が自衛官(攻め)と医官(受け)には見えない。最初は自衛官…

1

霞ヶ関ラヴァーズ 小説

いつき朔夜  高階佑 

真面目に型破り

いつき作品といえば、BL界でも珍しく北九州が舞台で、ちゃんと登場人物は博多弁とは違う北九州独特の方言を操っていて、攻めはバックに玄界灘しょった荒くれで、みたいな勝手なイメージがずっとつきまとっていたので、霞が関?官僚BL??また随分と遠いところへ・・・が最初の印象でした。

 でも、読めば決して優雅でも華やかでもない若手高級官僚の日常がよく書き込まれています。舞台は違えど、お仕事ものとしての…

3

霞ヶ関ラヴァーズ 小説

いつき朔夜  高階佑 

官僚萌え

霞が関ラヴァーズ。題名でやられました。
お堅いですね~。
でのその堅苦しさにぐっとくるんです。
御手洗も、逸見も、素晴らしい。是非この2人の官僚に国を動かしてもらいたい!!!素直にそう思えます!!!
いつき朔夜先生の無理のないキャラクターや、エピソードが本当に大好きです。
今回も、現実離れしたエピソードや、わざとらしいキャラクターが全く無かった。自然です。
少し物足りなく感じるという感…

3

背中で君を感じてる 小説

いつき朔夜  宝井さき 

過程が最高

まじめで誠実な二人が、きちんと順序を踏んで、
まじめなお付き合いを始める過程にキュンキュンしました。
なんというか、結果が必然でした。
あ、こら惚れてまうわ…、ってなります。
士朗の真っ直ぐさは眩しいし、男前な鬼束の、完璧なリードっぷり。
物語の結構冒頭の方(出会ってからすぐのあたり?)から、
鬼束→士朗って感じだったのも、素敵です。
途中のデートシーンの詳細(プールとか食事とか)が…

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